【ナマステ―!インドをゆく:その5】ヒンズー教の聖地・ガンジー河のほとりバナラシへ 前編

海外旅行/アジア

ナマステ―(こんにちは!)

インド8日間の旅、今日は、第5回目!

これまでのお話し。

  1. 入国で大騒ぎ編

2. インドの道中、はちゃめちゃ編

3. インチキ占い師にぼったくられる!

4. 美味しいカレーを楽しんだけど、その残飯を頼りに生活をしている人を見てショックだったこと。

今日は、インドといえば、ガンジス川の風景を思い描く人も多いと思うが、ヒンズー教の聖地、バラナシのお話し。

インドに行ってみたいと思った理由の1つに、遠藤周作の「深い河」を読んだことが大きく影響している。

ヒンズー教の聖地、バラナシに流れる、ガンジス河。

ここで、人は、祈りを捧げ沐浴をし、死んだ人は、この河に流される。

生と死が一緒になっているこのガンジス河を舞台にした小説は、我が家のちょっとしたベストセラーで、母も弟もじっくり読み込んだ。

弟は、いち早く、大学時代に訪れ、この小説に出てくるように、沐浴をしてみたところ、それから数日下痢になって大変だったと言っていた。

その話しは、自分の中で強烈に残っていたので、絶対、沐浴はしないと強く誓った!

このバラナシを、8日私達のインドの旅の最終目的地とした。

デリーからバラナシに行くのに、電車とだと8時間もかかるので、飛行機で行くことにした。

飛行機だと1時間半で辿り着く!

ネットで飛行機のチケットがうまく取れなかったので、エアラインのオフィスに向かった。

インドは、典型的なアジア旅行の法則、「外を出ると、あらゆる人が話しかけてくる」が当てはまる。

ちょっと道に迷ったので、エアラインのオフィスを聞いたのだが、場所場所で聞くと、皆、同じ方向を指して、「ツーリストオフィスに行けば全てわかるよ。」と言う。

こっちは、エアラインのオフィスに行きたいのだが、あまりにもそちらに誘導するので、結局、そこに向かい、飛行機以外の相談も済ませた。

時間も限られていたので、1泊2日という強硬スケジュール行くことになった。

しかしまあ、この場所は、本当に強烈だった。

空港から町の中心までは1時間ほど車でかかる。

デリーなどの大都市と全く違って、道もガタガタ。

バラナシ到着時は、もう日が落ちていて、電灯もあまりない暗い道を、クラクションバンバン鳴らしながら、ガンガンに進んでいく。

そして、道路には、車線が何もないので、向こう側からくる大きなトラックに、私達の乗る、小型の車が、全くひるむことなく立ち向かっていく。

これが物凄く、心臓によくない!

車の数はデリーと比べ物にならないくらい少なく、それ以外の動くもの、バイク、自転車、そして、ろば、牛、ヤギなどの動物も普通に車道を走っている。

なんだか、もう、わけがわからない状態になっているのだが、これが、私の頭で描かれている、「いわゆるインド」という景色だった。

それにしても、「今日はお祭り?」って思うほど、人の数が物凄く多く、ようやく町の中心近くになると、車が進まない。

サリーを着た女の人がこれぞインド!という私のイメージを更にカラフルに演出してくれる。

ちなみにインド人の男性は、皆、髭を生やしている。

これは、デリーからゴールデントライアングルを案内してくれた、ガイドさんの話しによると、強く自分を見せる為に、生やしているとのことだった。

髭は、その人をかなり年上にさせる。

そのガイドさんは、私と同じその当時、38歳だったが、大袈裟でなく、50歳を超えているおじさんに見えた。

まあそんなわけで、華やかな衣装のように見える、サリーを着ている女性と、髭の生やした男性、子供も赤ちゃんもおじいちゃんもおばあちゃんも牛も、犬も、ロバもいるこの地。

まるで映画、「ムトゥ踊るマハラジャ」いや、「スラムドッグミリオネラ」??といいたくなるほど、映画の中のセットにいるかのようだ。

私達は、ガンジス河のほとりの宿に泊まったのだが、そこに行くには、途中で車を降りて、くねくねした道を歩いて行かなくてはならないことがわかり、タクシーはここで終了。

バックパックを担いで、そこから出発。夜なので、道中真っ暗。

牛しかいない場所に入り込んでしまって、怖くて戻ったり、不安になりながら、女子3人で声を掛け合って、励まし合う。

宿は、ガンジス河に面しているので、河に向かって歩くしかない。

ガンジス河を地元の人は、「ガンガー」と呼ぶらしい。

なので、「ガンガー??」と聞くと、皆、あっちだ、こっちだと指さしてすぐに教えてくれる。

こうして、ようやくたどり着いたガンガー。

とっても大きく、夜だったのでとても静かで、高台から眺めた景色に感動した。

翌朝は、朝日と同時に船に乗ってガンガーを見るのがいいと聞いている。

これぞ、また、「深い河」に出てきた場面と一緒だ。

無事について、テンションが上がった私達は、ゴダイゴの「ガンダーラ」の音楽をかけて、盛り上がり、高揚しながら、眠りについた!

さて、続きはまた次回!

<思い出ブログ>

去年のこどもの日は、原宿でガイドしていましたー

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