ブルガリア料理を食べたことは皆さん、あるだろうか?
私は、ブルガリアで、「夕食の友」が出来た。
オランダ人の28歳のデイビット君。(前回のお話し↓)
彼とは、首都のソフィアのトラムの中で出会った。
経緯はあまり、覚えてないのだが、出会ったその日に、彼のフィットネストレーナーの妹がソフィアでレストランを経営しているというから、一緒に行くことになった。
一人旅は、楽しいのだが、夕食の時に、こうやって話す人がいるのは更にいい。
私のブルガリアのそれからの旅程と彼の旅程がほぼ一緒だったので、そこから何回か、時間が合えば、夕食を一緒に食べる、「夕食の友」となる。
彼は、最近、オランダで学生を終えて、お金がないので、ユースホステルに泊まるという。
ちなみにヨーロッパでは、社会人になってから、また大学生になる人って結構いる。
国によっては、学費が無料というところも結構ある。(まあ所詮、税金なのだが。)
私は、それこそ昔は、「バックパッカー女王」を名乗っていいほどであった。
しかし、その時は、もう37歳にもなって、それなりに仕事をしてお給料ももらっていたので、安いといえども、ホテルに泊まっていた。
そんなわけで、ディビット君とは、いつもレストラン待ち合わせになった。
ただ、彼は、悪い人ではないのだが、いまいち、面白みがなく、ある日、
「今日は、ホステルで無料ディーナーがあるから、一緒にディナーができない」
と言われて、実はちょっとほっとした。
ブルガリア料理ってすごくおいしい。
ブルガリアといえば、ヨーグルト。ここは、ヨーグルト共和国。
食事に関して、私の苦手な乳製品が多いイメージがあり、行く前は、期待してなかったのだが、おいしくてびっくりだった。
基本、ギリシャやトルコなどのバルカン半島共通の料理文化をベースとしている。
これにヨーグルトが絡んでくるのだ。
ヨーグルトがとにかくおいしい。
朝食のビュッフェで出た、はちみつが、とろー-っと濃厚な味で、べっこう飴みたいな感じ。
これとどっしりした弾力のブルガリアヨーグルトがマッチする。
私の大好物は、地元の人で賑わうパブで頼んだ、「タラトール」という、冷たいヨーグルトスープだ。
きゅうりとたっぷりのハーブの、ディル(私の大好物!)が入り、にんにくがいい具合にきいてとにかく美味しかった!
また、「ギョヴェチェ」という壺焼き料理は、3回食べた。
サラミ、チーズ、ハム、トマト、パプリカ、玉ねぎなどを入れてアツアツに焼きあげたもの。
ピザの具のどっさり版だ。
これは、あちこちで食べたが、レストランによって味が違う。
今までの人生でこんなにチーズやヨーグルトを食べたことがないといっていいくらい食べた。
私は、冷たいチーズやハード系の臭いチーズは、苦手なのだが、ピザやグラタン、ラザニアのように焼いて溶けているのは、好きだ。
ブルガリア料理は、そういうモノが多い。
それにしても、生まれてこんなに一日に乳製品とったことないくらい摂取している。
今まで私の胃にいなかったビフィズス菌が急に入りこんだから胃がビックリしているようだ。
お通じが毎日とてもいいのである。
こんなに乳製品を食べているのに、ブルガリアでは、一度も牛をみかけなかった。
猫がとにかく多い。あちこち、ごろごろにゃんにゃんしていた。
怖いのが、犬だ。ブルガリアの犬は、番犬そのもの。すっごい勢いで吠えるので、心臓によくない!!
おっと、話しがずれてしまった。
料理の話しに戻ろう。
「カヴァルマ」という、肉と野菜の炒め物もブルガリアを代表する料理だそうだ。
肉をトマトとパプリカで煮込んだ料理だ。
バルカン料理の影響を受けてるなと感じる料理は、「ケバプチェ」というひき肉の炭火焼。
豚肉や羊肉を粗いミンチ状にしてから細長くまとめ、あぶり焼きしたものにハーブなど入っている。
ソーセージのようなものだ。
ケバプチェっていう発音は、トルコ料理のケバブとほぼ一緒だ。
そのケバブチェとほぼ同じで、丸めて焼いたものが、ブルガリア風ハンバーグの「キョフテ」。
ヨーグルトのタルタルと合う。
肉料理しか食べなかったが、どれも美味しかった。
さて、飲み物もまた色々楽しんだ。
次回また、ご紹介するとしよう!
またねー。
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