Day 12// 2003年6月25日
期待していた、FESがあまりにも観光客慣れしていたので、予定より早くRABATに来た。
Rabatは、モロッコの首都。
オーストラリアの首都がシドニーではなくキャンベラ、アメリカの首都が、ニューヨークではなくワシントンのように、東京と違って、1番の大都市が、首都にならない国の首都は、政治的要素がとても強く、整っていて、無機質なイメージがある。
モロッコのマラケッシュが大都市で、カラフルだったので、首都のラバトは、きっと人工的な色で、さっとみて通り過ぎようという程度でしかなかった。
しかし、実際に行ってみたら、素敵な出会いがあり、思い出の地となった。
「旅の思い出は、どれだけいい場所かということが大事だが、誰と出会ったかが、もっと重要だと思う。」という経験を以前にした。↓
Rabat は、まさにそれにあたる場所となった。
FesからRabatは、バスで3時間。
初日、MEDINA(旧市街)を歩いて、「あれ?」と思った。
誰も話しかけないのだ。
多少、声を掛けられるが、今までにあった、インチキガイドの類がやってこない。
私の大好きな市場、SOUKは、昨日見た、FESに比べて、かなりの小規模であるものの、とても居心地が良くて気に入った。
そして、絵葉書にもよくなっている、白と青の壁の家々。ギリシャみたいだ。
これまで、砂漠の民だった、私。赤茶けた建物ばかりを目にしていたので、実に新鮮だった。
そして、海にとうとう辿り着いた。大西洋だ。
ビーチに行ってみたら、日本の海水浴場みたいな雰囲気だった。
ただ、水着ではなく、女性のヒジャブ姿を見ると、ここはやっぱりイスラム教の世界なんだなと
気が付く。
夜のMEDINA(旧市街)は、屋台のオンパレード!これは、胃がいくつあっても足りない!
Rabat最高!と思った。
ただ、泊まった宿(YHA)が汚い。明日、別のところに泊まろうと決めた。
その夜、その汚い宿の中庭のソファーで、翌日の計画を立てていると、ベルギー人の男性が話しかけてきた。
彼は、モロッコ3日目。私はもう11日のモロッコ滞在の先輩だ!
これまでのモロッコ体験の話しをしたら、興味深そうに聞いてくれた。
すると、午前中、友達になった、同じ宿のコロンビア人のアレキサンドラ(女性)がやってきた。
2人の旅の友、メキシコ人兄弟のルイーズとヤコブを紹介してくれた。
ヤコブは、パリに4年住んでいて、日本語を習っているそうだ
ルイーズは、織田裕二に似ている!
とー---っても、感じのいい兄弟。さっきまで話していた、ベルギー人に混ざり、皆で色々な話しをした。
そのうち、カナダ人を筆頭に、この汚い宿に泊まっている人が次々、集まってきた。
私は、久しぶりに、嘘をつかなくてもよい話しができていることに感動した。
楽しい夜になった。それは、オーストラリアでの素敵な経験を思い起こさせるものだった。↓
翌日、皆と別れるのは、寂しいが、どー----しても、この宿のトイレが汚いのがストレスだったので、宿を出ることにした。
そうしたら、アレキサンドラ、ヤコブ、ルイーズも私と一緒に別のホテルに行く!と言い出した。
そして、一緒に、新しい宿を探して、Rabatの2日目が始まる。
続きは、また次回をお楽しみ!
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