私はスーパーが大好きでどの国でも行ける時は必ず行く。
オーストラリアのあるスーパーに行ったら、裸足のマッチョのお兄さんがアイスクリームをおいしそうに食べながら、レジに並んでいた。
カゴには、牛乳やベーコンが入っていて、レジ係りが、バーコードを通していた。
カゴが空になりお会計かと思ったら、最後に、食べかけのアイスクリームごと、「はい、これも!」と渡した。どうやら、まだ支払ってなかったようだ。
レジ係りの人は、涼しい顔で、「ピっ」とバーコードを通して、会計が終わった。
そのやり取りが、ごく普通ーーーーーーに速やかだったので、笑ってしまった。
日本でお会計前の商品をそんな風に扱ったら、店長にお店の裏に呼び出され、下手すれば、万引き扱いになってしまうかもしれない。
所変われば、、ということだ。
私が海外のスーパーでいいなと思うのが、レジの人と”How are you?調子はどう?”とやり取りすることだ。

きっと日本でいえば、「いらっしゃいませ」みたいな決まり文句なんだろうが、自然に私も”Good, and you?”元気です。あなたは?なんて返して、場合によっては、ちょっと世間話しが始まっちゃうこともある。
そのせいでレジがちょっと止まっても、怒る人はいない。
私が日本でレジのバイトをしていた時は、早さを求められて、お客さんと会話する発想なんてなかった。
ヨーロッパに多いのは、レジの係りが座って、仕事をしているということだ。

それこそ、日本でレジのバイトの時は、立ちっぱなしで、疲れ切って電車に乗る。
今、自分の前にどんなに倒れそうなおばあちゃんがきても、私は席を譲る自信がない!と思うくらいくだびれている。
座ってレジの仕事ができるなんて夢のようだ。
デンマークのスーパーでは、カゴがおしゃれで機能的だ。
カートを使うほどではないが、ちょっと重いものを買うから、引けるタイプのものがあるといいなと思うことがあるのだが、その私の願いをかなえるモノがあった。👇

北欧は、とにかく無駄がなく、すっきりしている。
スーパーもなんだか、商品の色味に統一感がある。
日本に帰ってくると、ごちゃごちゃしている感じがする。
フランスでは、サザエさん一家なようなホームステイをしていたが、週に1度、クリスティーンとクロウドと一緒に、大きなスーパー、「カルフール」に行くのが楽しみだった。
店員さんがローラースケートを履いて、広いお店の中を動き回っている。
初めて見た時は、びっくりした。やっぱり宇宙人みたいな発想の国だ。
そこには、洋服売り場もあるのだが、試着室に行かず、その場で堂々と試着している人がいた。
商品を手前から順番に取る習慣がないのか、棚はしっちゃかめっちゃかだ。
ところで、場所は日本に戻り、ノーラという私の友達がオーストラリアから日本に遊びに来た時の彼女のスーパー体験談がある。
ノーラは、ものすごい環境問題に厳しい。プラスチック大反対の人だ。

ある日、一緒にスーパーに行き、肉と魚と甘酢ショウガを買った。
日本も最近、レジ袋は有料になり、かなりプラスチックの使用量が減ったとは思うが、1997年は、まだまだプラスチック大消費時代だった。
ノーラは、最初から、No Bag Please 袋いりません!とレジの人に言っていた。
肉は、ご存じのように、プラスチックの容器にラップがされた状態で売っている。
そこから、漏れたら、大変!というきっと気遣いでレジ係りの人が、うすい、プラスチック袋に入れてくれた。
ノーラは、それも不必要なので、No Thanks いりません!と訴えた。
レジの人は、「はい」とうなずいたが、次の商品の魚にも同じことをしよとしたので、No Bag please!袋いりませんよ。と再度申し出た。
レジの人は、また「はい」とうなずいた。
しかし、また甘酢ショウガも袋に入れようとしたので、ノーラは、もう我慢ならぬ!と言わんばかり、いきなり、店員さんの腕をつかんで、No Bag!!袋いらん!!とぎろっとにらんだ!!
相手がぎょっとしたので、まずいと思ったのかが、すぐにウィンクして微笑んだ。

レジの人は、「研修中」とバッジがついていた。きっとマニュアルで決められていたんだろう。
もう一つ、「お店に入ると何を皆、叫んでいるの?」というので「いらっしゃいませ、つまりWelcome!」っていっているよと説明したら、びっくりしていた。
そんなわけで、海外に長期滞在して日本に帰国すると、接客がなんだかロボットみたいな無機質な印象がして、違和感をしばらく感じる。しかし、人間は、すぐ慣れる。そのうち、なんとも思わなくなっていた。
先日、コンビニにいった。今では、外国人の店員さんが当たり前になってきた。
「パポーン」と名札をした、タイ人っぽい女性がレジにいた。
商品を出したら、突然、「オツカレサマデーーーース」と言われてびっくりした。
そこは、「いらっしゃいませ」でしょ!と思ったが、ふと、キャビンクルーだった時、同僚のタイクルーに私も間違えられたことがよくあったことを思い出した。
パポーンさんは、もしかして私を、同じタイ人として懐かしく感じて、思わず言ってしまったのかもと思ったら笑ってしまった。
日本でお会計の際にくすっとすることは、全くなかったので、なんか、こういうの懐かしいなーってちょっとあったかい気持ちになるのだった。
というわけで、本日は、おしまい!また次回までー
コップンカー!(タイ語でありがとう!)
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