【海外生活ブログ】爆笑！とんだ同居人　その２　世界の中心で愛を叫ぶ！

30歳の時、ニュージーランドのオークランドでOLになった。

私は、良さそうと思った、シェアハウスを見つけたのだが、蓋を開けてみたら、とんでもない潔癖症の姑のような男性ということがわかった。その話しは、こちら↓

【海外生活ブログ】シェアハウスに住んだら、とんだ同居人だった！その１

NZでは、シェアハウスに住みながら、OL生活を始めたものの、同居人がびっくりな人で大変なことに！海外５９カ国、日本国内４３都道府県通過中の筆者の体験談ブログ。あなたの５分、ちょっとこれを読むのに使ってみませんか？

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2021.10.02

あの騒動から、１か月ほど経ったある日の月曜日の話。

その週は、私はトイレ、彼はシャワールームの担当。

私は、土曜日に掃除を済ませた。彼は、月曜休みに掃除をする予定だった。

月曜日の私の働くオフィスにコロンから突然、電話がかかってきた。

「もしもし、ちょっと掃除の事を考えてたら、頭がおかしくなってきたんだけどーー」とはじまった。

何事だと思っていたら、自分は、シャワールーム担当なのだが、あまりにも綺麗なので、もしかして、私が代理でやってくれたかという確認だった。

私はやってないことを伝えると「じゃあ、今から磨く！」と、がちゃんと電話を切られた。

オフィスの周りの人も私がいきなり、トイレだ、シャワーの話しをするから、びっくりだ。

こっちの頭がおかしくなりそうだ。

そんなコロンに、彼女がいるわけはない。

相手にしてくれるのが、「タイにいる彼女」というのだが、絶対遊ばれているはずだ。

しかし、コロンは、本気だ。

コロンは、タイに行くために、割のいい夜の送迎の仕事を真面目にやっている。

今回は、１０月１日から１か月たっぷりいくので、その日が楽しみでしょうがないらしい。

口を開けば、10月1日、「ナンバーワン　オクトーバー」、「ナンバーワン　オクトーバー」とばかり言っている。

私もその日が来るのが待ち遠しく、ナンバーワン、オクトーバーが頭にこびりつき始めた。

彼は、お休みの日は「タイの彼女」にいつも電話をしている。

私と彼の部屋は、隣同士なので、電話なんぞしていると丸聞こえだ。

ちなみに彼は、本当にこんな感じでコロコロしている。私は密かにコロコロコロンと親しみを込めて呼んでいる。

最初は、別に聞くつもりはさらさらなかったのだが、ある日、

「コナコナクタクタ#$%&’」

となんだか聞きなれない言葉が聞こえ、あれ？と聞き耳をたててから、色々気になってきた。

タイの彼女は、ジンという名前らしく、どうやら、あまり英語が話せないようだ。

コロンが、ゆっくり大きな声で、

“ジン、I go to Thailand on No1 October”という。

「１０月１日にタイにいく」という文章すら、通じないのか、

“No no Yesterday”「違う、違う、昨日じゃない、 No1 October１０月１日だ！」と何度も何度も言っている。

そのうち、本をめくる音が聞こえ、

「クンキクマクマク#$%&」

とか何やら言っている。

どうやら、タイ語の本をみながら、

「今日は、寒いです」とか、I miss you　「キミが恋しいよーー」という意味をタイ語で言っているらしいのだが、どうも発音が悪いせいか通じないようだ。

かれこれ１０分経ち、もう会話をすることは無理だと思ったのか、もしくは、愛が溢れてしまったのか、

最後は、渾身の愛をこめて、

アイ　ミス　ユーーーーーーーー！！と一音一音、丁寧に発音し、愛を叫んだ。

最後は、バイバイとあっけなく電話を切った。バイバイは、世界共通語だ。

もう抱腹絶倒だ。でもコロンに聞こえたら、訴えられるから、布団にくるまって耐えた！！

こうして、ナンバー1　オクトーバーに軽やかに1か月のタイ旅行に出かけて行ってた。

帰ってきてから、また恋しい彼女に電話をしているが、相変わらず、お互いタイ語も英語も上達しないようで

アイ　ミス　ユーーーーーーーー！！バイバイ。

の締めの叫びは、変わってない。

ところで、この話しを世の中に出すということで、10年以上連絡してない、ピーターとコロンに連絡してみた。2人は、とても元気だった。

「2人の事をブログに書くねー」とは言ったが、やはり内容は、教えられない。

ただ、困ったことに、ピーターには、日本人の奥さんがいることがわかった。

奥様の目にどうか触れないように祈るだけだ。

ピーターの奥様、もしもこのブログを目にしても、2人には、内緒にしておいてください。

悪気はないんです。

そんな祈りを込めながら、本日のお話は、おしまい。

また次回まで。