ニュージーランドでOLをしていた2年間は、仕事のオンオフの切り替えがしっかりできる環境だった。
私が住んでいた、タカプナという場所と、勤務地のダウンタウンは、ハーバーブリッジで結ばれている。
バス通勤をしていた、私は、このハーバーブリッジを渡ったタイミングで気持ちをオンオフに切り変えていた。
夏時間になる、10月から3月の半年は、21時近くても外は明るい。
なので、まっすぐ家に帰るのが、勿体ない気持ちになり、会社帰りにビーチを歩くこともよくあった。
そんな中、近所に公営プールを見つけて週1回泳ぎに行きはじめた。
そこで、「アクアビクス」という、プールの中でエアロビクスをやるクラスを見つけた。
それがとても楽しくて、毎週水曜日に通っていた。
いつもは、ジェイミーという男性のインストラクターなのだが、ある日、女性のエマというインストラクターがやってきた。
ピンクのゴムで三つ編みをして、笑顔いっぱい。
こっちも元気が出てくる。
クラスは45分なのだが、エマ先生のクラスは、最初の15分でいつもの45分のレッスンに相当する運動量でびっくりした。
音楽のチョイスもとてもよくて、「あれ?これ、いつもと違っていいぞ!」ってますます、体がノッてきた!
音楽がかかり、その音にノリノリになりながら、先生が、ワン ツー ワン ツー!とマイクを通して掛け声をかけて先生と同じ動きをプールの中でする。
プールの中で、腰をかがめたまま、両手を前に突き出して、パンチをしながら
ワンツー
ワンツー
応援団みたいにこっちもオッスオッスだ!
そのままジャンプしたり、足を胸まで上げたりと激しい動き。
また細長い発砲スチロールのような浮き輪を使って2人一組になって音楽に合わせて引っ張り合うのがおもしろかった。
使わない筋肉を使ったりして、気持ちがシャキー-ン!としてさっぱりする。
エイミーのクラスを受けてから、男性のジェイミー先生ののクラスが面白くなくなった。
彼は、ゆるりとしているので、軽く アクアビクスをやりたい人はいいが、私みたいにがっつりやりたい人にとっては、物足りない。
アクアビクスをしている生徒さんは、見事に全員女性だ。
若い人からおばあちゃんまで年齢がとても幅広い。
中でも私がいつも注目しているのが、名付けて、「高木ブーと仲本工事コンビ」の2人だ。
1人が、ドリフの雷様コントの高木ブーにそっくりな、おばちゃんなのである。
そのお友達は、仲本工事には全然似てない、まだ30歳くらいの大柄な女性。
この2人はいっつもプールに浸かりながら喋ってばっかりいて、とてもほんわかした雰囲気なので、私が勝手に高木ブーと仲本工事と名付けたわけだ!
ちなみに,この2人もいつもアクアビクスに参加しているのだが、そんなにしっかりやる気は、ないようだ。
なので、私が物足りないと思っている、男性のジェイミー先生程度のクラスでちょうど良いようだ。
元気印のエマ先生のレッスンの時は、はーはー息を切らしている。
エマ先生は、参加者全員をしっかり見ている。
そしてとにかくホメる。
Kiwi(ニュージーランド人)は、やっぱり褒めて人を育てるようだ。
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私はいつも一番端のポジションにいる。
エマ先生は、必ず私がいるプールの端まで来てくれて、
Excellent! 素晴らしいー
Good! いいねー-
と言ってくれる。
高木さんと仲本さんも、端っこにいるのだが、エマ先生が、Good!と褒めに来るので、ジェイミー先生の時と違って、おちおち喋っていられないので大変そうだ。
高木さんは、Good!と褒められた後、とても嬉しそうだ。
彼女は、本当は真面目にアクアビクスをやりたいみたいのだが、優しいので仲本さんの話を聞いてあげている。
仲本さんは、アクアビクスよりもおしゃべりがしたいようなので、先生の目線が反対方向に向かった瞬間、動きを止めて、休憩している!
とてもいいコンビだ.
エマ先生は、木曜日担当ということがわかったので、私も翌週から、木曜日のクラスに変更した。
そんなわけで、雷コンビには、それから会えなくて残念だったが、毎週、エマ先生の元気いっぱいのクラスに充実した、アフター5を過ごせたのであった!
今年の日本もまた猛暑の予感がする。
プールに入りたい気分だが、また今日も、あのプールで皆、アクアビクスしているのかなーなんて懐かしく思っているところである。
というわけで、気分だけでも、少しは涼しくなったかしら?
また来週!!
<思い出ブログ>
プールつながりで、フランスでお庭でプールを建設したお話し!
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