九州観光 その6 佐賀県 呼子でイカづくし!

日本の旅

佐賀県は、よく人気がない、目立たないと言われている

2021年、都道府県魅力度ランキングも下から2番目の46位だった。

私も、最初、どこに行けばいいか、頭を悩ませた。

歴史が好きなら、吉野ヶ里遺跡。

陶磁器に興味があれば、唐津、伊万里、有田。

拠点が博多になったので、結局、呼子よぶこの朝市を見て、有名なイカを平らげて、唐津で観光をすることにした。

呼子よぶこの朝市は、9時半くらいまでにいかないとよくないらしい

電車で博多から唐津まで1時間半。そこからバスに乗り継いで40分。

6:53の電車に乗って、うまくバスに乗り継げて9時には、呼子よぶこに着いた。

途中、電車は、海沿いを走る。玄界灘だ

車窓からの玄界灘の景色

呼子よぶこの朝市は、コロナも影響もあって、かなり小規模だった。

おばあちゃんが座って、おしゃべりをしながら外で商いをしている姿が可愛かった

イカの一夜干し、ウニ、アワビ、魚の干物。また、野菜や、果物も売っていた。

いかしゅうまいやいかせんべいなど、食べ歩きしたかったが、ここでのメインイベントはイカの活造りのランチ!

河太郎かわたろう」というお店が老舗で美味しいと友達に教えてもらったので、お店は決まっていた

日本初、創業より変わらぬイカいけす料理屋
昭和36年、いか活造りの河太郎は日本初の「いけす料理屋」を創業。河太郎ならではの生きたいかを鮮度を保ちつつ、お客様にお出しできる設備と職人を育て創業時より変わらぬ“こだわり”は今も生き続けています。

人気があるので並ぶらしい。

なので、買い食いはせず、お昼まで我慢しなくてはならない!

町には、看板などになった、さまざまなイカちゃんが大活躍。

朝市もすぐ終わってしまったので、「鯨組主中尾家屋敷」というところに行ってみた。

またもやしらなかったのだが、呼子は、江戸時代から、捕鯨で財を成したという。

その巨万の富を築いた、鯨組主が中尾さんで、彼のお屋敷にお邪魔したのである。

捕鯨に使った槍が、太くて、捕鯨の仕方を描いているイラストをみたら、血だらけの鯨ばかり。

オーストラリアにいた時に、捕鯨反対運動が結構ニュースになり、なんとなく肩身の狭い日本人だったのだが、確かにこういうのを見てしまうと、捕鯨反対と言いたくなる気持ちもわかる。

ちょっとほっとしたのが、鯨は、供養されていたということ。あくまでも気持ちの問題でしかないのだが。。

そんな財を成していた捕鯨は、もちろん現在は、行われてない

中尾屋敷
鯨供養の説明。

呼子は小さな町なので、一通り、ランチ前に見れた。

ちょと早かったのだが、レストランに行ってみた。

すると、10時過ぎなのに、既に、お店の前に人がいた

11時半開店と思っていたのだが、コロナの時短要請により、10時半開店という。

そして、並ぶことで有名なだけあって、しっかりオペレーションが機能していた。

機械に「入店希望」と意志表示すると、予測待ち時間が出て、電話番号を入力すれば、呼び出し時間に連絡をくれるから、お店の前で並ばなくていい。

これは、素晴らしい。

私が入力した時には既に30人ほど入店希望をしていたのだが、10時半開店で待たずに入れた。

漁港のすぐそばにあるレストラン

このお店は、昭和36年に日本で初めて、「いけす料理」をはじめたそうだ。

店を立ち上げた古賀さんという人が、玄界灘で釣ったヤリイカを捌いた際、活きのいい透明の輝きと、歯ごたえのある美味しさに感動したとのこと。

なんとかこの味を多くの人に知ってもらいたいと思って、お店を開いたそうだ。

注文をうけてから、いけすよりあげる、活きたいかを技を極めた職人が手際よく捌くという

新鮮なものを提供するために、たった20秒の作業らしい。

お店の中にある、いけす。
この中で調理している。

私の注文は、迷わず、人気No.1、「いか活造り定食」2900円!
それに、エキストラコールドビール!

もう人気店だけあって、店員さんも慣れていて、手際がいい。

いかしゅうまいは、とろけそうで倒れそうになった!

いかしゅうまい、絶品。1つじゃ、全然足りない!!とろけるおいしさ。

メインは、イカ活作り。

キラキラのイカ。

イカは、季節によって色々種類が違うらしいが、その日はヤリイカだった

創業者がお店を作るきっかけになったあのイカだ!

胴体と足の部分は、あとで、天ぷらにするので食べないようにと言われた。

なるほど。

イカのお刺身の歯ごたえは、部位によって全然違う。

端の歯ごたえのあるものから、真ん中の部位は、とろけるような柔らかさ

また食べ方も色々楽しめた。

私が気に入ったのが、イカにパウダー状の塩をふって、小皿に絞った、レモン汁につけて食べるものだ。

醤油より塩派の私には最高の味だ。

ワサビとレモンにしたり、醤油にまた戻ったり味変もできる。

だんだん、孤独のグルメのような気持ちになってきた。

そして、目があったイカちゃんが、あっという間に天ぷらにされて私の元に戻ってきた。

これもまた、げそと胴体の歯ごたえが違って美味しい。

デザートの甘夏ゼリーもおいしく。

いやはや、美味しすぎた。

お店を出たら、待ち時間がもう1時間になっていた。

早く来てよかったよかった。

港では、釣りをしている人がたくさんいて、魚を釣っていた

釣り人。
呼子大橋

バスに乗る前に、もう一度朝市に行ってみた。

12時なのでもう閉まる時間だ。

皆片付けをしていた。

そうしたら、シラスをもった、おばちゃん2人が、駆け寄ってきた。

「このシラス2袋500円でいいから、買ってほしい」と懇願された。

ひざまずく勢いで、高いのか安いのかよくわからないが、買うことにした。

そうしたら、「いやー。よかったねー。本当に、本当に」と2人でねぎらっていた。

もしかして、怖い親分の元でお給料前借りしているのかなーなんて心配になるくらいだった。

かくして、私の食卓は、シラスペペロンチーニ、シラスうどん、シラスオムレツ、シラス炊き込みご飯としばらくシラスが続いている。

呼子でイカを買わず、シラスを買わされるの巻だが、これも思い出の一つだ。

というわけで、最後は、唐津で終わるが、また続きは次回に!

またねー-。

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