生まれて初めて、梅干しを作ってみた!後編

エッセイ

試行錯誤で初めての梅干し作りにいそしんでいたが、ある日、カビを発見してしまう。

  1. 梅の下ごしらえ!2022/6/10 → 2.梅を育てる作業開始 2022/6/11を経て、5つの行程の後編はじまり、はじまり!

前編は、こちら↓

3. 本漬け開始後、カビを発見 2022/6/19

梅干し作りは、なんといってもカビの処理が大変らしい。

うるさいほど、「消毒をしっかりして」と言われる。

ある日、いつものように、「ただいまー」と壺を覗いたら、カビらしきものを見つけた。

白い点が3つの梅についていた!

げー--!!

絶対絶命!と思ったのだがこれは、「梅干し作りあるある」らしい。

カビの処理はなかなか大変だ。

まず全部梅を取りだし、ざるに広げて、汁気をとる。

カビの生えた梅は、さよなら。

そしてカビの生えてなかった梅を、ホワイトリカーの中で、ひとつひとつ丁寧に洗う。

そしてまたざるにあげて水気を切る。

このとき、素手で触らず、消毒した菜箸を使う。

そして以前にとっておいた、あの白梅酢がここで登場。

この中に、カビの生えてない梅を煮沸して消毒した。

この作業が一番緊張だった。

4. 赤紫蘇登場 2022/6/24

このタイミングで赤紫蘇あかしそをいれる作業が始まる。

大きなボウルで紫蘇を洗い1枚、1枚、タオルの上で乾かす。

この紫蘇作業が意外に大変。

処理の仕方を間違えて、一度1袋を無駄にしてしまった。

気を取り直し、また、1晩乾かしてみたのだが、なんだか朝起きたら、縮んでいて一瞬、虫がたくさんいるようにみえてドキッとした。

この作業の後、この紫蘇のあくを抜く。

塩をいれてもむと黒く濁った汁がでてくる。

染め物をしている感じだ。

こうして、赤紫蘇も仲間に入り、また重しをのせて、冷暗所へ梅の入った壺を置く。

今度は、朝晩の、お世話をせず、そのまま様子をみる。

梅干しから話しがずれるが、紫蘇で、赤紫蘇シロップを作った。

そのシロップを炭酸水で割って、私のお気に入りのジンSUIを入れて、オリジナルカクテルをこの夏は楽しんだ!

SUIは、ここでも登場↓

4.土用干し 2022/7/24-27

こうして、壺の中で漬けられている梅干しちゃん達を干す作業が7/20~8/7の土用といわれる時期に実行された。

このタイミングがまた大変だ。

まず、天気予報をチェック。

3-4日、晴天が続く時期を見つける。

100均で多用途ネットという便利なものを見つけた!

これに梅を並べ、直射日光をガンガンにあてるのだ。

ポイントは、梅を重ねないようしてざるに並べること。

そして、梅の表面がまんべんなく渇くように、ときどき表裏を返す。

梅の表面が乾いて、白っぽくなり、しわも寄って、だんだん、梅干しらしくなってきた。

こうして3日、日に当たった梅干しちゃん達。

日焼けしてちょっと温かくなった梅ちゃんを壺に戻す。

この時もカビが生えないように、消毒した菜箸を使う。

5. できあがりー-!!2022/10/11

こうして、10日も経てば食べられるとのことだが、半年以上おくと味がよくなじみ、塩もまろやかになるという。

半年待てなくて、10月に壺から出した。

照りが凄くて、実に立派。

これまでの過程を思い出しながら、ゆー--っくり口に入れてみた!

うわー---!!初めて作ったのに懐かしい味!!

舌の記憶は、エグい!!おいしいー--!!なんだか泣きそうー-!!

「梅仕事」という意味がよー-くわかった。

梅干し作りは、大変で、立派なお仕事だ。

梅干しを見る目が変わった!!

スーパーで売っている、梅ちゃん達も、この5つの行程を経ていたんだなーなんて、思うと、気持ちが入る!!

梅は、そして、マルチプレイヤーだった。

梅酒、梅干し、梅ジャム、赤紫蘇シロップに変身もする。

春に咲く、梅のお花も綺麗だ!

梅仕事をしっかりした年だった。

来年は、今年の反省を活かして、また美味しいのを作りたいなー。

というわけで、またねー-

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