【CA体験談】CAの通勤事情

客室乗務員

本日もご搭乗いただきありがとうございます。

クルーとして、空港に通勤する際、私は、制服を家から着て、出勤する。(関連記事↓)

制服は、鮮やかなオレンジ色。

スーツケースを引っ張っていれば、クルーということがどこから見てもわかる。

私は公共のバスで通勤している。

バスに乗ると、色々な人から声を掛けられる。

今日のフライト先は、どこなのか?ステイ中は、何をしているのか?もうどれくらいこの仕事をしているのなか?などなど。

たまに、その声をかけた人達と同じフライトだったすることもあって、機内でまた再会すると、もう知り合いモードになるのが不思議だ。

数回経験したことだが、バス停に向かって歩いていたら、車が急に止まって、自分もいまから空港に行くから、乗って行く?なんていう親切な人もいる。

私は空港近くに住んでいるので、長時間じゃないから、危ない人ではないと判断し、遠慮せず、ありがたくその好意に甘えさせていただく。

こういうフレンドリーなオージーってとってもいいなーって思う。

私は、車の免許を持ってないので、このように公共交通機関を利用しているが、オージーのほとんどは、車通勤だ。

同じフライトで働いて、家が近いと、帰りに、「乗って行きなよ」なんて言ってくれるクルーもいる。

空港勤務者用の駐車場までテクテク歩いていくのだが、シドニーの駐車場は、とっても広くて、長いステイから帰ってくると、どこに停めたが忘れてちゃって、あれ?あれ?ってなる人も結構いる。

車内は、取っ散らかった人が多くて、ジュースの飲み残しやら、ゴミが床に散らばっている。

なので、こちらも気楽に乗せていただく。

車は、便利だなーって思うけど、住んでいた、シドニーとゴールドコースト、それぞれの空港行のバスは、割と頻繁に運行していたので、不便を感じることはなかった。

ただ、雨の日はやっぱり嫌だった。

雨対策は、長靴とレインコート。

特に靴が濡れると、それから長いフライトの間、気持ちが悪いので、荷物にはなるが、長靴は必須だった。

その頃、今のようにおしゃれレインブーツが日本にもなくて、イオンで長靴を買いにいったら、「農作業用のものですが、あります」と言われて、ゴム靴を買ったものだった。

フライト前日の天気予報は、現地の天気より気になっている私!

日本に到着して、実家などにそのまま帰る時は、オレンジのジャケットを脱いで、クルーであることを隠す。

日本では、空港行の電車やバスに乗っても、制服姿の人を見たことがない。

制服姿ではないが、この人きっと、クルーだろうなって言うのは、だいたいわかる。

夜会巻のような髪型や、スーツケースにCrew Tagが付いているとか、あとは、やっぱり雰囲気でわかる。

クルーをやめて、もう10年になるが、今もクルーらしき人をみると、懐かしいなーって思う。

というわけで、今日は、あっという間のフライトでしたが、ご搭乗誠にありがとうございました!

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