こんにちは。前回に続き、本日も博多のお話し。
博多のガイドブックを開いたら、最初のページから「美味しいものをたべよう!」という内容だった。
確かに、博多は、美味しいもののイメージがとても大きい。
食べることが何よりも好きな私。
こういう時、いつも、胃がもっとあればいいのにーって思ってしまう。
博多では、4食できる予定だった。
そのうち、屋台ともつ鍋を1食ずつに当てることを決めていた。
残り2食をどうするか?
数人の友達に聞いたら、意外だったのだが、うどんを勧められた。
博多うどんって聞いたことがなかった。
「コシがないからウマい!」らしい。
イリコがベースのつゆに柔らかくコシがない麺。
これにごぼ天をのせてさらにかしわ飯が博多うどんのスタイルだという。
別府から高速バスで着き、大宰府行きの電車に乗るために、歩いていたら、「かろのうろん」というお店が出てきた。
「あれ?どこかで聞いたことがあるような?」と思ったら、友達がお勧めしてくれたお店だった。
「おー--!これは、呼ばれたぞ!」と思い、ランチへ。
2020年に亡くなってしまったが、コメディアンの小松政夫がアルバイトをしていたらしく、彼のお勧めというメニューがあった。
ごぼ天と丸天という魚の練り物を揚げた、さつま揚げのようなものがのった、うどんだった。
ちなみに博多弁では、「ど」が「ろ」と発音されるらしく、店名の「かろのうろん」は、
「かどのうどん=角のうどん」という意味になるらしい。
お店は、確かに角地にあった。
「うろん」は、きしめんみたいだった。私はきしめん好きなので、この歯ごたえが気に入った。
ネギもたっぷり入って、おいしかった。博多のうろん、いい!
そして、次は、もう1つの楽しみにしていた、博多名物、もつ鍋のお話し!
前日、屋台で緊張した夕食になったが、もつ鍋のお店が、たまたま個室でほっとした。
もつ鍋屋さんは、博多駅のKITTEの中にある、「博多もつ鍋おおやま」。
いやはや、もつ鍋は、そんなに食べたことはないので、偉そうなことは言えないが、今まで食べたもつ鍋の中で一番おいしかった。
「おひとり様限定 もつ鍋セット」を注文!
まず、小皿に入った、以下の4種類の前菜。
- やわらか牛酢もつ ー>「酢もつ」とは、湯通しした豚や牛、鶏のもつ(内臓)に、ポン酢や薬味をトッピングしたシンプルな博多の人気料理。博多の居酒屋や焼き鳥屋では、定番のおつまみとして提供されている。その中の牛の酢もつをいただく。このお店の一番人気の前菜とのこと。美味しい!
2. おきうとー>博多ではよく食べられるらしい。海藻を固めたもので、ところてんみたいなのど越し。
3. おおやま謹製博多明太子→明太子一本!
4. 熊本産、馬のたたき
そして、メインのお店お勧めの、「味噌味のもつ鍋」。
〆のちゃんぽん麺
計2700円
もつ鍋は、にんにく、唐辛子、にら、キャベツ、ごぼう、もつがいい具合にスープと混ざり、パンチの効いた味だ。
〆のちゃんぽん麺の太麺の絡みもいい。これが博多風だそうだ。
ビールも2杯。大満足だった。お腹がはちきれそう!
今回泊まったホテルも私の常宿ドーミイン。
ドーミインは、大浴場があり、また、「夜鳴きそば」と言われる、ミニラーメンが夜9時半に振舞われるサービスがある。
今まで、夜鳴きそばをスキップしたことがなかったが、もつ鍋を食べた夜は、もうどうしても食べられず、断念した。
さて、博多は、神社やお寺もあちこちにあって、ちょっとした通りを入ると一気に雰囲気が変わる。
また商店街アーケードもあって、なんだか大阪っぽい一面もある。
櫛田神社は、ちょうど節分の装いになっていた。
「かろのうろん」のすぐ近くにある櫛田神社は、757年に創建された博多の総鎮守だそうだ。
また、博多千年門がある周辺は、お寺が多く、京都っぽい。
東長寺は、弘法大使が開いた真言密教のお寺なので、高野山を思い出した。
そんな、お寺巡りをして、最後に訪れた、海元寺。
何気なく行ったら、毎年1月と8月の16日に閻魔祭りを開催しているという。年2回だけかー。
そして、その日が1月16日だったのだ。おー、よくわからないがなんかラッキー!
この日は地獄の釜が開く日、つまり地獄もお休みの日として、私達も地獄の様子を見させて頂ける日だそうだ。
閻魔祭りの日には、三途の川のほとりにいる、「奪衣婆」に「こんにゃく」をお供えするという。
奪衣婆は三途の川を渡ってくる亡くなった方の衣服を剥ぎ取るお婆さんの姿をした鬼だ。
剥ぎ取った服を、側にある木の枝にかける。その枝のしなり具合によってその人が生前に犯した罪の重さが分かってしまうという。ぎょー-。おそろしやー-。
私のは、一体、どれくらい、しなるのだろうー。
亡くなった方の衣服でも何でも取ってしまう奪衣婆に灰汁で固めて作る、こんにゃくをお供えする。
それによって、自分の病気の悪を取ってもらおうという、理由で奪衣婆にこんにゃくをお供えするそうだ。
えんま祭りの日には樽一杯のこんにゃくがお供えされるとのこと。
こんにゃくー--ー----!
知っていたら、お供えしたのにー-。
この日は、東京に帰る為、飛行機の時間が迫っていて、残念ながら、こんにゃくが用意できなかった。
朝早く、訪れたのだが、こんにゃくが1つ供えられていた。
そんなわけで、最後の1食は、博多空港で食べた、博多うろん!
とろっとしたお出汁でおいしかった。
それにしても、町の中心から10分で空港って素晴らしい。
博多はコンパクトな町で住みやすそうだなって思った。
というわけで、博多、よかとー--!!楽しみました。
本日はここまで!またねー-。
続く↓
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