バレヴ Բարեւ(アルメニア語でこんにちは!)
アルメニアでは、地元のバスツアーに参加してみたのだが、出発時から、申し込んでいた内容と全然違って、ハチャメチャ!
前半の話しはこちら ↓
岩の山を掘り抜いて作った立派な修道院で、世界遺産の「ゲガルド修道院」を制限時間30分で駆け回った。
ゲガルド修道院では、「ガタ」というパイが有名とのこと。
駐車場のまわりでは、あちこちで、そのパイを売られていた。
とても美味しそうで売り込みもすごい。
1口、試食で食べた。
日本で食べる、クリームパンみたいな味。
美味しいけど、小さな1切れで600円くらいもしたので、NO THANK YOU!
世界遺産でもあるので、観光地価格がやっぱりすごい。

まあ、コインランドリーが3000円もするこの国。
その時の話し。↓
ちなみにアルメニアの、平均手取り月収は、10万円ほどしかない。
レストランも普通に、1人3000円くらいするし、スーパーに行っても、日本より高いものがたくさん売っている。
この国がどういう構造になっているのか、よくわからない。
さて、相変わらず、ドライバーに置いていかれないようにと追われるようなツアーが続く。
すると、ドライバーが、「パン作りが見たいか?」と聞いてきた。
元々、このツアーに入っていたみたいだが、行くのが面倒くさくなったらしく、あえて聞いてきた。
「もちろん行きます。」と答えたら、「ちょっとだけだぞ」と言ってきた。やれやれ。
おばあちゃんがかまどでパンを焼いていて、いいにおいがした。

そこはレストランも併設していた。
そういえば、ランチはいつ食べるんだろうと思いながら、パンを焼く横で、ざくろを絞ってジュースにしているお店の女性がいた。
とっても美味しそう。
値段を聞いたら、700ドラム。300円ほど。
それなら買ってみようと、ウキウキ。
ざくろも絞らせてもらった。出来上がりをすぐに飲んでみた。味は、渋い。

パンも一緒に買って、お会計しようとしたら、出ました、出ました。
値段が違う!大幅に値上げ。
ざくろジュースが2,000ドラム(1000円)くらいになっている。
出た出た。
私達は、話しと違うと文句を言うのだが、そう言っても全くだめ。
向こうは、アルメニア語、私たちは、英語で、全然会話が成り立たない。
そのうち、オーナーらしき大男も出てきて、彼も怒っている。
しかし、こちらも引けない。
たかが、一杯の渋いざくろジュースに、銀座三越地下でもこんな値段がしないものに払えない。
おまけに現金もそこまで持ってなかった。
ふと、声が遠くから聞こえて、振り返ると、あのドライバーが手招きして、早く来いと言っている。
それなら、パンもジュースもいらないと言って、去ろうとしたのだが、何せ、1口飲んでしまっているので、向こうも引かない。
そして更に、あのドライバーの手招きが激しくなり、遠くからでも、怒っている様子が伝わる!
彼は、1秒でも早くここを出たいからだ。

板挟みになり、ひとまず、ドライバーと同乗している、アルメニア人観光客通訳を呼んで、事情を話した。
しかし、全く持って、交渉にはならなかった。
くそ!!と久しぶりに暴言が出た!
ほぼ現金全財産を払って、去るしかなかった。
ドライバーは出発が遅れたと、ものすごい不機嫌になる始末。
ざくろジュースは、とんでもない結末になった。
ベトナムでぼったくられた話しが頭をよぎった! その時の話し ↓
シーンとした中、車が出発。
そして、このタイミングでドライバーが、ランチ場所のレストランに行くと言った。
もう食べる気も失せ、私たちは、外で待つことに。
ドライバー&アルメニア人&中国人2人がレストランに消えたのだが、しばらくして、出てきた。
もう食べたのかと思ったら、中国人が、レストランが高すぎたから、やめたと言っていた。
ドライバーも何も食べられなかったのか、更に不機嫌になった。
まあ、考えてみれば、最初からこのツアーがめちゃくちゃだったから、こうなる運命だったんだろう!
昔の私なら、腹も立っただろうが、もう今回は、怒りもすぐ消えた。

天気もいいし、ここに来られてよかった!とちょっとオトナな気持ちの切り替えができた。
それまで、アルメニアのお気に入りの曲をかけて、ノリノリだった車内の、音楽も止まり、車の走る音だけが聞こえた!
そんな重苦しい雰囲気の中、しばらくして、ガルニ渓谷にある、ストーンシンフォニーと呼ばれる場所に到着した。

ここは、なんと高さ50mもある、岩の壁。
岩は、六角、五角形の玄武岩の形状節理とのこと。
巨大なパイプオルガンのように見えるので、ストーンシンフォニーと呼ばれている。
これとってもすごい。
自然に、約12万7千年前から、溶岩がゆっくり冷えて固まる過程でできたものだ。
もう、ざくろ騒動もどうでもよくなった!
やっぱり自然の力ってすごい!
こうして気分もすっかり晴れた。
さて、最後の訪問地は、「ガルニ神殿」。
こちらは歴史が古く、紀元前3世紀頃の要塞。アルメニア王の夏の離宮として使われたいた。
「ここも30分だよね」と今度はこっちからドライバーに言った!!

ギリシャを思い出す景色。
地震国のアルメニア。地震で倒壊したが、1930年代に再建されたとのこと。
そんな現代に作られたとは思えないような作りだった。
こうして、なんだか、朝からのジタバタ、アルメニアツアーだったが、お天気にも恵まれ、いいモノを見させてもらい、首都のエレバンで解散。
朝食後、試食のパイ1口と、ざくろジュースしか口にしてなかったので、腹ペコ。
レストランに入り、まずビールを一気飲み。
アルメニアのレストランに入ると、ドイツビールばかり。

アルメニアビールは、スーパーに行けば売っている。
軽いラガータイプだ。
アルメニア料理には、ドイツビールが合うと思われているらしい。
アルバニア料理の代表として挙げられるのが、2つ。
ホロヴァツと呼ばれる、新鮮なハーブや玉ねぎと一緒に食べる、アルメニア風の串焼きバーベキュー。
要するにケバブだ。

ドルマは、ブドウの葉にスパイス入りのひき肉を入れて煮込んだもの。これは、ギリシャなどにもある。

こういう食事には、確かにドイツビールが合う!
お腹もようやくいっぱいになり、素敵なエレバンの町を夜まで歩いて、楽しんだ。
エレバンは、夜も賑やかで、夏休みという事もあり、子連れでどこも人で一杯だった。
オペラ座は、遠くから見ると、優雅な姿。
オペラを見に来る人で賑わっていた。

しかし、その横の広場では、子供達が、ガンガンに車を走らせていた!
ウズベキスタンの夜を思い出した。

アルメニア最後の夜の締めは、オペラ座近くのカフェで、地元民で夜まで賑わう人々を、カクテルを飲みながら、観察。
週末でもないのに、老若男女でいっぱいで、エネルギッシュな町だなって思った。
こうして、最後のアルメニアの滞在が終了。
まだまだアルメニアのお話しはありますが、それはまたいつか別の機会に!
今日はこれにておしまい!
<思い出ブログ>
私の大好きな人が亡くなって1年経ちました。合掌






