Day 10// 2003年6月23日 夕方
疲れた。。je suis crevé 、、、くたくただ、、
今朝、5時の地元民のバスで6時間揺られて、Erfoudに着いた。
1泊して、FESに向かう予定だった。
Fesまでは、8時間かかる。
しかし、バスの時間がよくない。
朝のバスがないので、昼間のバスに乗ると、FESに着くのが、夜になってしまう。
今回のバスは、CTMという高速バスに乗る。
バスで1泊の方が、夜にFESに到着するより安全と言われた。
そんなわけで、急遽、20時半のバスに乗ることにした。
只今の時刻、11時。
暑い、暑い、熱い。熱ー------い!!
時間もたっぷりある。
まず、何か食べよう。
今日も頼りになるのは、私の愛するガイドブック、Guide Routard.
ここで紹介するレストランはやっぱり外れがない。
“Cafe de Sud”というところで、ものすごー-くおいしいタジンをお昼に食べた。
タジンについて、ご存じのない方は、こちらをどうぞ。↓
レストランの人もとっても感じのいい人で、「また夕食に来ます」と言って、レストランを出た。
夕食までの時間は、更に暑いので、インターネットカフェに行って、ネットをしながら待つことにした。
ちなみにフランス語では、Les Cybercafés サイバーカフェと呼ぶ。
モロッコのネット事情は、よろしくない。
とにかく遅い。
そして、当たり前といえば、それまでなのだが、日本語仕様ではないので、日本語で打てない。
ネットカフェは、アラビアのロレンスの町、Ouarzazateでは、安いところで、1時間15DH(180円)だった。
ここは、駅の近くだからなのかわからないが、1時間40DH(480円).
まあそれでも悪くない。
何よりも冷房が効いて涼しい。文句は言うまい。
文句は言わないぞ!
しかし、お会計で、倍の値段を請求された。
出た出たー---!
ここもまた観光客にたかるのか!とむかつく。
会計の親父は、「時間帯によって値段が違う。」とシステムの説明をし始める。
いや、そんなの嘘だ。どう考えたって、高すぎるのだ。
私も戦う。
観光客からぼったくろうとしている考えが許せない!1時間、言い合いになった。
すると、親父が、「それなら、夕食を今から、一緒に食べれば、ただにする!」とまた訳のわからないことを言ってきた。
冗談じゃなーーーーーい!!
断ったら、今度は、「コーラを飲めばただにする!」という。
冗談じゃなーーーーーい!!
コーラに変なものを入れる気なのか?
もう、疑惑でしかなくなった。
ここまで整理してみると、
料金表に記載されていた
1時間 40DH(480円)が
1時間 80DH(960円)
という法外な値段になった。
それが1時間の粘りで、
2時間80DH(960円)が
2時間30DH(360円)
の大幅値下げにこぎづけた
もう噓ばかりだ。
疲れた。
お金を払い、早めの夕食をしようと、お昼に行った、素敵なレストランに戻り、モロッコに来て初めてクスクスを食べた。
美味しい。
路上では、また喧嘩が始まっていた。
モロッコ人は、よく道端で、激しく喧嘩をする。
女性も男性相手にひるまない。
こうして、20時半のバスに乗り込んだ。
ERFOUDからのバスは、CTMという高速バス。
8時間で132DH(1,584円)プラス、荷物代が8DH
今まで乗っていたのは、ローカルバス。
CTMは、高級バスだ。
2割ほど高いが、エアコンが効いて、バスも綺麗。座席もふわふわ。そして、無臭。
何よりも素晴らしいのは、話しかける人がほとんどいないということだ。
落ち着ける。
そして、一番驚いたのは、高速道路を走ったということだ!
すーい、すー-い!!おー---!快適ー--!
それでも、不思議と、あの人間臭さのあったバスが、既にちょっと懐かしくなった。
南から北に向かう中で、色々なことに驚いた。
信号があること。
緑が多いこと。
川に水があること。
私は、すっかり砂漠の民と化していた!
また次の地も楽しみだ!
つづく。
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