マルタ共和国のお話し、後編、はじまるよ!
前編は、こちら↓
マルタ料理は、実に美味しかった!
ただ、一皿がとても大きく、量が多いので、オーダーしすぎに注意をしなくてはならない!
色々な国の支配化にあったせいか、食事もシチリアっぽい中に、アラブのスパイスも入っていて、といった具合で、オリジナリティがある。
名物は、ウサギ。
これもフランスの影響なのか?
ウサギのチョップをトマトで煮込んだソースをかけて食べたり、そのソースをパスタにあえたりで、美味しい!
ウサギの肉は鶏肉っぽい。
肉屋の看板には牛と鶏とウサギの絵が書かれていた。
日本なら、肉と言えば、牛、豚、鶏というところだ。
また、シーフードもメジャーだ。
私がとっても楽しみにしていた漁村の町、マルサシュロック。(地図の4)
えび、ムール貝、白身魚、牡蠣をシンプルにグリルしたシーフードプラッターと魚介のスパゲッティそして、白ワインを堪能した。
ワインもおいしく、特に白がキリリとした喉越しで魚介に合う。
ビールも実に美味しい。
それから、タコのソースのスパゲッティもマルタ名物だそうだ。
ちょっと甘めなトマトソースでじっくり煮込んでいて、また食べたいと思う味だ。
魚料理には、オリーブオイルにケーパーとドライトマトを使って白ワインソースでシンプルな味付け。
素材の味を実によく生かしていて、魚料理をわかっているなーと思った。
また、ズッキーニやナスにスパイスの効いたひき肉を詰めてグリルした料理は、自分で作れそうと参考にした。
オーストラリアの高い外食に比べると、マルタでは2杯ほど飲んで、このメインを食べても一人2000円ほどだ。
毎回満足度が100%の食事の時間だった。
いけてなかったのが、温かい飲み物だ。
マルタは、海水が水道水に混ざっているらしく、コーヒー、紅茶を飲むと、しょっぱいのだ!!
特に駄目なのが、ホットチョコレート。
甘いのを飲みたいのに、飲む度に、思わず「しょっぱい!」と思わず声が出る。
マルタは、イタリアが近いから、おいしいコーヒーを期待しただけにこれは残念だった。
デザートは、2度だけ試した。
リコッターチーズをパイで包んだものと羊羹のような味がした甘いケーキ。
そして蜂蜜味のあんずのようなものが入った固いビスケットのようなお菓子を食べた。
甘い!!
マルタ人は、太っている人が多く、この甘さからあの体型ができあがっているのかもと思った。
ところで、この国の公用語は、マルタ語と英語。
イギリスの支配下だったので、英語留学をする人も多いようだが、英語の訛りが実に強く、イタリア人、スペイン人の話す英語のようだ。
コミュニケーションは問題はないが、ここで英語を学ぶのは、少し勇気がいるかも!
ちなみに、マルタ人やマルタ語を英語では、Maltese マルチーズという。
犬のマルチーズは、マルタ原産の犬という意味なのだが、1匹も見なかった。
それより、猫が沢山いたというのが、面白かった!
漁村の町、マーサシュロックは、黄色、赤、緑、青などの色とりどりの船が有名だ。
天気がいいので、外に繰り出してシーフードを堪能しているところへ、地元のおじいさんがやってきた。
目の前で小舟に乗り、別の小船に乗り換えた。
そして、その船のテントのように張られていたジッパーを閉めて、昼寝をしに行ったようだった。
船は、お部屋の一つであるようだ。
この漁村のおじさんたちは、色違いの靴下はいて、裾をまくしあげてたり、
どこで手にいれたんだろうと思う、カラフルなニット帽を被っていたり、「クール!」といいたくなるおじさんで溢れていた。
また内陸のイムーディナとラバットという町では、夜の町明かりが綺麗だというので、夕陽が落ちるのを見てライトアップを待った。
やっぱりヨーロッパは、いいなと改めて感じた。
初日は天気があまりよくなかったものの、日を追うごとに春になってきた。
特に隣の島、ゴゾに1泊した日は、快晴。
海も、空も、全ての景色がピカピカしていた。
寒いので、海には、残念ながら入れなかったが、オフシーズンは静かに過ごせるのがいい。
バレッタでは、映画スピルバーグ監督のMUNICH(ミュンヘン)のロケが行われたBRITISH HOTELに泊まった。
シーズンオフだったので、対岸のスリーシティが見える絶景のお部屋に2人で56ユーロ(約6000円)で泊まれた。
6日間のマルタ共和国は、実に心地よい場所だった。
ヨーロッパのエッセンスがギュッ!と詰まっていた!
それでは、最後に、恒例の現地語でありがとうを伝えて、マルタのお話しは、これにておしまい。
Grazzi!!
おまけ*マルタでゼンチクのトラックが走っていた!
コメント