2008年2月にドバイ→マルタ共和国→キプロス島に10日間の旅行に行ってきた。
ドバイ編は、こちら↓
オーストラリアでCAをして、初めての旅行!
スタンバイチケットという、90%オフになるチケットを初めて利用した。
スタンバイチケットの記事は、こちら↓
我が38カ国目,マルタ共和国。
イタリアのシチリア島の南に位置し、地中海に囲まれている。
そのまま南にいくとチュニジア、リビアのアフリカ大陸に入る。
大きさは、淡路島の3分の2、人口は40万人の小さな国。
歴史は古く、紀元前5200年から人が住んでいたらしい。
キリスト教の信仰から途中アラブ人の支配下に200年ほど入ったものの、キリスト教としての国を守る為に、この国を語るのに欠かせない十字軍の騎士がこの国で大活躍。
その後はキリスト教の国としてフランス、イギリスの支配下に入り、1974年に共和国として完全独立した。
私と同い年だ。
その後EUに加盟し、この旅行をした、2008年元旦より通過もユーロとなった。
観光業が主な産業。
マルタ人は、キリスト教を熱心に信仰し、男性は外で働き、女性は家事をという考えがまだ強い、南イタリアと同じような生活スタイルだそうだ。
離婚や人工妊娠中絶は私が訪れた時は、違法だった。
(その後、2011年、国民投票で離婚が認められた。)
また、デンマークやスイスと同ランクで世界でも住みやすい国という統計がある。
そんな情報を元に降り立った首都バレッタ。(この地図の1あたり)
空港に到着した瞬間、私が感じる、懐かしい「ヨーロッパの香り」がした。
そして、そこでジミー大西に遭遇。
目の前で電話をしていた。
彼は、お笑いを辞めて3年ほどスペインに住んでいた記事をちょうど出発前に読んでいたばかり。
画家として活躍していることを聞いていた。
マルタ在住なのか謎なのだが、テレビと同じように、か細い声で話しをしていた。
マルタの移動手段でもあり、この国の顔でもあるのが、なんと、公共バス。
黄色と赤の可愛らしいバス。
イギリス支配時代からずっと使われているレトロな形のディーゼル車もたくさん走っていた。
マルタ島のバスは首都バレッタを中心に全ての町を結んでいる。
どんなに遠くても45分で行けるのでとても便利だ。
料金もほとんどの地域が初乗りの47セント(約80円)。(2008年2月レート)
まだユーロ通貨が始まったばかりなので、1セント単位まで律儀におつりをくれる。
ユーロが始まってからほとんどの国は、この1セントが面倒なのかほぼ「切り上げ」となりイタリアも随分物価が上がったなとユーロ導入後に感じていた。
マルタ人は、数字に弱いのかお釣り間違えがとっても多く、計算できない人がたくさんいた!
なので、面倒くさい1セントの計算を切り上げて他の国同様、1セントがあまり必要なくなってしまう国のひとつになってしまうかもと思っている。
バスのドアは、いつも開けっぱなし。
大らかな国民性の表れだろうか?
マルタ人は、フレンドリーだ。
首都のバレッタは、町全体が世界遺産になっている美しい町だ。
城壁に囲まれ、ヨーロッパ独特のクリーム色の建物が海を見渡し、教会があちこちにある。
マルタでは、キリスト教の話は欠かせない。
私は、添乗員時代からヨーロッパを廻るにあたってキリスト教を知ると知らないでは観光していても楽しみ度が大きく違うと感じ、ガイドさんや本などを通じでかなり通になった。
友達に伝授したところ「教授!」と呼ばれるほど喜んでもらえ、この私のちょっとした知識を駆使しながら、あちこちにある教会に入った。
そこでいつも驚くのが、夕方のミサにかなりの人が参加していることだ。
彼らに紛れて、私達もミサにも何度か参加しましたが、「ゴゾ島」(地図の2)という隣の島の日曜ミサに参加した時は、教会に入りきれないほどの人だった。
それも老若男女、実にさまざまで全ての層の人が集まっていたのに驚いた。
日本の表札にあたるものには、イエスやマリアの像が壁から掲げられている。
町のあちこちにキリストにちなんだ像があり、教会はその土地のゆかりの場所となっていた。
改めてキリスト教の信仰度の高さを感じた。
私は、信者ではないけど、教会が大好きだ。
教会は、その土地の最高傑作だ。
あの静けさの中、素晴らしい内装を眺めていると心が落ち着く。
さて、バレッタやその向かいに見えた対岸の町、ビットリオーザ、セングリアを歩きながら、町や人観察をして感じたこと!
「マルタでは、ジャージが流行り」と私は読んだ!
おじいちゃん、おじさんがいつも町に集まり、おしゃべりに興じているのだが、ジャージ姿がかなり多い!
20,30代の人が、全体的に少ないような感じがする。
10代や、子供達の世代と40代以上の男性を町でよく目にした。
若者も、ジャージ姿が多い。
あと、全体的にとても小柄な人が多い!
それにしても、皆、おしゃべりが好きな国民のようで、とにかく、周りの人は良く話している。
イタリアっぽいなって思った。
また、南に位置していているので、シエスタの影響を受けているのか、午後になるとお店があちこちシャッターを閉め始め静かになる。
私達が名づけた「魔の午後5時から7時」。
というのもこの時間帯は、本当にどこもかしこも閉まって、ゴーストタウンになるのである。
夕方5時からバーで一杯飲んで、6時くらいから夕食にしよう!なんて思っていた、私達の計画はもろくも崩れた。
初日は雨も少し降り、肌寒く、ドバイからの移動の疲れも残り、とうとうベットに入り込み、私達もちょっと遅めのシエスタをしてしまった。
気がつくともう夜8時過ぎ。慌ててレストランに駆け込んだ。
マルタ料理は、実に美味しい!
また次回にご紹介しよう!
後編は、こちら↓
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