ラグビーワールドカップが始まった。
生活時間を大幅に変更して、熱狂した、2022年12月のサッカーワールドカップ。
2023年の2月は、漫画のような展開に盛り上がった、野球のWBC。
2023年8月の、バスケットのワールドカップも、日本の活躍で私も思わず、にわかファン。
そして、2023年9月、待ちに待った、ラグビーワールドカップ。
私のラグビー観戦歴は、もう30年以上!
最初は、ドラマ、「スクールウォーズ」の再放送を高校の時に見て、ラグビーを知った。
1989年頃、明治大学の北島監督のラグビースタイル「前へ前へ」で、明治大学が強かった。
吉田義人とその後輩の永友洋司活躍で盤石のチームだった。(ここで脱落せず、めげずに続けて読んでみてー!:-)
なんだか、推しができて、どんどんはまっていって、冬の昼間にNHKで中継されるリーグ戦、特に早明戦を楽しみにしていた。
秩父宮ラグビー場には、明治戦のチケットがなかなか手に入らず、日体大の試合を見に行っていた。
やっぱりなんでも生の試合を見ると、その臨場感、空気感に心を捕らわれる。
弟や、中学時代の友人がラガーマンっていうのもあり、ラグビーは、大学リーグを中心に楽しんでいた。
話しが、そこからぐっと飛んで、海を越えた、フランスのラグビーのお話し。
フランスに住んでいた時に、ホームステイのパパのクロウドがラグビー好きだった。
フランスは、ラグビーが強い。
日曜日にテレビでラグビーリーグの中継があるので、一緒によく見た。
そんなフランスのモンペリエのお家に、私のニュージーランドの友達のシンシアがある日、遊びにきた。
シンシアの母国、ニュージーランドはいうまでもなく、ラグビーが国技。
かのオールブラックスだ。
オールブラックスといえば、ハカ!
ハカとは、先住民マオリの伝統的な踊りで、儀式や戦闘に臨む際に披露される。
オールブラックスの試合前にも、相手チームの前で、足を踏みならし、舌を突き出して威嚇する、儀式のようなものがある。
私の年代なら、グロンサンのCMの「ガンバッテ ガンバッテ 仕事ー」でハカという存在を知った人が多いと思う。
パパクロウドは、英語が話せない。シンシアは、フランス語が話せない。
2人は、ボディランゲージを駆使して、コミュニケーションを取ったのだが、パパクロウドが、ハカをシンシアの前でやった瞬間、二人の距離が一気に縮まり、大爆笑だった!
フランス滞在から1年後、私は、ニュージーランドに2年、住む機会に恵まれる。
ニュージーランドには、5月に入国したのだが、翌月の6月に、早速、オールブラックスの試合があって、生オールブラックスを見た!
生で見た、ハカは、もう鳥肌モノだった!
ハカは、年代によって変わってきているのだが、私はやっぱり自分がニュージーランドにいた2004年当時のこのyoutube に出てくる、メンバーのハカが大大大好きだ!
ここで指揮をとっている、キャプテンのタナウマガは、また後で話しに出てくるので、是非覚えておいてほしい!!
私の1番好きな選手だ!
試合を見に行って、感じたのは、まず、選手との距離が物凄く近い!
ナショナルチームとは思えないほど、セキュリティーがそれほど厳しくない。
選手と気軽に話せたり、写真を一緒に撮ってもらえたり、サインも、頼めばしてもらえる。
ある中学生くらいの女の子は、サインのコレクションをしていた。
御朱印帳のような立派なノートに、物凄い数のサインと一緒に撮た選手との写真が貼ってある、アルバムのようなものを持ち歩いていた。
国中が応援している。文字通り、老若男女が応援に駆けつけていた。
町を歩けば、あちこちに、「うちのバーで明日のオールブラックスの試合、ライブで見れます!」って張り紙がある。
飛行機に乗れば、着陸後のアナウンスで、「明日は、オールブラックスとオーストラリアの試合があります。Go All Blacks !!」なんてものが流れる。
完璧に生活に入り込んでいるのである。
プロのリーグ戦も盛んで、テレビで中継もよくやっている。
それに加え、世界のラグビー大国との試合も物凄く多く、イギリス、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンVSオールブラックスという試合が、ワールドカップじゃなくても見れるのである。
そんなある日、私はAir New Zealandのプロペラ機に乗って、ネイピアという小さな町に観光に行った。
機内誌は、オールブラックスのメンバーが表紙になっていた。
ライオンズシリーズというイギリスを中心としたラグビーチームがこの国に12年ぶりにやってきて、さまざまな対戦があるということで、国中が盛り上がっていた。
空港に着いたら、機内誌の表紙のオールブラックスメンバーが目の前に現れた。
私服姿が、これまたかっこいいので、すぐわかった!
私の推しのタナウマガを見つけた!
彼は、先住民のマオリの血が入っていて、ドレッドヘアがめちゃくちゃかっこいい!
日本なら、大騒ぎになると思うのだが、この国の人達は、オールブラックスを目の前にしても実にクールなのだ。
でも静かにざわついて、その場の空気が確実に変わった。
私は追っかけ大好きなので、こんなチャンスはないと、胸をときめかせて、タナのところに駆け寄り、写真を撮ってもらった。
もっと他の選手とも触れ合いたかったのだが、周りがキャーキャーいわないので、郷に入ればと思い、そこからは、家政婦が見た!状態に変更した。
心でキャーキャーいいつつ、じーーーっと選手が去るのを見守った。
そんなラグビー大国で、実際にスタジアムに足を運んだり、パブやテレビでたくさんの試合を見た。
ラグビーのおかげで、ニュージーランドの生活は、更に充実したものになった。
そして、2019年、いよいよ日本でのラグビーワールドカップ開催。
続きはまた次回に!!
<思い出ブログ>
フランスにも遊びにきてくれた、シンシア。自分の誕生会を開く日に、オールブラックスの試合が重なるということで、パーティーの開始時刻も変更したというお話し!
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