【クルーズ船で働く】 フィリピン人とすぐに仲良くなれる必殺技

クルーズ船

私は、フィリピン人と仲良くなる必殺技を持っている!

それは、歌だ。

クルーズ船で私は、働いていたのが、600人のクルーのうち、半分の国籍がフィリピンだった。

多くのフィリピン人に囲まれた私の船の生活。

フィリピン人は、昔、スペインの植民地であっただけあって、ラテン気質が強い。

船の中でステージを盛り上げるバンドは、フィリピン人のプロの人達だ。

彼らが歌が大好きだ。

私達が勤務していた、ショップでも、BGMが流れるのだが、お客さんがいても、自分の好きな歌がかかると、楽しいそうに歌う。

そしてそのノリで、「イラッシャイマセー」なんて言って、乗客に近づくのでお客さんうけもいい。

そんな彼らが、日本代表Mutsi(ムッツィー)に、フィリピンの歌を2曲、私に教える計画が急に舞い上がった。

外国人が自分の国の歌をつたない発音でありながらも歌うと愛らしくなるのは、なんかわかる。

2曲とはいえ、つかみの部分だけなので、ほんのちょっと口ずさむだけだ。

1曲目は、Kumusta Kaという曲。

このYoutubeをご覧いただきたい!

私が歌えるのは、イントロのすぐ後の、

クムスタカ  イカオバイ ワラン ペナンイバーー♫

こんにちは。 お変わりないですか?

↑という意味らしい。

2曲目は、Nandito Akoという曲名。

この曲は、サビのところを教わった

私が歌えるのは、1:10のところからの、Nandito ako umiibig sa iyo ナンディー トアコー ウミビッサヨー♫というところだけだ!

意味は、↓

私はここにいます、愛しています♫

らしい。

この2曲は、昔からのフィリピン人の馴染みある歌らしいので、私が出会ったフィリピン人は、皆、知っている。

なので、初めて会うフィリピン人にこの2曲のフレーズを自己紹介代わりに口ずさむと、100%喜んでもらえる。

今回、このブログで紹介するのに、初めて、オリジナルを聞いたのだが、昭和のなんか古い旋律だ。

ところで、フィリピンは、貧富の差が激しい。

階級制度バリバリのクルーズ船で働いていた時の、私と同じ階級のフィリピン人は、500ドルのお給料のうち、強制的に、半額の250ドルがフィリピンにいる、家族に送金されていた。

その生活費で、フィリピンにいる大家族が支えられていた。

それが私の今まで知っている、フィリピン人だった。

しかし、10年前に日本に戻ってきて、MBA取得の大学院に働いた時に、留学生としてきた、フィリピン人は、今まで出会った、階級のフィリピン人ではなかった。

この大学院に入学したい場合、大学卒が絶対条件だ。

フィリピンの大学進学率は、30%と言われている。

日本は、60%ほどだ。

大学に進学できるフィリピン人の家は、お金持ちだ。

彼らと、日本で遊びに行ったり、また彼らの故郷のフィリピンにも遊びに行ったことがあったが、皆、裕福だった。

マニラの友達の家に泊まらせてもらったら、超豪邸だったし、レストランも高級レストランばっかりに連れて行ってくれた。

フィリピンは、昔から、国内での産業に力を入れておらず、政府は、「出稼ぎで稼いで来い!」という考えだそうだ。

親も子供の稼ぎで食べされてもらうという文化だそうだ。

MBAのクラスでは、「こころざし」というセッションが、入学後すぐにある。

生徒一人ひとりが、大学院卒業後、どうしたいかという自分の「志」を発表する場だ。

フィリピン人の多くの学生は、

産業のない、貧しい自分の国を活性化させたい」、

子供が夢を持てる国にしたい」と、

まるで、選挙演説のように熱く「志」を語っている。

若い人がこんなに自分の国のことを考えてるなんて、この国の可能性を感じた次第だ。

まあ、色々な階級のフィリピン人と接しているが、皆、明るくて、元気な人が多いので、いつもこちらもたくさん元気をもらっている。

というわけで、フィリピンの人が話す、タガログ語のありがとうで本日のレポートは終了です。

サラマー!

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