【中東トリップ】イスラエル編6 出国するのも大変!その1

海外旅行/中東

イスラエルには、7日間滞在した。

色々あったけど、最終日を迎えると、「来れてよかったなー」なんて、感傷的になってしまう。

これまでの5回のお話し↓

この日は、21時半の便でインドのボンベイに飛ぶ予定。

出発空港は、首都のテルアビブの「ベン・グリオン国際空港」。

イスラエルは入国よりも出国するのが大変だそうだ。

出発3時間前に空港に行っていなければならないとのことで早めにバスで空港に向かった。

しかし、夕方の帰宅ラッシュに当たり、大渋滞。

また、相変わらずの交通マナーの悪さで、クラクション鳴りまくっているし、バスターミナル内に入る前にまたいつものセキュリティ検査で長蛇の列。

バスに乗ろうとするとこれまた、我先にと押し合いでこちらのイライラ度もMAX状態。

こういうところが好きになれない!

そしてなんとか2時間半前に空港到着。

しかし、チェックインカウンターに辿り着くまでが、また大変!!

まずバスから降りて、銃を持った兵士に荷物をチェックされる。

二度目のセキュリティ検査では、「武器を持ってるか?」と聞かれる。

もってないわい!!

いやはや、YES,なんて言った日にゃ一体どうなるんだと思いながらようやく空港内へ。

そしてそして、ここから、またまた個人面談。

私の担当者の男の子は、どうやら研修中らしく、横にトレーナーの人が立ってチェックされているのでいささか緊張した面持ち。

質問は、

「どれくらいイスラエルにいたか」

「家族や親戚はイスラエルにいるか?」

「どこに泊まったか、なんというホテル名か?」

しまいには、私のパスポートをぺらぺらめくり始めた。

そこで、マレーシアの入国スタンプが目に入ったようだ。

マレーシアの渡航歴の質問が来た。

「3度ほど行ったことがある」というと、それぞれ行った年を言わされた。

そしてしまいには、1996年に初めてのマレーシア旅行に一緒に行った友人の名前を言いなさいと言ってきた。

そんなの聞いてどうするんだ?と思いつつ、「アズミとナツコと行きました」と答えた。

なんで私こんなところで、この2人の名前をあげてるんだ??って思ったら笑ってしまった。

こんな感じで個人面談ようやく終了。

人の次は、今度は荷物だ。

1人1人、チェックインするバックパックをX線にかけて、その後中身を全部調べられている模様。

「どうか、自分には当たりませんように」なんて思ったのものの、無残にその思いは砕かれた。

その当時で、海外旅行をし始めて20年になるが、生まれて初めて、荷物の中身を全て出すことになった。

私は、バックパックで旅をしている。

今回は、1か月ほど、ヨルダン、イスラエル、インド、パリ、シンガポールを放浪するので、いらない服を、各地で脱ぎ捨てていく予定だった。

その為、まだ前半のこの旅では、荷物が多く、バックパックのパッキングには、コツが物凄く必要でこれに命を懸けていた!

だから、また全部出してしまうと、それをうまく入れるのがとても大変なので、出したくない!!

しかし、セキュリティチェックの人々は、私のそんな思いなんか露知らず。

ものの見事に全てを出さなくてはならなくなった。

彼らがチェックしているものは、特に電化製品の電源あたり。

ここを念入りにチェックしている様子だ。

最新武器は、そういうところに何か小細工されているのかもしれない。

担当者の女性はとてもいい人で、「こんなに調べてごめんね。」なんて言葉をかけてくれた。

彼女は結構アジアを旅行しているらしく、自分の旅行歴の話をしたりと和やかながらもとにかくしっかり調べていた。

こんな状態の中で他の乗客のイスラエル人が、「なんでこんなに並ぶんだ」と文句を言いに来た。

これでまた作業が中断する。

いい迷惑だ。

国を守る為のセキュリティだから仕方がないと外国人の私は思って、黙って従う。

それなのに、自国の人々は、こんな攻撃なのかーとまたもや主張文化を見せつけられた。

そうして、ようやく、よーーーーうやくチェックインカウンターに辿り着いた。

空港に辿り着いて、2時間半。信じられます??この長い長い時間。

ようやく搭乗券をもらった頃には、ほぼ搭乗時刻。

慌ててゲートに行こうとしたら今度は、手荷物チェック!

これまた、また一つ一つ、特に携帯などの電化製品チェックに時間を要し、ようやく自由になった時は、ぐったり。

イスラエルに住んでいたら、こんな大変なセキュリティチェックを受ける事を考えると気楽に海外旅行できないなと平和の国に生まれたことに感謝。

そして、ようやく搭乗ゲートに向かおうとしたら、あーーーー!!出没しました。

ユダヤ人が嘆いている、お祈りの場所が!!

皆、また体前後に動かしているーー。

私も嘆きたい!!と思いつつ、ようやくイスラエルの「エルアル航空」に初搭乗。

ようやく腰をかけて、一息ついて、ゆっくり寝るぞなんて思っていたのですが、そうは勝手は行かなかったのでした。

続きはその2で!
<思い出ブログ>

なっちゃん、あずみちゃんと言った、東南アジア旅行の話し!

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