【ショパンコンクールを見て】ショパンと私の愛おしい思い出

エッセイ
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こんにちは。

昨日の強烈なPlay the pianoの話しをしたら、なんだか、ピアノモードに自分がなったので、今日は、ピアノの話しをしたいと思う。

(そのモードにさせた昨日のお話しは、こちら↓)

現在、ショパンコンクールが盛り上がっている。

5年に1回の大会なのだが、去年のコロナの影響で6年ぶりに開催になった。

日本人は、今まで2位が最高でまだ優勝したことがない。今年は、5人残っている。

私は、角野隼斗(すみのはやと)さんを応援している。youtubeでは、「かてぃん」さんとして、音楽の楽しさを伝えている。

東大の情報理工学系研究科を卒業していながら、ピアノを極めているところに魅かれる。

2月にコンサートに行くので楽しみにしている。

角野隼斗 Hayato Sumino Official Website
ピアニスト角野隼斗のオフィシャルサイトです。Hayato Sumino Official Website かてぃん(Cateen)
そんな私もピアノを習っていた。

5歳くらいから始めて、細々と20歳くらいまで先生に習っていた。

ショパンは一番好きな作曲家だ。

ピアノの詩人と呼ばれているが、いや、本当にそうだと思う。

私のピアノの先生は、歴代3名だ。

小学校の時の金沢時代に2人、川崎に引っ越してた5年生からはずっと同じ先生だった。

金沢時代の2人の先生は、とてもスパルタだった

間違えると、手を叩かれ、今考えると、あまり楽しんで弾いてなかった気がする。

メトロノームをカチカチならして、ちょっとでもテンポがずれると怒られた

今でもあの音はあんまり好きじゃない。

でもテクニックはついたかもしれない

ちなみに、音大を目指していたとかそういうのでは全くなかった。

そもそもそんな経済的な余裕はなかった。

母は、色々なことをする中に、ピアノが弾ければ、心が豊かになると思ってやらせてくれていた

そのおかげで、合唱コンクールでは、いつも伴奏を任されるほどまでになった。

川崎に引っ越してからの先生は、とっても穏やかで、拍子抜けしたくらいだ。

私は、目白のピアノ教室まで1時間ほどかけて通っていた。

先生はやさしく、お姉さんみたいな存在だった。よく帰りにつけ麺をごちそうしてくれた。

ある日、ベートーベンの「悲愴」を」弾いたら、先生に、「なんだか、ちょっと明るくなっちゃうから暗い気持ちになりましょう」と言われた。

その当時は、それなりに、自分でも悩みがあって、暗い部分もあったはずだが、まだ甘かった。

今の私なら、人生色々、辛い経験もしているので、いい感じの「悲愴」になると思う。

ヨーロッパは、教会でよく1時間ほどのミニコンサートが行われる。

オーケストラくらいの規模もあれば、4重奏、合唱みたいなものもある。

ヨーロッパは、どんなに小さな村でも教会はある

教会を中心に町ができているので、どこも一番立派な建物が教会だ。

音響もよく、コンサートにはもってこいの環境だ。

私もタイミングがあれば、旅行中に顔を出していた。

ちょっとだけおしゃれをして、子供連れの家族もいれば、老夫婦が手をつないで来ていて、身近にクラシックを楽しめる環境だ。

チェコで聞いた、モーツァルトのレクイエムが最高に胸に響いた。

値段も1000円もしなかった。

ところで、2008年10月、ちょうど今頃、私は、ポーランドに旅行をしていて、当然ワルシャワにも行った。

ホテルの部屋から一枚。

楽しみにしていたショパン博物館は、2年間の大改装工事で残念ながら行けなかった。

聖十字架教会に、ショパンの心臓があるので、その教会に行ってみたら、ちょうどショパンのコンサートがやっていた。

なんと、偶然、10月17日のその日は、ショパンの命日だったのだ。

素晴らしい演奏だった。じーーんと来た。

ショパンの遺体は、パリにあるが、心臓だけこの教会にある。
コンサートの様子
教会の様子

私が弾きたいと思っている夢の曲は、ショパンのバラード1番だ。

きっかけは、1983年にNHKで「ピアノとともに」という番組があり、ショパンコンクールで4位になった中村紘子さんが講師になって教えていた。そこで、9歳の私は感動したのである。

ありがたいことにYOUTUBEの画像があった!

最初から1:13までは、先生の演奏だ。やはり美しい音。

ちなみに、私が夢見て、今、練習している曲は、2:30から生徒さんが弾いている。

3:17 あたりで中村紘子さんが生徒の背中に手をかけ始める。

これは、前週のレッスンで生徒さんが体を揺らしてピアノを弾くクセがあり、それを直しなさいと課題を与えていた。でもどうしても動いてしまうため、止めに入っている。

4:28 ここからがとても難しくてまだ弾けてない。

4:30 ここが自分では、難しさのピーク

6:30 弾き終わって、先生が前回よりも進歩したので褒めてくれている。ひきつりながらも、ほっとしている生徒の表情がつぼ。

その当時の楽譜は今もある。今は、電子ピアノで弾いている。

たぶん一生かけて練習しなくてはならないだろうが、人生、夢があることはいいことだ

今使っているピアノと当時の教材

そんなわけで、今は、いい時代になり、YOUTUBEの生配信でショパンコンクールが見れる

18日から20日が最終戦。

ファイナリストに残っただけでも大勲章と言われている。

順位も大事だが、5年に一度、改めて、またショパンに浸りたいと思っている。

ワルシャワのお土産さんにて

それでは、また次回まで!

ポーランドのお話しは、こちら↓

コメント

  1. ウッシー より:

    ショパン博物館もパリのお墓も行ったけど心臓の教会は知らなかった。

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