【クルーズ船で働く】 寄港地に着いたらクルーは何をするの?沖縄那覇、石垣島、台湾編

クルーズ船

私は、23歳の時、クルーズ船で働いていた。

クルーズ船での乗客の楽しみの1つは、各寄港地での観光だ。

Shore Excursionショア エクスカーション と呼ぶ。

私の働いていた、スタークルーズでは、沖縄県の那覇、座間味、石垣島、台北で下船できる。

私の働いていた船のパンフレット

台湾から1000人近い乗客が沖縄観光をしに、数時間突如として、彼らが町に急に現れる。

台湾人は、物凄い量のお土産を購入する。

台湾は、親日家の人がとても多い。特に、年配の人がそうだ。

日本のお土産は、とても人気があるらしい。

ちんすこうをはじめ、買い物袋を両手いっぱいにして、船に戻ってくる人々は、皆、笑顔だ。

迎える沖縄のお土産屋さんの人達も、最初は、品切りが続いて、日本と違う、発注の量で大変だったようだが、1か月も経つと、要領を得ていたようで、売り上げは、ぐんぐんうなぎ上り。

私も、顔見知りになり、「次回は、何人くらいの乗客がいるか知ってる?」とお店の人に聞かれるようになった。

沖縄の石垣島では、エメラルドグリーンに輝く、川平湾にて、グラスボトムボートに乗って、海中世界を楽しむツアーが大人気だった。

「寄港地でもまた船に乗るのねー。」なんて感心した。

台北では、日本からの乗客が観光を楽しむ。

船が到着するのは、基隆キールンという港で、台北市内から、バスで45分ほど行くと、故宮博物院がある。

パリのルーブル、ニューヨークのメトロポリタン、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館と共に、世界4大美術館と言われているところだ。

この日は1号車担当で私も添乗員。

その他の台北の観光地として、戦死した将兵の霊を祭った、忠烈祠や、蒋介石総統を記念して建てらえた中正記念堂などにも訪れる。

衛兵交代。

さて、私達クルーは、Shore Excursionショア エクスカーション の添乗業務がない時は、自由時間!

寄港地の基隆キールンは、屋台が有名。

私は、何よりもここで食べる食事を楽しみにしていた。

行きつけの屋台も通っている間にできた。おこわが美味しいお店だ。

台北には、フィリピン人クルーと皆で、遊びにもいくこともある。

皆でワイワイ観光中。

いつも海の上なので、地上に足をつけることができる数時間はとても貴重だ。

沖縄の石垣島では、行きつけのレストランがあった。

そこのオムライスがとにかく美味しくて、フィリピン人クルーも皆、はまっていた。

あのトロトロオムライスの食感は、フィリピンではないらしく、目を大きくして「おいしい!」と言っていた。

さて、1997年7月の香港返還の日には、特別に香港クルーズになった。

お客さんをお祭りモードの香港で降ろして、私達クルーだけを乗せて、台湾の高雄にも上陸した。

この時はお客さんもいなかったので、クルー皆でたっぷり観光ができて楽しかった。

世界一周のクルーズ船で働いたら、さぞかし楽しいだろうなーなんて思ったけど、もう5カ月でお腹いっぱいすぎて、私はこれで満足だった。

というわけで、本日もご乗船誠にありがとうございました。

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