番号札、OO番のお客様ー!!

エッセイ

私は、ありがたいことに、病院に行くことがほとんどない。

これには本当に感謝している。

先日、朝起きたら、左頬が腫れていて、顔も洗うのも痛かったので、耳鼻科に行ってみた。

花粉症の時期だったからか、耳鼻科は、物凄いー混んでいた。

初めて行く病院だったのだが、受付で「29番でお待ちください。」って言われた。

そして、「このQRコードを読み取れば、呼ばれるまで、どれくらいかかるかわかるので、それまで、どこかで、ぶらぶらできますよ。」と言われた。

ちょうど友人が、近くにいるというので、落ち合って、マックでお茶をした。

そうしているうちに、あっという間に自分の番が来て、逆に慌てて、待合室に戻った。

「29番さんー」って呼ばれた。そう、私は、今日は、ここでは、「29番さん」という名だ。

以前、副鼻腔炎ふくびくうえんになったことがあり、その際、鼻にカメラを入れたのが、怖かったので、今回もドキドキした。

しかし、先生は、鼻をまずみて、「鼻炎ですね」と言い、その後、腫れている、左頬を触った。

そして、「リンパが腫れているわね」とちょっと怖いことを言った。

しかし、よくよく話しを聞くと、「首のリンパは、腫れてないし、熱もないので、ウィルスが頬に入っただけね。大丈夫よ。」と言うのである。

「薬を処方するので、まずは1週間様子をみましょう」ということになった。

「29番の私」は、こうして診察終了。

次に、薬をもらいに薬局にいった。

今度の私の名前は、「41番さん」

薬局も混んでいて、40分ほど待つかもしれないから、アプリで順番を確認して、それまでブラブラしてきてもいいという。

そんなわけで、近くのスーパーで、夕食の買い物をした。

45分って長いと思ったが、結局、アプリをみていたら、20分ほどで自分の番になった。

「41番」の芸名は、ここで終了した。

私の腫れている、左頬は、その後、全然腫れが取れなかった。

そんなわけで、また1週間後、耳鼻科に行った。

「45番」が今回の私の呼び名。

お医者さんは、「状況は変わらないが心配するほどでない」という。

「ちょっと強めの薬を処方するので、様子をまた見ましょう。」と言うことになった。

そんな状況の中、今週、健康診断があった。

今度の呼び名は、「57番」

健康診断は、たくさんの人が、色々な検診をしているので、番号があちこちから呼ばれる。

50番台は、51番から59番、つまり9人いるので、呼ばれる時の、「番号札50、、」ってくると自分かもしれないと思って、集中しなくてはならない。

そして「番号札、53番の方ー」だったりすると、自分じゃなかったって落ち着いて、でもまた別のところから、「番号札50、、」ってくるので、「おっと!」と集中しなくてはならない。

そして、「57番」とくると、BINGO!!「私ですー」となる。

もうこんなことが何度も繰り返されるので、ちょっと疲れてしまった。

その日の午後、私は、別の検診に、立て続けに行った。

会場は、昔から、区の検診をやっている大きな、病院。

ここでは、番号札ではなく、昔ながらの本名で呼ばれるパターン。

昔はこれが当たり前だったけど、なんだか、今回久しぶりに病院で名前を呼ばれて、新鮮だった!!

個人情報の取扱いに、うるさい時代。

色々な事に世の中、気を遣っているんだなって改めて思った。

待合室では、皆、スマホを見ている。

スマホの中の、ネットの世界では、個人情報があってないようなものが溢れていて、改めて、複雑な世の中になったなーなんて思うのであった。

しかしまあ、技術の発達の恩恵は、しっかり受けている。

今回のように、待ち時間の状況がわかるのって、物凄い時間の節約にもなるから、それはとってもありがたい。

とにもかくにも、どんな時代になっても、健康第一には変わりない。

私はようやく、薬が効いて、頬の腫れもひき、口内炎が出来て、痛かったのだが、それもおさまった。

改めて、健康に感謝したい。

<思い出ブログ>

ウクライナ侵攻から、3年が経ってしまった。最近のニュースを見ているともの悲しくなる。

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