日本でも家探しは大変だと思う。
海外になるともっと大変だ。
私は、フランス1年、ニュージーランド2年、オーストラリア6年の滞在中、必要に応じて引っ越しをした。
フランスは、最初は、シェアハウスに住みたかったのだが、フランス語がよくわからなくて、結局学校に相談してホームステイになった。
結果的には、フランスの家族が出来たので、ホームステイにしてよかった。
ニュージーランドの2年間は、2人の男性とのシェアハウスだったが、私が、「姑」と名付ける、掃除狂い(!)のコロンとの生活は、今でも忘れられない思い出の1つだ。
キャビンクルーになった5年間のうち、シドニー3年、ゴールドコースト2年に住んだ。
全てシェアハウスで過ごし、合計4回引っ越した。
シドニーでは、最初、とりあえず住んだところが、怪獣のような子供のいるひどいところだった。
「恐怖の怪獣館」と勝手に名付けていた。
いや、困った、どうしよう!と必死に探したところが、ピーターパン トニーとのシェアハウスだった。↓
この家は、気に入っていたのだが、トニーがその当時、一番お金になると言われている、Mining (鉱山)で働く仕事を見つけたことから、引っ越しを余儀なくされた。
ちょっと家探しから話しがそれるが、Miningについて聞いていただきたい。
2008年当時、オーストラリアは、中国経済が順調なことで、鉱山で取れる色々なものの輸出がぐんぐん伸びていた。
その仕事をすれば、年収1200万円ほどになるという。
仕事は、体力勝負で大変らしいが、1年と決めて、働きに来る人が多いそうだ。
オーストラリアは、物価も高い分、お給料もいい。
私が滞在していた、2007年当時も平均年収が650-700万円ほどだった。
スーパーの陳列の仕事でも、時給1600円ほどだ。
日本は、本当に人件費が安いと思う。
そんなわけで、ピーターパン トニーの一攫千金の夢は、応援したいものの、私は、家探しを強いられるので憂鬱だった。
何せ、私の仕事は、キャビンクルーなので、家の内見を予定しても、スタンバイで呼び出されることも多々あり、なかなか予定が立たない。
こんな不規則な仕事なので、仕事をしながらの家探しは、大変だった。
7つほどのシェアハウスのサイトに登録して、自分の希望を入力していく。
希望に近い物件があると、お知らせ機能が働くのでチェックする。
ちょっとした、出会い系アプリみたいな感覚だ。
オーストラリアらしいなと思うのが、ゲイか、ストレート(同性愛者ではない人)という項目が必ずあるということだ。
何人かの人から連絡があり、数日経って、返信すると、「残念ながら、既に契約済みです。家探し、頑張ってー。good luck」と言われる始末。
ショックー---
私の希望は、空港行きのバスのエリア。
車のない私は、バス停や駅から徒歩圏内で近いというのも大事なポイントだ。
よさそうなところがあれば、足を運ぶのだが、これまた、出会い系サイトと似ていて、第一印象が物凄く大事になる。
いわゆるフィーリングっていうやつだ。
サイトで見ていた写真のイメージと実際の物件のイメージがマッチしない物件も多い。
そして何といっても、一緒に住む、フラットメイトの相性が大事だ。
私の希望は、2人暮らしで、女性よりも男性がなんとなくいいなと思っている。
トニーと私は、サザエさんに出てくる、カツオとサザエさんみたいな、なんか兄弟のような関係で、距離感が素晴らしくよかった。
なかなかこういう人は、見つからないと思う。
こうして、ひたすら、マッチする物件がないかと探す日々が続く。
つづく。↓
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