【客室乗務員】 素晴らしき福利厚生!スタンバイチケット!!その2 インドは大変!

客室乗務員

本日もご搭乗誠にありがとうございます。

前回、素晴らしき、航空会社勤務者対象の福利厚生の、スタンバイチケットの話しをした。

どこに国のチェックインカウンターでも、親切にしてもらったが、例外があった。

それは、インドだ。

インドでのスタンバイチケットはもうこりごりだ。

空港で何度も何度も足止めになった。

インドでは、エアインディアのチケットをスタンバイチケットとして用意した。

とにかく、色々大変だったのが、問題は、「スーパーバイザー」と呼ばれる、権力のあるポジションの人しか、このスタンバイチケットのコントロールができないという、この会社の仕組みということに途中から、気が付いた。

通常、チェックインカウンターでは、どのスタッフでも、スタンバイチケットの対応をしてくれる。

しかし、インドは、どうやら事情が違うよう。

スーパーバイザーの仕事は、他に沢山ある。

何せ、インド。人が多いので、色々な人が、係り員に話しかけまくる。

こちらは、順番を守り、並んで待っているのに、平気で横入りするインド人が多すぎ。

さすがにこちらも負けられないと、一緒に旅行した友達3人と一致団結をし、自分達が対応してもらっているチェックインカウンターを塞いだ。

そして、割り込もうとするインド人に、「並んでいます。只今、私達の番です。」と主張した。

そして、フランス、パリ行きなのに、同じ時間帯のバンコク行きのフライトのバゲッジタグをスーツケースにつけられていることにギリギリで気が付いた。

慌てて、訴えて、ようやく搭乗券をもらった時間は、搭乗最終時刻。

「走れ!」というので、走って、走って搭乗ゲートに向かったら、結局遅延した別便を待つため、1時間機内で待ちぼうけ。

ナショナルフラッグ、エアインディアには、最初から最後までスパイシーパンチをくらわされた。

なんか、これを書いていたら、色々また思い出してきた!!

別の日に、ムンバイの空港に行ったら、「今日滞在するホテルのプリントアウトした証明書が必要だ。」と言われた。

ちなみに、そんなことを言われたことは、1度も今までなかった。

そして、Eチケットは、無効だという。

ちなみに、前回、述べたが、スタンバイチケットが紙からEチケットのシステムに大きく変わった年があった。

そのシステム変更のタイミングをすぐ利用して行った場所が、インドだった。

世界のエアラインが共通して、同じシステムを使っているはずだが、インドは、まだ更新されてなかったようだ。

そんなわけで、旧式の紙の航空券が必要と言い出す。

IT大国インドなくせに、、と思いながら、空港でプリントアウトするところを探す。

たらいまわしされた末にようやく完了。

それから、書類にサインをさせられる。これもどの国でも今までなかった出来事だ。

すでに乗る予定だった、デリー行きの飛行機を一本逃がした。

チーーン。

ということは、次の手段は、バックアップチケットで用意していた、別便に乗るしかない。

慌てて、別のターミナルに走り、次のに乗ろうとするものの、またもや、用意したEチケットは、プリントアウトする必要があると言われる始末。

プリントアウトできる場所も人によって言うことが違うので、あちこちたらい回しされる。

ようやくようやく、チェックイン開始。

しかし、チェックインしようとしたら、今度は、カウンターにいる、スーパーバイザーが、新しいシステムになった、このスタンバイチケットは、無効だと言ってきた。

Oh My God!!

私達3人は、粘って、何とか乗せてほしいと交渉した。

そして、デリーになんとか着いた。

こういうよくわからない融通が利くところもインドだ。

「よかったねー-」と3人で胸をなでおろしたら、今度は、私たちの荷物が来てない!

ロスバゲだった。。チーーーん。


そんなわけで、インドでは、途中から、もうスタンバイチケットを使うのは、やめようとなった。

インドのLCCのチケットを正規で買うことで、事が収まった。


沢山、インドには、LCCがあるのだが、安いし、スタンバイじゃないから、確実に乗れるし、チェックインもスムーズ。

最初からそれをすればよかった。

インドの話しは尽きない。

そんなわけで、スタンバイチケットは、搭乗口まで走れる覚悟と、何が起きても、動じない心が必要だ。

今は、航空会社勤務でないので、空港でスタンバイらしき人を見ると、懐かしいなーなんてあのインドの空港を思い出すのである。

本日もご搭乗誠にありがとうございました!

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