海外で生活すれば、現地の友達が自然にできるかなって思っていたのだが、実はそうでもない!
特に仕事目的でその国に住むと、生活の大半が仕事なので、職場を中心とした出会いに限られてしまうことが多い。
ニュージーランドに住んだ時は、10年来の友達のシンシアががキウウイ(ニュージーランド人)だったので、彼女を通して、私もローカルな友達に出会う機会に恵まれた。
今思えば、それはとてもラッキーだった。
そのシンシアが自分の30歳の誕生日パーティーを企画して、バーを貸し切りしたという話しを以前にした。
そういう場所にぽーーんと放り込まれて、私にもまたローカルな友達が出来て、シンシア抜きで、おでかけするくらい仲良くなったのが、ウェンディとダニーの2人の女性。
彼女達とは、ギャラリー巡りや週末ランチなんかした。
そのダニーが、ボーイフレンドと婚約して、パーティーに招待されたので、ある土曜日の夜に行ってきた。
このパーティーもシンシアの誕生日パーティーと同じ形式だ。
場所は、おしゃれなバー。
主役は色々な人と話して、忙しい。
招待されても、主役がアテンドしてくれるわけではない。
私達は、各々、周りの人とお話しをして、その場を自分で楽しまなければならないのである!
日本人は私、1人。
皆、私が日本人とわかると、「日本に行きたい!」と熱く語り始める。
もはや、私は、日本代表としてこの思いをしっかり受け取らなければならない。
そのおかげで、1人でぽつんとすることもなくなるので、ある意味助かる。
ウェンディもボーイフレンドのサイモンを連れてやってきた。
サイモンは、翌年に日本に行く計画を立てているらしく、彼の質問攻めにあった。
しまいには、ウェンディが、「MUTSI,もう無視していいからね!」というほどになっていた。
私がニュージーランドに住んでいた、2004年当時、日本を紹介する人気番組があった。
元オールブラックスでコメディアンみたいになった、マシュ―とマークが、日本に上陸し、様々な文化をおもしろおかしく、レポートするのだ。
その名も、Rocky Road- Matthew and Marc’s Rising Sun!
「ライジングサン!」っていうのが日本を形容しているみたいで面白い。
毎週火曜日の夜10時からの30分番組だったのだが、火曜日の夜は、この番組を見る為に、予定を入れないほど、私がはまった番組だった。
相撲、剣道、弓矢、女子プロレス、忍者体験という類のものから、早食い日本一とラーメンの早食い競争に挑んだり、ドクター中松に会いに行ったりなどなど、とにかくよくネタを見つけてくるなーと毎回感心しきりだった。
体験コーナーでは、この2人が競って、負けた方が罰ゲームを食らう。
早食いラーメンでマシュ―が負けた時は、ニンニクの塊を食べさせられれた。
あまりの気持ち悪さにゲップが出たのだが、勝者のマークがその匂いをもろに食らい、「俺が何で勝ったのに罰を食らうんだ!!」という始末。
また手巻き寿司づくりの罰ゲームは、ワサビの塊を食べさせられるという、ダチョウ倶楽部がやりそうなネタ。
敗者がまたマシュ―だったのだが、あまりにもの辛さに悶絶し、水道に駆け込み、ホースを口に入れて水を勢いよく出して叫ぶというオチ。
THE 昭和のテレビだ!!
一番面白かったのだが、渋谷駅前で5分以内に誰かの頭をバリカンで、刈り上げるというミッション!
最初は、excuse meと話しかけて、チャレンジするものの、当然、断り続けられる。
最後の2分でマークが何を思い立ったのか、ハチ公前にいた学生風の男子の背後に忍び寄り、いきなり首を掴んで坊主にしてしまった。
当然、その男子は大怒り!!逃げるマークを追いかけて、番組終了!!
こんな番組、今の時代じゃ、絶対、放送できないと思う!!
ウェンディのボーイフレンドのサイモンも、この番組のファンで、「MUTSI、スシは作れる?」と興味津々。
今思うと、こういう何気ない質問に答えるうちに、日本で海外の人を相手にガイドをしたい!って思いが強くなって、今につながったのかなーなんて感じた。
そんなわけで、今日のお話しはここまで!
またねーー!
<思い出ブログ>
そんな2004年当時、私が見ていたテレビ番組のお話し。
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