【海外生活ブログ】タクシー通勤

海外生活/ ニュージーランド

NZ(ニュージーランド)では、旅行会社でOLをしていた。

仕事は、17時半で終わる。

残業は、ほとんどしないが、やはり、時期によっては、残業をしなくてはならない。

私の会社では、退社が21時を過ぎると、タクシーカードが会社から支給され、タクシーで家まで帰れる。

夜遅く、1人で帰宅するのは、危険というのが1番の理由だ。

残業代が出ない職場だったので、せめてこれくらいしてもらってもいいと思う。

私の家まで、タクシーだと15分くらい。

料金は、NZ20ドル。その当時のレートで1400円ほどだ。

バスとは違い、家の前まで、当然だが、送ってくれるので、これに慣れると、バス停から家までが億劫になる。

本当、人間ってすぐに慣れるもので、逆に言えば、慣れの怖さも感じる。

タクシーの運転手さんは、インド、パキスタン系が2004年当時多かった。

NZに来て、オークランドの町を初めて歩いた際、インド系の人種が多くてびっくりした。

ニューヨークでもタクシーの運転手さんは、インド系が多かった。

インド人は、強いコミュニティーがあって、新しく移住しても、受け入れ態勢がとてもしっかりしているから、同業者が多いと聞いたことがある。

NZのインド人コミュニティーが、それと同じかどうか、ちゃんと調べたことはないが、いずれにせよ、タクシー運転手にインド系が多いというのは、事実だった。

インド人は、おしゃべりな人が多い。

タクシーに乗ると、たいてい、「今日は、何していたの?」という会話から始まる。

私の残業の話しや、日本の話しをしながら、あっという間に家に到着だ。

タクシー会社は、多々あるが、タクシーチケットを会社で支給されるので、私が残業して使用するタクシー会社は、いつも同じ会社だ。

このタクシー会社は、自分で車を買い、月に決まった額を所属タクシー会社に支払う。

後は、自分の利益になるという仕組みだそうだ。

オークランドは、NZでは、1番大きい都市だが、平日の夜は、町の中心部でさえ、ゴーストタウン化している。

ある日に乗った、タクシーの運転手さんは、夕方から働き始めたが、さっぱり今日は稼げそうにもないので、私を送った後、もう家に帰ると言っていた。

頼りになるのは、観光客、それも夏の一時期のみなので、その特に稼げないときついなーって言っていた。

NZは、チップがないので、タクシー運転手にとっては、収入の増加が見込めないので、その点でもなかなか大変だ。

私も残業でくたくたになって、タクシーに乗るのだが、タクシー業界は、旅行業界よりももっと大変だと思う。

お互いをねぎらって、タクシーを降りる。

1か月ほど、タクシー生活が続いた。

大きなツアー客が去ったら、急に暇になって、タクシーを使うこともなくなった。

急に時間がたっぷりできると、あれ?今晩、何しよう?っなんて思っちゃう。

でも、また、人間、すぐに慣れるので、元の生活に戻って、逆に21時以降にタクシーに乗って帰ったなんて、信じられないのである。

今の私は、残業をする必要がない職業を選んだので、毎日、決まった時間で仕事が終わる。

若い時はそれなりに仕事も頑張ったから、残業もそれなりにしたけれど、今は、定時にしっかり切り上げてうちに帰るのが何よりも楽しみだ。

これって年を取った証拠なのかなー?

というわけど、本日のつぶやきはおしまい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました