通訳ガイドMutsi(ムッツィー)の日本探検隊!!ガイドさん、どんな準備しているの?

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Mutsi(ムッツィー)ツアーにようこそ!

さて、ガイド業の準備で1番時間を費やすのは、ズバリ下見だ!

お客様のホテルの場所の確認、そのホテルのどこで待ち合わせすることになっているのか?

そこから、電車や地下鉄などの、公共交通機関を使って、案内する場合は、駅までの導線をしっかり把握しなくてはならない。

どこからの入口がスムーズか、あまり、歩きが得意じゃないお客さんであれば、エレベーター、エスカレーターは、どこにあるか?

雨だったら、なるべく濡れないルートがあるといい。

そして、観光地の下見。

それぞれ行く場所に、どれくらいの時間を要するか?

トイレの場所、お茶や食事ができそうなところは、どんなところか?などなど、あらゆるシチュエーションを考えなければならない。

年齢層、お国柄、また、日本初日か、または、観光の終盤戦かによっても、違ってくる。

お客様がどんなタイプかというのは、会ってみないとわからない。

私が事前に得られる情報は、お客さんの人数のみっていうのもあるし、ちゃんと国籍も年齢もわかっている時もある。

仕事を頂く、エージェントによっての情報がバラバラだ。

国籍を聞いてOKというわけではない。

例えば、アメリカ人と言われても、アジア系もいれば、白人、黒人と多種さまざまだ。

それは、会ってみるまでわからないのである。

ただ、アメリカ人とわかれば、温度は、華氏、距離は、マイル、高さは、フィートという単位を用いて、説明しなくてはいけないので、その準備が必要になる。

これが、また、普段全然使わない単位の数字なので、全く持って覚えられない。

なので、なるべく、数字の話しはしないようにしている!!

かといって、スカイツリーを見せて、高さを言わないのは、変なので、2000フィート、東京タワーは、その半分の1000フィートと言ったアバウトな感じで覚えている。

また、東京の桜は、今年は早く終わってしまったが、桜という特別な時期は、普段行くルートとは別で桜を見せてあげたりしている。

わざわざガイド料金を払ってくれている。自分に付加価値をしっかりつけないとと強く思って仕事をしている。

公共交通ではなく、プライベートカーでのツアーは、かなり高いのでなかなかないが、たまにある。

これは、移動は楽なのだが、車を降りてから、待ち合わせする場所が、降車場所と違うと、ドキドキする。

私は、車の免許を持ってないので、道路の名前などよくわかってない。

なので、降りる際に、ドライバーさんから、「ガイドさん、待ち合わせは、昭和通りの○○」なんて言われると、焦る。

そんなこんなで、下見で、導線の確認ができ、行程が固まり、ほっとする。

さて、観光地の案内は、資格を取得する際、勉強はしているが、実際に説明する時は、いかに興味を持ってもらえるトピックを話せるかが大事だ。

例えば、浅草は、雷門の前で、もうお客様の興奮度がMAXになる。

あの赤い提灯に目が釘付けなので、両脇に立っている、勇ましい、風神、雷神の話しをしてももうほとんど聞いてもらえない。

あんまりごちゃごちゃ説明をするより、彼らが、感じて楽しんで、その中からくる質問にきちんと答えるのが大事だと思った。

もちろん、しっかり風神、雷神の説明を聞く人もいるし、浅草寺の歴史もしっかり学びたいという人もいるので、いつもきちんと答えられるようにしておかないといけない。

何よりも臨機応変に、彼らが何を求めるているかを察知するのが大事だ。

なので、1番大事なのが、朝、お会いした時、、座って話すミーティングの時間だ。

私は、まず、地図を見せて、彼らが今日行く、行程をご案内する。

そして、彼らが、今日、求めていることを聞き出す。

それによって、行程の変更ももちろんある。

また彼らの要望に100%応えるには、難しい時もある。

それは、混雑具合だったり、移動距離が時間内に収まらないなどなど色々な理由がある。

それをきちんと話し、認識を皆で合わせて、出発進行!だ。

この仕事で一番大事なのは、下準備だと思う。

さあ、今週末のツアーもまたしっかり考えなくちゃ!

というわけで本日もMutsi(ムッツィー)ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。

<思い出ブログ>

去年の今頃は、ポーランドの事を書いてました。

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