来年の3月で日本に戻ってきて、10年になる。
10年ひと昔というが、いやはや、時の経つ早さに改めて驚く。
10年前に日本で働いたのは、英語でMBAを取得する大学院の事務局だった。
MBAとは、Master of Business Administrationの略称。
日本語では経営学修士号、または経営管理修士号と呼ばれる学位であり、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される。
アメリカが発祥で経営の近代化を進めるとの考え方の元に、19世紀末に登場した教育コースだ。
色々な授業があった。
マーケティング、経営戦略、アカウンティング、ファイナンス、Critical Thinking、ビジネスプレゼンテーション、企業家リーダーシップ、ベンチャーマネジメントなどなど。
日本語の教材を見ても、私には訳が分からないものばかりだった。
日本語と英語クラスがあり、英語クラスには、世界中からの学生がやってきた。
なぜ、日本でわざわざ英語でMBAを勉強するんだろうって、入社面接の時に思わず聞いてしまった。
元々、日本にいる外国人が受講するのもあるが、日本好きが高じて、これを機に、日本に留学しようとわざわざやってくる人もいた。
学生といっても社会人ばかり。
皆、社会でそれなりの高い地位についている人が多く、今まで出会ったことがない種類の人達が多くいた。
60カ国くらいの学生に5年間で出会った。
エチオピア、ウズベキスタン、タジキスタン、サウジアラビア、イランや、レソト共和国から来た人もいた。
レソトは南アフリカ共和国に囲まれた内陸の王国だ。
それまで出会ったことのない国の人もたくさんいて、教室に行くと、ここが一瞬日本じゃないと錯覚するほどだった。
日本人の学生も、英語クラスを受講していた。
そういう人は、留学経験がばっちりあったり、帰国子女も多かった。
ここでは、「アカデミック」な英語を求められ、大変苦労した。
学生や講師との会話は楽しい。ただ、仕事になると大変。
学生に送る一斉メールや、休学などが発生する時の説明、規約作りなど、きちんとした英語が書けない。
それまで、英語は、独学で自分なりに頑張ってきたが、もう、限界だった。
そこで私は、通信教育を含め、いくつかの取り組みをした。
- アルク ビジネスEメール ライティング→3か月の通信講座。ビジネスメールの書き方の基礎を勉強。講師に相談もできたので、どうやってライティングスキルを高められるか聞いた。そうしたら、「盗んで真似をする」ことに尽きると言われた。
出てきた表現は、文単位で丸ごと覚え、頭の中に英文のストックを貯めるつもりで沢山覚えること。
そしてたくさん「書いて」覚えることが大事と言われた。
2. アルク 1000時間ヒアリングマラソン→1年間で1000時間英語に触れる、勉強するというコース。1000時間というと、1日あたり、3時間くらいになるのだが、提出物の課題や、テストもある。詳細は後ほど、説明したいと思う。公式WEBは、こちら👇
【アルクのお薦め】1000時間ヒアリングマラソン 【音声DL・電子書籍付き】
3. アルク English Journal → 英語の雑誌で、本屋さんでも売っているが、1000時間ヒアリングマラソンにも教材としてついてきた。こちらの詳細ものちほど。
4. TOEIC受験の為の勉強→ TOEICを受ける為に勉強することは、ジムで筋トレをするように少しずつ英語の筋力をつけるような感じだ。ヒアリングのテストでは集中力が求められる。リーディングでは、長文をたくさん読むので、持続力も必要だ。結果は、合否ではなく、点数で反映されるのもいい。
次を受ける目安にもなる。
アルクは、語学を勉強している人なら、よく知っている会社で、英語を中心にさまざま勉強の教材や通信教育などを展開している。
1000時間ヒアリングマラソンとEnglish Journalで、大きな2つの勉強法を学んだ。
それは、Dictation(ディクテーション) とShadowing(シャドーウィング)というものだ。
Dictation は、書き取り。
聞いた音声を一字一句書き取る練習。
細部まで正確に書きとれるかが試される。
まず音声を聞こえた通りに書き取る。何度聞いてもいい。綴りがわからないのは、カタカナで書いてよい。
その後、英文スクリプトと照らし合わせる。(English Journalがいいスクリプトだった。)
これを確認して、漏れや間違いの部分が自分の弱点となる。
聞き取れなかった理由を分析。知らない語なのか?音声変化で聞き取れなかったのか?
これがDictation だ。
Shadowing は、音声を聞きながら、それを自分の口ですかさず、できるだけ忠実に再現する。
リスニングとスピーキング力を同時に鍛える。
手順は、全体を通して聞き、英文スクリプトを見て、意味を把握。
聞こえてくる音声から、1,2語遅れてまねて声を出す。
発音やリズム、イントネーションをできるだけ正確に再現。
慣れてきたら、英文を見ずに行う。
Shadowingは、歌を歌っているのと感覚が似ている。
後につきながら、そのテンポで言えると英語がうまくなったきがしてくるので、モチベーションが上がる。
Dictation は、正直しんどい。
冠詞は、ほとんど抜けるし、単語のスペルもちゃんと書けないし、手強い。
English Journal は、簡単な内容から難しいものまで幅広い。これを定期購買した。
苦手だったのが、やっぱりニュースだ。
映像の助けもないので、内容によっては、知らない単語ばかりで、絵が浮かんでこないので、何のニュースがよくわからない。
そんなわけで、文法の基礎を1から勉強し直したり、自分に合いそうな教材を本屋さんで見つけてを、試行錯誤するのであった。
さて、【独学】私の英語勉強法 基礎から次のステップ編 も次回で、最終回。
現在やっている勉強をお伝えしたいと思います!
またねーー。
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