【女子海外1人旅:モロッコ18日間を駆け抜ける!】その3 地元民ばかりのバスに乗る。

モロッコ18日間を駆け抜ける!

Day 2// 2003年6月15日 マラケッシュ

暑くて動けない。。。

この暑さは、尋常じゃないので、生活パターンを変えようと思う。

まだ涼しい、朝早いうちに行動して、午後から夕方6時くらいまでの異常な暑さの時間帯は、ホテルに戻って昼寝タイム、すなわちシエスタをしようと思う。

早朝5時には、もう出かける

眠くても、シエスタのあてがあるので、起きれる。

エールフランスにまたもややられた、私のロスバゲの荷物も無事に戻り、昼寝の後、夕方、チケットを買いに駅までいった。

帰り道、子供連れのお父さんに会って話しているうちに、自分の家を見せてくれることになった

そこまではよかったのだが、結局、ホテルとお店の勧誘、最後にガイド料をせびられた。

やられた、、

仕方なく、20DHディラハム240円ほどを渡したが、30DHディラハムくれ!と言われた。きっぱり断った。

子供連れだったので、油断してしまったが、やっぱり用心だ。

モロッコ人は、大家族で住んでいることが多い。

この人も、お兄さん4人、お姉さん2人、子供3人、お母さんなどなどで12人暮らしだった。

部屋は2階建てで8部屋あった。

1部屋にベットが3つ。なんだか、すごいものを見せてもらった。

でもやっぱりもう人についていくのはやめよう。

念には念を。

信じるものは、自分だけ。

私の旅の教訓だ。

お昼は、タジンを食べた。色々な種類があっておいしい。(タジンについては、次回説明をしたいと思う。)

そのレストランでちょっとお話しした男性が去ったあと、しばらくしたら、戻ってきた。

何かと思ったら、「いやいや、忘れ物をしたという」

何を忘れたのかとおもったら、なんと「歯」だった

若いのに入れ歯だった。

何でもこの国は、虫歯になって、歯医者で詰め物を入れると、とても高いので、入れ歯を選ぶ人が多いとのことだった。

すごい一日だった。

Day 3 //2003年6月16日 マラケッシュからワルザザートへ

今日は、マラケッシュ MARRAKECH から、ワルザザード OUAEZAZATEに行く。

↑青のコースをたどる

地元の人だらけのローカルなバスに乗った158km、4時間の道のりだ

距離の割に時間がかかるのは、大きな「アトラス山脈」を超えるからだ。

チケットは、70DHディラハム。840円ほど。

バスには、制服は着てないけど、切符をチェックしたり、止まる合図をしたりしている、車掌さんらしき男性が車内をうろうろしている。

荷物をこの車掌さんもどきに預けたら、10DH(12円)ほど取られた。

周りの人もそうしているから、ぼったくられているのではなさそうだ。

毎回、色々確認が大変だ

出発してまもなくして、ガソリンを入れる。

8.3リットルで、50DH,600円ほどだ。

通っている道は、「Tizi n Tichka」という名前。

1936年にフランス人によって建設されたこの道路は、美しい景色が眺められることで有名だ。

標高2260mのくねくねした山道

崖っぷちをひた走る。

ガードレールがあったりなかったり。
あっても、壊れているところがほとんど。

しかしまあ、壮大な景色だ。谷間をジグザグ、ジグザグ走り抜ける。

オーストラリアのエアーズロックを思い起こさせる雄大な景色だ。

赤茶けた色から、緑に変わり、また赤茶ける。

農業をしている人が途中、いっぱいいた。美しかった。

しかし、途中、バス停もなー---んにもないところで、降りる人が多い。

何でこんなところで降りるのだろう?家らしきものは、何も見当たらない。

こういうところで降りて、去っていく。周りにはなんにもない。

バスの中は、アラブの音楽がガンガンにかかっている。ドライバーさんの趣味なのだろうか?

そして、車内は、クーラーなんてもちろんかかってない

なので、じりじり汗をかいているのを感じながら、バスはドンドン進んでいる。

バスからの景色

とにかくここでもよく声をかけられる。

そして、皆、いつも必ず、「うちによって、ごはんを食べなよ」というのである

これは社交辞令なのか、枕詞なのか、私には、わからないのだが、とにかく、最後にはいつもこれだ

観光客なんて1人もいない。

アジア人の女子が一人でいるのは、ものすごく目立つ。

すごい山道で降りるおじさんが、私に、「一緒にとにかく降りよう。」としつこかった。

乗っていた別のおじさんが、「とにかく気をつけなさい。」と言ってくれた。

それにしても、今日もとにかく暑い。40度くらいあると思う。

なんだか、暑さとアラブの音楽に揺られた、バスの旅で、頭も体もガヤガヤしたが、無事についた。

夕食を食べていたら、2人組の日本人のおばさんに会った。

1人は、控えめないい人だったが、もう一人が、とにかく、モロッコには、「安さ」を求めて旅しにきたらしく、口を開けば、「高い、高い」を連発していた。

ちょっと面倒くさい人だったが、彼女のおかげで、ちょっと面白いコースを発見できた。

ここも暑いから、また明日も早起きだ。

というわけで、本日のお話しは、ここまで。

最後の「お礼をするMutsi(ムッツィー)」は、ひまわり画伯の新作です!!

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