海外の友達の誕生日パーティーに参加したことがあるが、日本と大きな違いは、お祝いされる誕生日を迎える張本人が、招待客をもてなすということだ。
つまり、私の誕生会を開く場合、私が全てお膳立てをしてをしなくてはならないわけだ。
ちなみに21歳は、日本でいうと成人みたいなもので、大きなパーティーをする人が多い。
後は、30,40,50歳といった具合の節目でも大々的にパーティーをやる人がよくいる。
KIWI(ニュージーランド人)のシンシアは、日本の車山のスキー場で1995年に出会ってからの友達だ。
彼女が30,31歳の誕生日のお祝いの際、私がニュージーランドに住んでいたので、お祝いした。
シンシアには、私が21歳の時の、車山の雪山で、大々的にお祝いしてもらっている。
自分が、10年後に、今度は、彼女の国でお祝いできるなんて感慨深かった。
30歳のお祝いは、彼女が主催して、沢山の人を招待した。
冬の7月の土曜日。19時半開始。
場所は、オークランドの「とあるバー」に集合、とのこと。
その日は、KIWIが大好きなラグビー、オールブラックスの試合があった。
ラグビーの話しは、たくさんあるので、別途またこのブログで紹介するが、KIWIにとって、オールブラックスの試合は、大事な行事だ。
シンシアは、熱狂的ラグビーファンというほどでもないので、オールブラックスの試合があることを知らなかった。
しかし、前日に知ったらしく、「19時半開始だけど、もちろん、ラグビーの試合を見る人は、見終わってからゆっくりきてねー」と一斉メールがきた。
私も試合を家で見てから、すぐ向かった。
20時くらいに会場のバーに着いた。
ちょっと遅れたかなと思っていたら、男性1人しか来ておらず、主役のシンシアさえ、私の後に来た。
もし私が主催者だったら、きっと19時から、ラグビーの試合そっちのけでスタンバイする気がするが、これがお国柄なのかもしれない。
そうしているうちに、だんだん人が増えてきた。
ピザのデリバリーのような、四角の箱を持った人が来たので、ピザかなと思ったら、なんと宅配DJだった。
シンシアは、DJを雇い、バーを貸し切りにして、30歳の誕生日パーティーを開催したのである。
すごい!!
一体、いくらかかっているんだろう?
各々のドリンクは、バーカウンターでそれぞれ飲みたいものを自分で購入するので、
シンシアの懐を気にしなくていい。
シンシアの友達がどんどんやってきた。
知らない人ばかりで心細い。
私たちは、皆、見ず知らずだが、「シンシア」という共通の友達だ。
友達の友達は、皆友達だ!友達の輪!(古い!)
そんなわけで、お酒の力も借りて、私も立ち回りながら、色々な人と話してみる。
シンシアとどういう関係?という会話から始まる。
皆、とってもフレンドリー。すぐに打ち解ける。こういう感じは、日本にない「外国さ」を感じる。
シンシアの両親や、弟2人もやってきた。
初めてお会いしたが、とってもいい感じのご家族だ。家族を見るとその人の人となりがよくわかる。
気が付けば、椅子もほとんどない会場に立ちっぱなしでひしめき合うくらいで人で一杯になっていた。
密だ!
シンシアは、あちこちの自分の友達と話している。
私は、いつ、皆で、Happy Birthday の歌を歌うのかなー、なんてDJの選曲に耳を傾けていたが、結局、私がバーにいる間にはなかった。
DJは、さすがプロだけあって、会場の雰囲気に合わせて、ノリノリの曲を沢山かけていた。
最終バスに乗らなくてはならなかったので、23時半に会場を去った。
帰る頃には、会場は、歩くのも大変なくらい、すごい人だった。50人は、下らない人数だった。
面白い体験だった。
翌年の31歳の誕生日は、さすがに貸し切りバーのお祝いはなかったが、また別のバーに集まって、飲んだ。
去年の誕生日にいた人々も沢山またきていて、また、好き勝手にお互い話した。
結局、主役のシンシアとまともに話せなかったので、翌週にランチに誘って、ようやくゆっくり話せてお祝いできた。
それこそ、また私が、同じように、バーに誕生日集合しようー-なんていうもんなら、
友達1人1人が、ちゃんと楽しめているか、きっと気になっちゃうと思う。
でも、シンシアたちは、「皆、それぞれで楽しみやがれー--!」みたいな放任主義だ。
こういう感覚ってやっぱり「外国ねー」なんて思うのであった。
今回は、シンシアの2回のお誕生日の話しを紹介したが、また別の機会に、他の海外のお友達の誕生会の話しを披露したいと思う!
というわけで、本日はおしまい!またねーー!!
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