ロンボク島旅行第3弾!
バリから船に2時間ほど揺られて着いた小さな島についたお話しが、こちら↓
そして、車の走らない更に小さな島、ギリメノに滞在して、3年ぶりにダイビングをした。
ダイビングをした、その日の夜に、村を挙げての結婚式があるからと村長に誘われた。↓
この日の夜は、一緒にダイビングをした、オランダ人のぺトリックとモッくん似のイケメンのイギリス人のロブと夕日を見に行く約束をしていた。
それで、3人で合流した際に、結婚式に皆で行こうよと誘ってみた。

2人は、Yes! もちろん行く!と即答。
こうして、ギリメノ、村あげての結婚式の祭りに参加することになった。
村の広場に、突如、黄色の鉢巻をした、鼓笛隊が現れた。

いやー、どこに今まで潜んでいたんだい?っていうくらいすごい数の人々が突然現れたのだ。
鼓笛隊は、全員男性。若者が多い。
町の広場が舞台になり、音楽を奏でたら、一斉に皆、踊り始めた。
その音楽は、同じリズム、同じテンポのフレーズ。これが永遠に続く。
鼓笛隊の腕前は、なかなかのものだ。
せっかくだから、もっと他の曲もアレンジすればいいのにーなんて思うのだが、もしかして、結婚式での伝統の音楽で、これしか奏でてはいけない!っていう決まりがあるのかもしれない!
村長のハジに聞きたいが、音楽が爆音だし、ハジは、煙草を吸いながら、ノリノリで踊っているので、聞くタイミングがない!

よーし!私も踊ろう!
ビンタンビールの大瓶を片手に、ダイビングの疲れも忘れて踊った!若いっていい!
キャプテンや、貝をとってくれた、マンさんもやってきた。
子供達も楽しそうに踊っている。

しばらくたったら、カラオケ大会みたいのが始まった。
各々、ステージで気持ちよさそうに歌っている。
ちょっと日本の盆踊りのような雰囲気だなって思った。
ところで、私は、この3年後にモロッコのサハラ砂漠の近くのザゴラという町の地元民の結婚式のパーティーに参加することになる。
この時、結局、新郎新婦に会うことができなかったという体験をした。↓
実は、このロンボクでの、「結婚盆踊り」の時もモロッコと一緒で、新郎新婦が誰だが結局、わからなかった。
ロンボク島は、イスラム教を信仰している人達が多く、ササック人と呼んでいたが、私が滞在していた、ギリメノにササック人がどれくらいいるかよくわからなかった。
そしてこの結婚式の宗派もよくわからなかった。
とにもかくにもこの、夏祭りのような結婚のお祝いの儀式は、夜通し永遠に続いた。
私は、夜中の1時にもう眠気に勝てずに帰った。
そりゃそうだ。3年ぶりのダイビング、それも3本もして、そこから、夜通し盆踊りという流れだ。

これが、この旅の1番のビックイベントになった、2000年7月22日だった。
日付が変わったが、この日、ぺトリックとロブは、ギリメノを去る。
夕日を見た後、朝日も一緒に見に行こうと約束していた。
どんだけ、太陽を追っかけてるんだって感じだ。笑

約束したのは、結婚式に参加する前の話しだ。
3人共、まさか、こんな夜中まで大騒ぎするとは思っても見なかったので、私も、もし、目が覚めたら、約束のビーチに行こうと思っていた。
起きれないと思っていたら、なんだか、熟睡したのか、パッと目が覚めた。
約束の5時だったので、ビーチに行ってみた。
ぺトリックが来ていた!
日の出前には、ビーチで地元のおばちゃんたちが結婚式の朝食の為の魚を調理していた。

日の出の予定時刻は、6時半だった。
なんで、5時に待ち合わせしたのか、よくわからなかった!
モッくん似のロブも、その頃に、「二日酔いだ、遅れてごめんー」とやってきた。

ヨーロッパからやってきた彼らと日本から飛んできた、私が、ギリメノという小さな島で出会い、ダイビングして、夕日と朝日みて、結婚式に出て、ってなんかすごいご縁だなって思った。
この2人と今日、お別れ。
2人の船を見送った。

寂しいなー。
そうしているうちに、昨日の鼓笛隊が、本土のロンボク島に戻るようで、物凄い数の人達が集まってきた。

昨日は、暗闇の中だったので、わからなかったのだが、黄色の鉢巻に、派手な緑色のシャツの衣装は、その昔のジャニーズみたいで、なかなかの舞台衣装ぶりだった。
スピーカーや楽器も全て、本土から持ってきたようだ。

お見送りの人もたくさんきていた。

今日のBGMは、私的には、蛍の光だ。
そんなわけで、色んな人が一気に去ってしまい、なんかシーーーーんと島全体がしていた。
祭りの後の寂しい空気が流れた。
私のバリ、ロンボク旅行もいよいよ日本帰国の日が近づいてきた。
次回、最終回、お楽しみー!↓
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