6月なのに、東京は、本格的な暑さに襲われた。
シンガポールから出張で来た同僚もこの暑さにびっくりしている。
今年は既に、フランスが異常な暑さの記録を更新している。
フランスにいた2003年も、ヨーロッパの熱波が連日、大きなニュースになっていた。
この年は、ヨーロッパ全体で多くのお年寄りが暑さにより亡くなってしまった。
スペインのセビリアに行ったら、49度の暑さを経験した。
いや、凄かった。もうろうとする暑さなのだ。
風が吹くと、ドライヤーの熱風に当たっている状態で、頭がぼーっとなった。
ヨーロッパの夏は、ひと昔前までは、快適な暑さで、「猛暑」とは表現できないものだった。
なので、元々、クーラーも必要なかったので、冷房設備がない建物や家が多かった。
だが、ここ数年の暑さで、冷房設備を完備する家もヨーロッパで増えた。
あれから、20年近くたったので、今では、冷房ナシの家は、かなり減ったのではないだろうか。
そんなフランスでホームステイしていた時の私の部屋は、屋根裏部屋だった。
憧れだったので、嬉しかった。
冬はとても暖かくて快適だったのが、夏になり、その暑さに参った。
屋根裏部屋の窓は、天井にある。
これを椅子に乗って開けて、風の状態を確認する。
風が吹けば、気持ちがいいのだが、そうでないと、部屋に熱がどんどんこもって、とにかく暑い。
おまけに部屋の電気は、白熱電球ではない、赤いタイプの電球。
それをつけながら、勉強をしていたら、じりじりといわゆる日焼けをする時のような状態になっていることに気が付いた。
これは、まるで日焼けサロンだ!!
私は地黒の日焼けしやすいタイプの肌なので、部屋にいるだけで、なんだか日に日に黒くなってくるのを感じた。
それをホームステイ家族に話したら、皆、大笑いして、信じてもらえなかった。
ちなみにヨーロッパの人達は、日焼けが大好きだ。
日本の美白ブームも意味不明らしい。
北欧など、北上すればするほど、太陽に飢えているので、日焼けをしたがる。
海に行った時もフィンランドや、スイス人の友達が積極的に焼いていた。
日照時間が冬になると数時間しか、場合によっては、ほとんどない北欧圏の人にとって、太陽は貴重。
春先の陽気で私には、まだ肌寒く感じる時期でも、彼らは、積極的に浜辺で寝そべって肌を焼く。
夏のバカンスの時期になれば、渡り鳥のように、南のポルトガル、イタリア、スペイン、南仏当たりをこぞって目指すのである。
でも白人である彼らの日焼けは、たかが知れている。
結局、日焼け止めたっぷり塗っている、アジア人の私が、簡単に小麦色になるので、うらやましがられる。
ないものねだりだ。
そういえば、ホームステイのママ、クリスティーンの昔のアルバムを見せてもらったら、夏のバカンスでビーチで遊んでいる写真が出てきた。
上半身裸の笑顔のクリスティーンのセミヌード写真だった。
オーストラリアにもあるのだが、海外では、ヌーディストビーチと言われる、場所が結構ある。
そこでは、水着を着ずに、素っ裸でいるのが基本だ。
昔、オーストラリアのブルームというインド洋の綺麗なビーチを散歩していた。
するといつのまにか、ヌーディストビーチに紛れ込んでしまったらしく、気が付いたら、おじいさん、おばあさんの一糸まとわない、パラダイスで慌てて、逃げた。
クリスティーンのアルバムの写真の周りの人を見ると、水着を着ていたので、ヌーディストビーチではない気がしたのだが、突然のヌード写真にびっくりしてしまった。
そんな、裸に抵抗がなさそうな彼らだが、なぜか、日本の温泉に入るのを躊躇する人が多い。
普段、胸がはだけた、セクシーな洋服とかをガンガン着るのに、温泉に皆で入るとなると、突如、恥ずかしがるのが面白いなーと思う。
そんな彼女達に「一緒にとにかく温泉に入ってみよう!」と誘うと、最終的には「ワンダフル!」と喜んでいる。
そう、日本の温泉、銭湯文化は、素晴らしいのだ!
おっと、暑さの話しをしたことから話しがそれてしまった。
今年は、6月なのに、梅雨明けしてしまった。長い夏になるのか?
水不足も心配。電力は、ひっ迫して、例の戦争の影響で、電気代も上がっている、2022年。
電気がないと、現代の生活は、本当に困る。
節電に心がけ、そして、私自身も省エネで今年はゆるーくいきたいなーとなんとなく思っている。
皆様もくれぐれも熱中症には、お気をつけくださいませ。
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