【海外生活ブログ】爆笑!目覚まし時計事件

客室乗務員

今日は、寝起きの悪い人と住むとこんな大変なことがあるというお話し。

シドニーのフラットメイトのトニーは、独身貴族を謳歌する、夢見るピーターパンだ。

独特の愛の告白をしたり、いたずら好きで、ブッシュ大統領とランチをしたのが自慢の、ピーターパン。このブログに既に3回登場している。↓

彼は、仕事の関係で、起きる時間が朝早い。

4時から4時半の間に目覚ましをかける。

しかし、いつも、最終的には5時に起きるのだ。

それなら、最初から、5時にセットすればいいのに、どうもこれを言っても通じない。

私なら5時にがつっと起きる。

しかし、 人それぞれなので致し方ない。

トニーの目覚まし時計は、ラジオだ。

DJの声や、音楽がかかる。毎回、ラジオ局が違うらしい。

優しいチャンネルだと、うだうだ流して聞いてるので、これがまた子守唄化してしまう。

私の寝室と彼の寝室は、ほぼ隣合わせだ。

だから、起こされるのである。

彼が、すぐに起きれば、問題はない。

私だって、客室乗務員の仕事柄、フライトによって、不規則な時間に起きる。

目覚ましで一瞬起こされるのは、お互い様だ。

ただ、5時まで、30分から1時間、ラジオがかなりの音量でかかるのがよろしくない。

それもしょっちゅうだ。

最悪なのが、週末にガールフレンドのうちに泊まりに行く時になんと、アラームをセットしたままで、家を空けることだ。

この悪い目覚まし時計は、一度止めても、また鳴るしくみになっている。

ある日の週末、また4時半にラジオがかかった。

彼は、ガールフレンドの家に泊まりに行くと言っていた。

トニーの部屋に入った。確かに誰もいない。

目覚ましは、また無機質な音を出している。

頭にきたので、電源を引っこ抜いて、止めた。

これは、初めてではない。

ある日、もう限界になった。

何度目じゃー!こりゃー!電源引っこ抜いたぞ!」と速攻メールしたが、反応はなかった。

数日後の夜、急に、私の仕事のフライトが翌日に入ってしまった。

ゆっくり寝るつもりが、7時に起きることになり、慌てて、寝た。

しかし、翌朝4時半にまたまた留守のトニーの目覚まし時計が鳴った。

電源引っこ抜いて、怒ったあの日から、1か月も経たないうちにまたこれだ!

学んでない。

これまで何度かこのトラブルで起こされたものの優しく叱って済ませていた。

でも、もう今回で堪忍袋の緒が完全に切れた。

大体自分は、ガールフレンドの家に行って、気持ちよく就寝していて、何で私が全く意味のない4時半に起こされなくてはならないのか、考えれば考えるほど頭にきた!!

まず電源から引っこ抜き、携帯メールに「もー、許さん!」と送ったものの、もちろん返信なし。

このやろー、今もすやすや寝てるんだと思ったら、ますます頭にきて眠れなくなる始末。

もう度重なる気の利かなさにもう、我慢の限界だ。

そして、私が起きなくてはならない7時がきた。

眠い!!

支度をしていた時にトニーが帰ってきた。

私の怒りは、まだ熱々だったので、そのまま、気持ちをぶつけた。

しかし、トニーの反応は、びっくり仰天なものだった。

なんだかあの目覚まし時計おかしいんだよなー、新しいの買おうかなー」だと。

おいおー--い!!

ハローーー!!

トニーくん!

目覚ましのせいじゃなくて、あんたがただ単に止め忘れているだけでしょう

出たー-「ミスター 適当くん!!」のただの言い訳だ。

疲れた。。

こんな日々が続いていた。

ある日、私は、ドバイに旅行に行き、スーク(市場)でモスクの形をした、目覚まし時計、その名も、ズバリ、「モスクロック」を買った。↓

目覚ましの音が、アザーン(イスラム教の1日5回のお祈りの時間を告げる肉声の呼びかけ)で

アッラーフ アクバルー-(アラーは偉大なり)」と爆音で鳴る。

なかなか起きずにトラブルになっているという話しを一緒に旅行をした友達に話したところ、

とっておきの目覚まし時計があるよ!」と教えてくれたのがモスクロックなのだ。

試しに鳴らしてみたら、「アッラーフーーーーーーー!!」とすっごい音量。

いいものを手土産にして、ドバイ、キプロス、マルタと2週間の旅行から帰ってきた。

家に帰ったら、一人暮らしの男部屋になって散らかっていた。

きっと、また目覚ましダラダラだろうと思った。

お土産の「モスクロック」を見せた。

目の前で「アッラーフーーーーーーー!!」と目覚ましの音を聞かせた。

トニーは、ニヤニヤしてた。

「明日何時に起きるの?」と聞いたら、「4時半」というので、その時間にセットした状態で「これ使ってね」と渡した。

でも、私は疑っていた。

あまりもの音量だから、彼は使わない気がする。

そこで、私も自分用に記念に買ったので、トニーがシャワーを浴びている間に、ベットの下に、私のモスクロックをこっそり同じ4時半にセットした。

翌朝、4時半ぴったりに、それはそれは、甲高い声で「アッラーフーーーーーーー!!」とけたたましく彼を起こしにかかった!!

さすがにアッラーフーーーーーーー!!と鳴ると瞬間的に起き上がった音が聞こえた。

うっしーし!!

皆もちゃんと目覚まし時計がなったら起きてねーー!!

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