生まれて初めて、梅干しを作ってみた!前編

エッセイ

毎年、6月になると、梅がスーパーに出て、SNSでも、「梅仕事」なんてワードが出てくる。

私は3年前から、梅酒を作っている 。

とはいうものの、「作る」というほど、すごいことはしていない。

梅、角砂糖、リカーを専用容器に入れて、あとは半年待つだけだ。

でも初めて作ったときはすごく嬉しくて、感動した!

翌年、そのアルコールに漬かった、梅で梅ジャムも作った。

砂糖を入れて、20分ほど、混ぜて、最後に、レモン汁をかけるくらいなので、簡単だ。

梅酒は外国人にも大人気のお酒だ。プラムワインと英語でいう!(関連記事↓)

梅のワインなんてなんか粋だ。

さて、今年も梅酒を作ろうと6月に梅を買ったのだが、そのタイミングで、昔、おばあちゃんや母が作ってくれた しょっぱーーい梅干しが、無性に食べたくなった。

今年は、梅酒と共に、梅干しを作ってみようと思い立った。

思い立ったら吉日!!

作り方を調べてみて、びっくり仰天!

これは、かなり手間がかかる。

私の梅干しの教科書!とってもお世話になりました!

梅の手入れ、消毒、そして、今更なのだが、「干す」作業があるのだ!!

今更だが、梅干しは、梅を干すと書く。

なるほどー--!!

梅酒のように材料を入れてあとは、ひたすら待つだけ!なんていう、甘いものではなさそうだ。

(実際に味も甘くない!!)

大きく分けると5つの行程があるのだが、今日はそのうちの2つをご紹介!

  1. 梅の下ごしらえ!2022/6/10

梅干しで使う梅は、梅酒とは違うらしい。

梅酒で使う梅は、青梅、それが熟すと黄色になる。

これが梅干し用の梅らしい。

完熟梅らしいのだが、糖分をたっぷり含んでいるので、梅干しになったときの果肉の柔らかさがほどよく、香りもよくなるとのこと

この梅がスーパーに出るのが6月末とのことだが、私は、6/10に大量に梅を買った後に、この事実を知った。

もう心は、梅干し作りでいっぱいだったので、もうこの梅で作ってしまおうと、スタート!

完熟梅2キロ

粗塩 300g

そしてホワイトリカー1/2カップ

粗塩は、にがりを踏んでいるので、梅に絡みやすくていいとのこと。

梅の下ごしらえ開始。

さっと洗い5時間ほど水につけてから、一つ一つ梅のへたをとる。

2. 梅を育てる作業開始 2022/6/11

梅干しをいれる壺がうちにあった。

小さい頃、母が使っていたものだ。

母が亡くなり、引っ越しの時に捨てようかと思ったのが、なんとなく捨てられなくて、とうとう使用する時がやってきた。

梅作りのポイントは、1にも、2にも消毒だ。

使うもの全て、消毒を念入りにしなくてはならない。

コロナで消毒というのが身近になったが、この壺もアルコール消毒をしっかりする。

そしていよいよ梅の塩漬け作業だ。

壺の底に粗塩をふり、梅を並べ、一握りの塩をふるという作業を続ける。

そしてホワイトリカーをまわしかける。

落し蓋をのせ2キロの重しを2つのせる。

重しは、2リットルのペットボトルで代用。

そして、ほこりや虫など入らないように紙をかぶせて冷暗所に置く。

東京は今年の夏、6月末に一気に暑くなった。

このため、冷暗所が果たして適した温度なのか、心配になった。

そして大仕事がこのタイミングでやってくる。

毎日朝夕2回塩が全体に回るように、落し蓋をとって壺をふる作業があるのである!

これにより、カビの発生を防げるので、大事な作業だ。

会社に行く前に壺をふり、「いってきますー」

帰ってきたら、「ただいまー」と言って、壺をふる。

なんだか、ペットを飼って、エサをあげているみたいな気分になる。

5日ほどたつと、漬け汁が落し蓋の上まで上がってくる。

これが貴重な「白梅酢」だという。

初めて聞いた。

これを保存して、カビが生えたときに重宝するらしい。

えー、カビが生えたら、嫌だなーなんて思いながら、1日2回壺を回していたのだが、とうとう、カビを発見してしまった!

ひえー-!

私の梅干しちゃん、どうなっちゃう?

続きは、次回までお楽しみ!

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