いやはや、いやはや、本当に今回のWBCは凄かった!
私は、去年、30年ぶりに野球に目覚め、12球団の試合を観戦した。
その目的の一つとして、WBCを楽しみたいということもあった。
来年は、WBCもあり、大谷やダルビッシュなどの大リーグ選手が参加したら、もう、夢の競演となる。
野球熱は、まだしばらく続きそうだ!
Mutsi(ムッツィー)の世界探検隊
実は、過去のWBCを私は全然楽しむことができなかった。
日本中が盛り上がったという、「想像以上の苦しみ、つらさを経験した」不振イチローが劇的決勝打を打った、2009年大会は、オーストラリアにいたので、1試合も見なかった。
他の大会も、海外に住んでいたり、野球熱がなくて、記憶にない。
そんなわけで、私史上、初めてのWBCを今回は心待ちにしていた。
栗山監督が決定した時、「これで大谷がきっと参加してくれる!そうすると、ダルビッシュも来るぞ!」って思った。
WBCのチケットを友人とトライしたが、秒で売り切れで全くダメだった。
サッカーのワールドカップは、1か月に渡る、長尺だったが、今回のWBCは、短期決戦。
試合時間も日本ベースの時は、夜19時開始、アメリカに渡ったら、朝の8時だったので、あの時差に苦しんだ,サッカーワールドカップの日々とは違ったのが助かった。(関連記事)↓
日本が優勝してから、時間が経っているが、私は、今日も、大谷選手の事ばっかり考えている。
これまで生きていて、レジェントとか天才とか呼ばれる、世界中のすごい人を沢山、見てきた。
しかし、彼はその質というか、生きている世界が、全く別の星の人みたいだ。
異次元のレベルなのである。
まず、わかりやすく、見た目がかっこいい。
少年がそのまま大人になった愛くるしい顔。
そして、最近、更に大きくなった感じがする鍛え上げられた身体。
そして、中身も素晴らしい。
インタビューに答える言葉の力、礼儀正しさ、佇まい、全てが完璧で、一体どうしたらこんな人になれるんだろう、ご両親は、どうやって育てたのかな?などなど、試合を通して、大谷選手を見れば見るほど毎回、感心するばかりなのである。
ここ数年、大リーグのエンジェルス戦は、時間が合うとテレビでたまに見ていた。
真剣な彼の姿を何度も見ていたが、今回のWBCの大谷選手のこんなレベルの本気度は、今まで見たことがなかった。
3試合目の、オーストラリア戦では、自分の看板に直撃するホームラン。
4試合目のイタリア戦では、先発で、雄叫びながら、投げて、観客が咳もできないそうなくらいの静けさの中、次々とアウトを重ねていく。
そうかと思うと、イタリアチームが大谷シフトを取ると、すかさず、意表をつくバンドを成功させる。
それは、プライドを捨てて、チームの為にやったことだと言った。
大接戦になった、準決勝のメキシコ戦では、九回裏に、ヒットを打つと、帽子を脱ぎ捨て、全速力で2塁まで走り、鬼の形相で、チームを鼓舞した。
そして、今大会の影のMVP、4番吉田がフォアボールになる。
吉田が、「お前が決めろ!」と言わんばかりに、大不振の村上を指さし、この日3三振している、村上に打順が回る。
村上は、気の毒なくらい、ここまで1人暗ー--く、悲壮感が漂っていた。
これで打てなかったから、彼の今後の野球人生を案じてしまうところだったが、やっぱり、スターは違う!
ここで、大きな放物線が放たれ、サヨナラになったのである。
あの大谷の鼓舞で、選手皆が、更に一丸となったと思った。
そして、あの決勝戦を迎えるのである。
相手は、野球王国、アメリカ。相手に不足はない。
アメリカに早々と1点取られたが、そのすぐ後に、村上が同点ホームランをしたのを見て、これはいけるかも!って思った。
過去のWBCでは、イチロー、福留と大不振の選手が最後に決めたという記録がある。
村上が今回、その役回りなのだと思った。
そんな中、ダルビッシュが8回に出てきた。
彼の変化にも本当に今回、驚いた。
やんちゃ坊主のワルがすっかり更生して、とー---っても丸くなっていた。
これは、年齢もあるだろうし、本人も言っていたが、奥さんと出会ったことで変わり、5人の父親になったということもあるだろう。
チームをまとめ、とげがなくなった、ダルビッシュの存在も優勝につながった要因だと思う。
アメリカに1点取られてしまったが、負けてはない!
そして、泥だらけのユニフォームで、9回のマウンドに現れたのが、大谷だった。
もしかして!いや、そうだったらいいなー-!って思っていたシナリオが出来ていた。
うおー-っ!ってゾクゾクした。
マウンドの大谷の顔は、別人だった。
目つきがすごかった。星飛雄馬の炎が見えた。
そう、もうここまでくると、漫画の世界なのである。
そして、9回2アウトでバッター、トラウト。このアメリカチームを引っ張ってきた主将。
彼がWBCに出ることになり、他の名選手も名乗りを上げた、アメリカドリームチームを作った、立役者だ。
大谷とは同じチームメイト。
大リーグを代表する選手の彼が、9回ツーアウト、1点差の打席に立とうとしている。
戦う相手のピッチャーは、大谷だ。
え?え?え?
こんなこと現実にあるのか?って鳥肌が立った。
こんな映画があっても、出来過ぎだから、見終わっても、「映画だしねー」って思うだろう。
しかし、今、私が目の前で見ているのは、実際の試合なのである!
更に、すごいのが、カウント、3ボール、2ストライクで追い込み、最後が空振りの三振で試合終了なのだ。
ありえん!!
これまで、例えば、甲子園では、マー君とハンカチ王子が延長再試合で投げ合い、最後のバッターがマー君で、ハンカチ王子が押さえて、優勝!
とか
松坂が延長戦で投げ勝ち、翌日の決勝戦で、ノーヒットノーランで優勝など、野球の神様ってドラマチックだなーって思うことは、多々あった。
しかーし、今回の神様の演出はあまりにも盛りすぎていて、私もすっかり酔ってしまった。
その証拠にあれから1週間経っても、まだ思い続けているのである。
去年1年間、野球を楽しんでよかった。
おかげで、自分が球場で見た、選手達が侍ジャパンの選手として出場して、いっぱい活躍してくれた。
また、ヌートバー選手という、大発掘もあった。
大リーグ観戦に行くのもいいかな!って思っちゃう。
野球の面白さをがっつり味わった。
今年は、忙しくて、去年ほどの観戦は難しいと思うが、絶対に1試合は行こうと思う!
そして、9月には、ラグビーワールドカップも始まる!
スポーツはやっぱり楽しい!
というわけで本日はここまで!
またねー-!
<思い出ブログ>
東京の桜は、散り始めています!
コメント