通訳ガイドMutsi(ムッツィー)の日本探検隊!!友達おもてなしツアー

日本の旅

去年の10月に、仲良しのオージー(オーストラリア人)のお友達が来年の5月に日本に休暇で行くので、予定表をチェックしてほしいとメールがきた。

そこで、私の知らない、中山道について聞かれて、どうせなら、自分でちゃんと体験して、彼らの疑問に答えたい!と思い、中山道に2泊で行ってきた。

そして素晴らしい体験ができた。↓

5月なんて、まだまだと思っていたら、あっという間にその日がやってきた!

エレスとシェルダンというゲイカップルのお二人。

エレスとは、ゴールドコースト時代にCAとして一緒に飛んでからのお友達。

知り合ってもう15年だ。

オーストラリアでは、シェルダンのママのローストチキンがとってもおいしからと、よく私をお家に招待してくれた。

私は運転ができない。彼らの家から20分くらいの距離なのだが、いつも送り迎えをしてくれる。

車に乗るから、彼らのどちらかがお酒を飲めない。

申し訳ないから、気を遣わないでいいからというものの、本当によくお誘いいただき、家族からの歓迎をいつも受けていた。

本当に優しい2人だ。

プロのガイドとして、少しずつ経験を積み始めた私。

2人が東京に来る際は、ガイドでおもてなしをしたいと、準備をしていた。

彼らのお友達カップルもやってきて、同じCAの日本人の同期のミユキも入って6人の日曜日の東京観光を開催!!

集合場所は、彼らが泊まっている、歌舞伎町APAホテル。

9時に集合!

私は、通常のガイドをする時のように、「エレス、シェルダン様」と書いた、ミートバナーを掲げて、お客さんを待つふりをした。

4人は大爆笑!!

もう10年ぶりの再会!

思い切りハグをした。

SNSで写真など見ているせいか、10年も会ってないって感じが全くしない!

そして、初めて会う、お友達カップルは、これまた不思議で、初めて会った気がしない。

そして、引き続き、私は、「皆さま、ガイドのMUTSI(ムッツィー)と申します。本日一日、お供をさせていただきます。さて、本日の予定をお話しします。」と地図を広げた。

これもいつも私がガイドをする時の流れ。

4人、また大爆笑!!

つかみはバッチリ!

まずは明治神宮へ。

ここで、神道、仏教の違いや、天皇の事をまたガイドで使う資料を見せながら、お話しした。

女性天皇制に関しては、たくさん質問が来た。

明治神宮は、その日、14組も結婚式の予定が入っていて、結婚式も見ることができた。

原宿を歩き、なぜかニューヨーク発のお店のロブスターサンドイッチが食べたいというので、食べる。

お客さんは外国人ばっかり!

LUKE'S LOBSTER | Flavorworks

そして、宮下公園のスタバの芝生でお茶タイム。

その日は初夏の天気で、気持ちがいい。

渋谷スクランブル交差点、ハチ公の像を見る。犬好きの彼らは、ハチの話しに胸打たれる。

さて、この日は、大相撲5月場所の初日。

私は、彼らに頼まれて、チケットを取ろうと頑張ったが、チケットは20分で完売。

両国国技館には、入れないが、力士の出待ちが出来る。

雰囲気も普段と違うから行って見ようということになった。

のぼりが上がり、やっぱり場所中は華やぐ。

小錦がお店を出店していて、本人がいた!

エレスは、ファンに囲まれていた、徳之武藏 龍大郎とくのむさし りゅうたろうという力士を見つけて、写真をちゃっかり撮っていた。

日本相撲協会公式サイト
入場券や相撲観戦の情報も充実。番付の即日発表や相撲歴史文化等、最新情報提供中。

また、おじさん10人ほど、舞妓さんの恰好をした女性を各々連れて、国技館に入っていた。

あれは、一緒に観戦するホステスさんみたいなお役なのか?と4人一堂、私に質問してきたけど、わからなかった。

また気が付いたら、エレスが写真を撮ってもらっていた。

さて、エレスは、元々、トルコ人なのだが、トルコのお友達が歌手で、新曲を発売するにあたって、自分のお友達に歌のパートを歌ってもらって、それを編集してサプライズしたいと計画を立てていた。

私達ももれなく、歌わされることになった。

1パートなので、20秒ほどなのだが、トルコ語、そして私は、記憶力が悪いので大変!

今日の観光中に日本らしいいい場所を見つけたら、そこでそれぞれ歌わなくてはならない指名を受けた。

ミユキは、歌がとてもうまい。

旧安田庭園に連れて行ったら、エレスが「ミユキ、ここで決まり!」とすぐに撮影!!そしてばっちり歌っていた。

私は、次に向かった、秋葉原の雑踏の中!

エレスから「MUTSI(ムッツィー)ここで歌って!」と指名を受けた!

そんなわけで、カンペを出してもらってチラ見をしながら、20秒歌ったものを動画に撮った。

そんな秋葉原は、歩国者天国になっていたので、のんびりお散歩。

そういえば、まだ今日、お酒を飲んでないよ!と話しになり神田万世橋のビアバーへ。

常陸野ブルーイング 東京蒸溜所(HITACHINO BREWING)
「SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE」にクラフトスピリッツ、常陸野ネストビールや常陸野の食を味わえる、蒸溜所併設のビアバー「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」が誕生します。

キリっと冷えていて、とっても美味しかった。

夜は、彼らの希望で新宿のゴールデン街へ。

ここは外国人が90%だった!

まだ早かったのかあまり空いてなかったので、ここでは飲まずに、夕食に繰り出した。

結局、鳥貴族へ!

鳥貴族は、外国人が好む味だと思う。

もれなく、4人は美味しい、美味しいと唸っていた。

食事中にエレスが、英語、日本語、トルコ語で、動物の鳴き声ってどうやって言う?っていうのがすごい面白かった。

焼き鳥をモリモリ食べて、いっぱい飲んで、会計をしたら、なんと1人2,200円!

皆、仰天していた。そりゃそうだ。

オーストラリアは、今、物価が物凄く高い。この値段じゃ、ランチも食べられない。

皆、お酒も入って、コンビニでアイスクリームを買って食べながら、歌舞伎町のAPAホテルに戻った。

ちょうど21時。今朝、待ち合わせてから12時間が経っていた。

4人ともはじけそうな笑顔で、今日は楽しかったー!って喜んでくれた。

ハグをして、4人に見送られながら、去った私達。

彼らのおかげで私もまた素晴らしい経験が出来て、なんだか、心がふわーーっと優しーーーい気持ちになった。

彼らがまだ遠くから手を振って見送られたら、涙が出てきた!

なんか、お別れが寂しいとかそういうのじゃなくて、こんな素晴らしい友人に恵まれて私って幸せだなーっていう、嬉し涙?みたいな、よくわからないんだけど、うるっときたのである!!

こんな気持ちになったの初めて!

ミユキも同じ気持ちだったのか、泣いていた!

本当にいい一日だった。

私も彼らみたいに、壁を作らず、大きな懐で、HAPPYでいたいなって思った。

いいオーラが彼らにはあるから、自然といい人ばかり集まってくるのだ!

今度はいつ会えるか、わからないけど、きっとまた会える!

実際の距離があっても、心の距離は遠くない!

<思い出ブログ>

彼らがいなかったら、私はここには来てなかったと思う。改めて感謝。

彼らは、今週、こちらに行き、Fantasticな場所って言ってた。

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