こんにちは。本日も別府のお話し。今日は後編。
前回は、こちら↓
海地獄のバスクリン色に心を奪われた後は、すぐ近くにある、鉄輪温泉街へ。
鉄輪と書いて、「かんなわ」ってなかなか読めない。
地名は、本当に知らないと正しく読めないなーと旅行にくるとよく感じる。
ここは、湯けむりに包まれた、THE 温泉街だ。
別所駅周辺よりもさらに、レトロ感は、強くなる。
湯治文化が根付いているらしく、あちこちに100円で入れる温泉があった。
「組合の人は無料」となっている。家に温泉は引けるが、すぐに錆びて手入れが大変らしい。
そんなわけで、近所の人たちは、家のお風呂代わりにあちこちの湯治に入りにきているそうだ。
確かに、地元のおじいちゃんおばあちゃんが15時くらいに入りに来ていた。
温泉の地熱で真っ白い湯けむりがあちこちから出ている。
煙突からでているのは有名だが、道の排水講からも、もくもく出ている。それもいたるところにだ。
雪もちらつく寒さだったので、そこに立ってみたら、煙に包まれて体全体がほっこり暖かくなった。
天然暖房だ。
さて、今回、誕生日ということもあり、どこに泊まるかを重要視した。
選んだのは、「眺望の宿 しおり」
お部屋で夕食を楽しめるというものに魅かれた。
誕生日なのだ。贅沢をしてもいいだろう。
別府駅からお迎えがきてくれて、10分ほどのところの高台に向かう。
眺めのいいところで、一般住宅もあった。
部屋から、別府湾が見える。
雪がちらつき風情がある。
貸し切り露天風呂があったので、夕食前にゆったり。
お湯にとろみと、艶があり、つるんというより、とっるん、とっるんしている。
これ通じるかしら?なんか、ゼリーがちょっと入っているような感じなのだ。
いいお湯だった。
夕食は、誕生日祝いということで、1杯、宿から飲み物をご馳走になった。ありがたや。
エビスビール工場が大分にあるということで、大分産エビスをいただく。
お料理は、旬の素材をふんだんに活かした和食創作懐石。
食前酒の梅酒で始まり、サーモン寿司や、菜の花の天ぷらなどの前菜。
ハマグリの吸い物。
そして季節のお刺身が絶品。はまちは、プリプリだったのだが、養殖だという。
エサに大分名産のカボスを入れているそうだ。それによって魚の臭みがなくなるとのこと。
感動したのが、A4極上牛蒸ししゃぶだ。
地獄蒸しが有名なこの地。
薄くていい赤色の牛肉とレタス、水菜をコンロで蒸してポン酢とゴマダレでつけるだけなのだが、これがのど越しよくおいしかった。
これは、自分でも作ってみようと思う。
そうそう、ビール1杯で終わるわけはない。
メニューに「樽詰めスパークリングワイン、ポールスター」というメニューがあった。
一杯ずつ、樽から出されるらしい!
ポールスターなんて、粋な名前だ!飲んでみたら、すごくすっきりしゃっきりして美味しい。
2杯、くいっと飲んだ!
デザートが終わり、満足。
今度は、大浴場に繰り出した。
月明りが美しく、星もきれいだった。冬の露天風呂は最高だ。
翌朝も朝風呂に入り、朝食会場へ。
朝食も豪華だった。
夕食にもあったが、この下の写真の手書き風メニューがいい。
私は、うちで友達の誕生日などお祝いする際、作った食事を一筆書き便せんのようなものに書いて、メニューとして出す。
理想は、このお宿のようなメニューだ。朝食も全部美味しかった。
昨日も感じたのだが、このお宿の、味噌汁が美味しい。
夕食は、赤だし、朝食は煮干しだったがどちらもとてもおいしかった。
こうして、今年の誕生日は、温泉につかって、ゆっくりできるという夢が叶った!
さあ、たっぷり朝食も食べた。快晴の本日、博多へ向かう!
続きは、また次回までお楽しみー-。↓
コメント