この暑い真夏の日本で、外国人相手に初めて、ガイドをすることになった私。
前回の話し↓
月曜日は、専用車付きで4時間の観光だったが、その週の金曜日は、電車1日券を使って、9時間の観光。
天気予報は、晴れ。気温は、摂氏35度、つまり、華氏では100℉。
これは暑くなることは間違いない。
今回のお客さんは、ニューヨークからの20代の若い新婚夫婦。
マリッサとエリーさんのお二人。
高校から付き合って、結婚したそうだ。
マリッサは、小学校の先生、エリさんは、オランダ系の銀行にお勤め。
結婚式後、そのまま、シンガポールに飛び、インドネシアの島BAWAHで過ごし、日本へ新婚旅行。
東京、加賀温泉、京都、大阪を回る予定だ。
2人ともとっても笑顔が素敵で、性格の良さが伝わった。
朝、ロビーで待っていたら、マリッサが、セブンイレブンのおにぎりと卵サンドイッチを手にしていた。
「朝食食べてないの?」と聞いたら、「日本のコンビニフードが美味しいって聞いたから、早速買っちゃった!本当に美味しいね!」と笑顔。
2人は、物凄くグルメとのことで、今回の日本の旅行でも、毎晩、有名な高級レストランを予約していた。
ランチは、ラーメン、お蕎麦などのカジュアルのものがいいかなと思い、提案したら、「今日はまずラーメンが食べたい!」とのこと。
日本の夏は暑いので、今日は水分を沢山取って、ゆっくり行きましょうと案内した。
早速、地下鉄へ。
9時過ぎの赤坂見附は、まだまだラッシュアワー。
2人は、ニューヨーカーなので、地下鉄は毎日使ってそう。
日本の地下鉄が綺麗でびっくりしていた。
浅草の仲見世では、イチゴ飴とイチゴ大福を買って、早速インスタに挙げていた。
かっぱ橋では、まず、フードサンプルのお店で、テンションが上がっていた。
マグロのお寿司のマグネットを買っていた。
実はお寿司のマグネットって結構、外国人の皆様、買っています!
そして、包丁を即決で購入。
二人とも料理が好きとのことで、これで、また料理が楽しみと喜んでいた。
かっぱ橋の由来の、河童の話しをしたら、とっても気に入ったらしく、あちこちで河童を見つけると、KAPPA KAPPAを連呼していた。
このお店で、浅草のおススメラーメン屋さんを聞いたので、そこに連れていってみた。
お店に入って、まず、自動販売機でチケットを買うシステムに興奮!
味玉、メンマ、ネギのトッピングも加えて、
会津山塩物語、濃厚福島鶏白湯という2種類のラーメンと餃子を注文。
いやはや、全て美味しすぎたらしく、目玉が飛び出そうだった!!
メンマは、特にびっくりだったらしく、「オイシイ、オイシイ」と連呼していた。
ニューヨークだとラーメンは、3000円くらいするらしく、この安さでこのクオリティに感動していた。
さて、お昼を過ぎて、気温がじわじわ上がってきた。
水分補給を忘れないでと、スーパーでお水を追加で買ってもらい、また電車に乗る。
今度は、上野でJR山の手線に乗って、原宿まで。
明治神宮、竹下通りを歩いて、楽しそう。
しかーし、14時を過ぎてきて、ますます暑くなってきた。
エリ―は、背が高いので、腰が結構痛くなることがあるらしく、疲れている様子が見えてきた。
あとは、渋谷の観光が残っているので、ひとまず、渋谷スクランブルスクエアのビルに入った。
抹茶が大好きというので、抹茶屋さんに連れて行ったのだが、長蛇の列。
渋谷スカイの見学時間に間に合わないかもだったので、タリーズのアイス抹茶ラテに切り替えた。
涼しいところでちょっと座れた、エリーも元気が出た感じ。
抹茶ラテもとっても美味しい!って幸せ顔になったので、よかった。
渋谷スカイは、最近、暑さで屋外が入場できないことが続いていた。
しかし、今日は、どこに行っても、いつもと違って空いていて、この2人の幸せオーラがそうさせているのか、なんかいい風が吹いているなと思っていた。
そうしたら、渋谷スカイの屋上もOPENという表示になっていた。
さすが!
そんなわけで、久しぶりの外での見学だったが、やっぱり屋外が断然いいと思った。
最近の渋谷スカイの見学は、悪天候や、暑さなどの理由で、しばらく屋内の見学のみっていうのが続いていた。
それはそれで、お客さんも喜んでいたのだが、やっぱり外は全然違うって思った。
旦那さんのエリーは、記憶力がとっても良くて、今日、訪れた地名を全部、何も見ないで連呼していた。
アサクサ、センソウジ、カッパバシ、メイジジングウ、ハラジュク、タケシタドオリ、シブヤ!
発音が偉くいいので、それが逆におかしかった。
この日の夕食は、お二人は、銀座の天婦羅近藤を予約していた。
自分達で、地下鉄を使って行くというので、一緒に銀座に立ち寄って、場所を確認した。
エリ―が銀座に足を踏み入れてすぐに気に入ったようで、「ギンザ」とまたインプットして、声に出していた。
今日の思い出を携帯に細かくメモをしていた。
今回の旅行は、彼が全てお膳立てしたらしく、新妻のマリッサは、「私はこだわりがないから、何でもいいのよ、フフフ」って言っていた。
この二人はとってもいい夫婦になるんだろうなーって微笑ましく思った。
こうして2人のお泊りのホテル,ザ プリンスギャラリー東京紀尾井町に戻った。
「なんと既に、26,000歩、歩いているよ!!」とエリ―が言った。
私もかなり健脚なのだが、この歩数はかなりすごい。
この日の暑さもあって、ちょっと足が攣った感じもした。
身体は疲れたけど、2人の門出を私もお祝いできた気がして、やり切った感が半端なかった。
二人に日本の旅を楽しんでねとハグをしてお別れした。
いい人達に出会うと、いいパワーをもらう。
いい一日だった!
月並みですが、末永くお幸せに!!
<思い出ブログ>
2人の新婚旅行先のインドネシアは、BAWAHリザーブというところ。今回初めて知った。
そんな私のインドネシアの思い出は、ウブドやロンボック。
ロマンチックからはほぼ遠い、私の旅行記です!