【客室乗務員の生活】不規則、乾燥と戦うキャビンクルー

客室乗務員

G’day! (オーストラリアのカジュアルなこんにちは!)

今日は、久しぶりに客室乗務員(クルー)のお話し。

まず、友達のひまわり画伯から、クルーMutsiの新作を描いてもらいました!👏

かわいい、ひまわり画伯の作品!
バタバタのデビューでどうなることという始まりだったが、フライトは、回を重ねるごとに感触を掴み、慣れてきた。

この仕事をし始めて、体調、体質の変化を感じた

機内は、サハラ砂漠並みの乾燥らしい

Mutsi 撮影!サハラ砂漠 in モロッコ 2003/6/21

それは、確かに体で感じる。

まず、手の指の爪の周りの皮が乾燥からむけてきて、ハンドクリームが冬ではないのに欠かせなくなった。

ある日、エプロンが汚れたので、洗って、機内で乾かしたら、20分もしないうちに、パリパリに乾いた

また、私はハードコンタクトレンズ使用者なのだが、機内の乾燥で目が充血しがち。

9時間のフライト中、平均、1時間半から2時間ほどの休憩がある。

その際、私は、すぐに寝るのだが、数時間なので、コンタクトを最初つけたまま寝ていた。

でも、目の調子が悪くなり、短時間でも外すことにした。

同じく、サハラ砂漠 in モロッコ 2003/6/21

オーストラリアは、紫外線が強く、皮膚癌も残念ながら多い。

この紫外線の影響は、目にもくるので、普段、外出の際は、サングラスも大事だ。

乾燥には、水分を取るしかない

私は、あまり水分を取らない人なのだが、強制的に水分を取らないと、気が付かないうちに脱水症状になると言われた。

それも1週間後に体が反応するそうだ。

以前に、

今日取った、栄養は、2週間後の自分のものになる

と聞いたことがあるが、体のサイクルってそういうものなのだろうか?

機内に入ったら、私達は、まず自分たち用の1.5リットルの水のペットボトルを受け取る

1フライトでこれを全部飲むのが目標だ。

ラベルが皆同じなので、間違えないようにするために自分の名前をマジックで大きく書く。

私は、機内のレモンを入れて、飲みやすいようにしておく。

機内食は、クルー用にももちろんある。

離陸地から、機内食を搭載するのだが、ハワイが、人気だ。

ハワイは、小さなポテトチップやチョコレートもついてくるので、それがうけている。

私も最初の頃は、食べていたのだが、やはり飽きる。

あと、あくまでも噂だが、上空では、味覚が地上よりも落ちるので、地上と同じものを食べても、物足りなく感じるから、濃いめの味付けにしている聞いたことがある。

また、フライトがやはり長いので、お腹がすぐにすかないように、油を多めに使ってこってりにしていると噂も聞いたことがある。

トルコ航空 ビジネスクラスのミール

クルーになってしばらくしてから、制服がきつくなったのを感じた。

機内食のせいだと思ったが、それよりも、食べる時間が問題と自己分析した。

クルーの休憩時間は、最初のミールサービスが終わった後になる。

例えば、日本から、オーストラリアのフライトだと、通常、深夜0時くらいからようやく休憩だ。

最初は、その時間に食べていたので、それがよくなかったらしい。

特に夜間フライトは、休憩があっても眠気との闘いだ。

人間は夜に寝るようなバイオリズムなのである。

いくら、フライト前に、仮眠を取っていても、眠い。

おまけに乗客も寝るので、することがない。

眠気覚ましに、つまみ食いしていれば、そりゃ太るに決まっている。

外見の事よりも、何よりも胃が重いし、太ると、動きも鈍くなる。

そんなわけで、「健康第一!」と、夜間フライトの時は、食事時間を変えた。

例えば、日本線であれば、スーパーで夕食を買い、フライト前にきちんと食べる。

時間も18時くらいなのでちょうどいい。

関空のホテルから。

機内での朝食は、早朝5時くらいだ。

もしお腹が空けば、それを食べた。

朝は、食べても問題ない。

するとどうだろう?

体も軽くなり、制服もサイズを変えなくてすんだ

ところで、オーストラリアからのフライトは、家から、機内食を持参した。

機内に、機内食で使う、予備用のアルミフォイルのトレーがある。

私は、余った綺麗なトレーを集めていた。

そして、自分で料理したものをそのトレーに入れて、次のフライトで、機内に持ち込む。

ミールは、オーブンで温める。

クルーミールを温める時、ギャレーの子にお願いして一緒にオーブンに入れてもらうのである。

こうすれば好きなものが食べられる。

オーストラリアからの出発便は、こんな感じにしていた。

機内は、空気も薄く、高地トレーニングの要素が入っていると思う。

華やかに見える仕事も、皆こうして、水を飲んだり、クリームを塗って、頑張っているんだなーと思った。

というわけで、本日もご搭乗、誠にありがとうございました!

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