2022年が始まった。
1月2日に友達の実家が経営している銭湯が、1年に1回の「朝湯」を開催しているので、ひと風呂浴びに来ないかと素敵なお誘いがあった。
私は、お風呂が大好きだ。
とはいってもどこかのセレブ芸能人のように、家で2時間、半身浴とかするタイプでは全くない。
温泉や、銭湯などの大浴場が好きなのだ。
日本へ旅行に行くときのホテルを探す時に、考慮するのが、温泉/大浴場があるか否かだ。
なので、「ドーミイン」があれば、絶対に泊まる。
このホテルは、大浴場にプラス、「夜鳴きそば」と言われる、ラーメンのミニサイズを夜9時に振舞ってくれるおまけもつくのでお勧めだ。ドーミインのサイト👇
今回、お邪魔した銭湯は、「タカラ湯」さん。
ちょっとネット検索したら、今、インスタ映えする人気スポットだった。
「ベストオブ縁側」なんて言われる素敵なものがあるようだ。
また、只今、仮面ライダーの舞台になっているそうだ。
その他、色々な映画やドラマのロケ地にもなっていた。
これは、楽しそう!
場所は、北千住。
北千住は、なんと今も8つも銭湯があるという。なぜかというと、
江戸時代から日光街道の1番目の宿場町(千住宿)として栄えていたということが一番の理由らしい。
なるほど、旅の最中に湯につかって、体を綺麗にしたいというのは、昔も今も変わらないのであろう。
北千住周辺には、芸大、東京電機大学などをはじめとする、いくつかの大学もあり、学生街としても近年人気が高いそうだ。
また、地形も面白く、荒川と隅田川に囲まれている。
朝湯は、1月2日の7時から13時まで。
1年に1回の朝湯なので、地元の人にはよく知られているらしい。
朝から混雑していたようだ。
私は、11時半過ぎにお邪魔させてもらった。
銭湯にいつ、最後に行ったか、記憶がない。久しぶりだ。
懐かしい門構えの入口。昭和2年創業だという。
浴室は、「懐かしい」以外の表現方法がない!
黄色のケロリン桶、プラスチックのお風呂椅子。
洗い場の蛇口は、古いタイプだ。
蛇口を押すと、勢いよく水/お湯が出てきて、あっという間にケロリン桶がいっぱいになる。
シャワーは、伸びるタイプではなく、壁に張り付いたもの。
お湯しか出ないようなので、どれくらい熱いのかわからず、いきなり、お湯を出すのを躊躇してしまった。
こういう時は、周りの人を観察すべし!
すると、自分のお風呂マットを持参している人が数人いた。
きっと常連さんなんだろう。
彼女達が、その伸びない蛇口で頭を洗っていたので、温度の調整は大丈夫そうだった。
確かに、ちょうどいい湯加減だった。
お風呂は、5種類ある。
普通の浴槽 ⇒ ちょうどいい温度。ペンギン親子の蛇口がかわいい。
ジャグジーから、ぼこぼこお湯が出てきて、背中と足に当たる浴槽 ⇒マッサージしてるみたいで気持ちがいい。
電気風呂 ⇒ちょっと手を入れただけでビリビリしたので、それ以上怖くて入れなかった。
香り湯 ⇒ 本日は,ゆず湯。生のゆずが、めちゃくちゃいっぱいに大きなネットに入っていた。
匂いが、すごくいい。
最後は、体にいいというゲルマニウムのお湯 ⇒効能を読んでたら、その気になる。
代わる代わるに入って楽しんだ。
銭湯といえば、壁にある、富士山の絵だ。
なんでも今、日本には、2人しか専門の絵師がいないとのこと。
富士山の描かれた絵に飛行機が飛んでいた。
この飛行機は、元々はなかったそうなのだが、CAを目指す男子のドラマ、「Fly by Fly」の撮影で使われたから、残しているそうだ。
私もこのドラマを見ていたが、確かに銭湯のシーンがあったなとちょっと思い出した。
ゆず湯とゲルマニウム湯の壁の絵は、地獄絵だ。
なぜ地獄絵図かと聞いたら、北千住には閻魔大王が安置されている赤門勝専寺があるため、その「閻魔大王」にちなんでなのだそう。
生前、悪いことをした人が、地獄湯に無理やり入れられて、熱そうにしている。
ゆず湯で幸せな気分とこの怖い絵のコントラストがシュールだなーと笑ってしまった。
昔は、きっと親子で来て、親が絵を見せながら、「悪いことをしたら、こうなるからね。」と教えていたんだろう。
体もすっかりぽかぽかしたので、あがった。
湯上りは、フルーツ牛乳が定番というが、私は、炭酸水でシュワッとすっきり。
そして、キングオブ縁側と言われているお庭へ。
外は寒いが、晴れていて、お庭も綺麗。
頭もスッキリした。
いやはや、「いい湯だなーあははーーん!」と歌いたくなった。
友人家族は、総出で、13時に銭湯が閉まった後、お掃除に出向いていた。
私もどうやって掃除をしているか気になったのだが、10分前に飲み始めたビールが美味しくて、結局椅子から立ち上がれず、友人の子供のズボンがびしょびしょになって戻ってきたのをみて、「これは大変だー、よく頑張ったねー」とすっかりほろ酔い気分になってしまった。
そんなわけで、年明けから、面白い経験をさせてもらった。
オーナーのお父さんから、昔、薪木を積んでいたところや、ボイラー室の説明をうけた。
ガスになる前までは、お湯を自分達で沸かしたりして、随分大変な作業だったんだなーと思った。
やっぱり大きなお風呂はいい。
今年は、何回入れるかわからないが、機会があればたくさん入って、きれいさっぱり、健康にいきたいと思っている!
皆様も、久しぶりに銭湯へ行ってみるのもいいですよー-。
では、またねー-
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