2025年の夏も絶賛、猛暑!!!
去年も夏にガイドをやったが、いやはや、私もお客さんもバテバテだった。
お客さんには、日本の猛暑は、凄いので、あまりこの時期に来るのを勧めてない。
しかし、6月から8月末までの夏休みシーズンのアメリカでは、やはりお子さんの希望で暑くても来たいとなるのでどうしても需要がある。
今年は、6月、7月の2カ月に、私は、14日ガイドをし、自己史上、かなりの数をこなしたのだが、やはりこの暑さは大変だった。
アメリカの夏も暑い地域が沢山ある。
なので、日本の気温を事前に聞いても、大丈夫と思っている。
しかし、湿気が違う。
この湿気が疲労度を高めるのである。
先日のツアーでは、3時間の東京のサイクリングツアーが入っていた。
もちろん、事前に日本の暑さは半端ないから、サイクリングは勧めないと話している。

それでも申し込んでいた。
今回は、ジェレミー君の高校卒業のお祝いにと、両親と妹のジョーダンちゃんが日本にやってきた。
私は、サイクリング以外の東京のガイドを担当。
3日間の東京のツアーは、なんだか面白そうな内容だったので、私がガイドをやりたいと立候補した。
Day1:深川不動尊で護摩祈祷の見学ー>抜刀体験
DAY2:東京観光と神宮でヤクルトVS中日の野球観戦
DAY3:サイクリングとチームラボボーダレス

DAY1は、元々、浅草観光が午後に入っていたのだが、隅田川花火大会に当たっていた。
花火を見ないのに、あの混雑する浅草に連れて行かない方がいいと思った。
サイクリングも本当にやるのかなど、色々、話し合いが必要だなと思った。
毎回、お客さんに会うまで本当に緊張する。
準備もしっかりして、ツアーに毎回、臨むが、結局、最後は相性になるので、いい人達でありますようにと祈っている。
エレベーターから出てきて、自分の名前を見つけてニッコリしてやってきて家族。
あ、とってもいい人達そう!ってなんかいい感触を感じた。
3日間の予定を地図を見せながら話す。
そしてどうして日本に来たかなど、じっくり話しながら、彼らがここで何をしたいのか把握していく。

そうすると、事前に予定していた旅程がニーズに合ってないことも多々ある。
今回は、主役のジェレミー君が、日本のテクノロジーを見てみたい、妹のジョーダンちゃんは、お買い物が好き、パパは、相撲関連のモノがみたい、ママは、皆がHAPPYであればいいということだった。
初日の初めの観光が深川不動尊の護摩祈祷。
これは、日本人の私もすっごい面白いと感じている。
揺らめく御護摩の炎の中に、護摩木という特別な薪を投入し、願いごとを清めて成就することを祈願する。
お坊さんが、太鼓やほら貝みたいものを吹き、その中でお経を唱える迫力はすごい。
4人共、終わった後、興奮していた。
うん、わかる!わかる!その気持ち!
それから、隣の富岡八幡宮に連れて行った。
相撲好きのパパが横綱力士碑を見つけて大興奮していた。

これで、仏教と神道の違いも一気に学習できた。
ママは、その後、鳥居を見つけるたびに、「これは、SHINTOね!」って得意気になって言うのが可愛いかった。

ランチの後は、抜刀体験!!
これは、日本人の私も体験したことがないものだ。
抜刀とは、刀を鞘から抜き放つ行為の事。それから、巻藁と言われるものを実際に切る。
巻藁とは、藁を竹に巻き付けたもの。
藁は肉の硬さに似ており、竹は骨の硬さに似ているため、日本刀で斬る練習に適しているとされているそうだ。
袴に着替え、用意ができると、師匠がやってくる。
最初は模造刀で、刀を抜く練習をする。
また、膝を曲げながら歩く、「侍歩き」などの作法も習う。
ちなみにこの侍歩きが、その後のツアー中に私達の間で流行って、何かあると皆でこの歩き方を真似して、笑いを誘った。
模造刀の後は、いよいよ、真剣を持ち、巻藁を切る体験に入る。

真剣は、危険なので、抜いた状態で師匠が各々に手渡す。
全員1回目は、藁にひっかかって、失敗した。
ポイントは、45度の角度。
角度を習い、チャレンジすると2回目は、ちゃんと切れる。
成功すると、喜びで、皆、ガッツポーズをして笑顔になるのだが、師匠がすかさず、
「日本の侍は、勝っても笑わない」
と言い、上げていた手を皆、すっとひっこめるのが面白い。
最後は週末の銀ブラ。
歩行者天国に喜んでいたものの、ギラギラした太陽が照り付けていて、陰のない、道の真ん中を歩くことはなかった。
女性陣希望のお買い物と男性陣が好きそうな、日産ギャラリーでスーパーカーを見せたところで、暑いから帰りましょとなり、DAY1が終了。
DAY2は次回に!
本日もMutsi(ムッツィー)ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。
<思い出ブログ>
ヨーロッパも猛暑のようです。こちらは、2003年のヨーロッパの猛暑のお話し。