今週は、ガイドの仕事が週3回入った。
小平霊園のお墓参りという変わったものもあった。
そして都内は相変わらずどこも観光客で人がいっぱい。
自分が観光客なくせに、観光客が多いとふてくされるお客さん。
なんだか、ちょっと人混みと都会と、わがままな人達に疲れた。

そんなわけで、週末、とにかく、東京、人混みから抜け出したくて、友人に車を出してもらい、紅葉狩りに出かけた。
行き先は、茨城県の笠間。
ここは、5月の笠間つつじ祭りが有名。
まだ若かりし、20歳の添乗員時代、バスで団体客を連れて行ったことがある。
大渋滞に巻き込まれ、バスの中で寅さん見ながら、つつじのピンクや赤色が鮮やかで見事だったことを覚えている。

今回の笠間の日帰り旅行のTO DO LIST
- 笠間稲荷神社で参拝
- 栗の名産地でモンブランを食べる
- 佐白山麓公園ハイキング
晴天の予報の日曜日。
混雑が予想されるので、8時半に都内を出発。
10時には、笠間に着いた。
快晴の下、車を走らせる度に、紅葉が色づいていて、カラフルになる。
笠間に着いたら、菊まつりが開催されていることがわかった。
そもそも、菊まつりがあるなんて知らなかったのだが、なんと第118回目の開催だという。
びっくり!
道の両脇にそれはそれは色とりどりで見事な菊が咲いているのである。
まずは最初の目的地、笠間稲荷神社へ。

ここは、日本三大稲荷のひとつ。
他の2つは、有名な、京都の伏見稲荷大社。
そして、愛知県豊川市にある、豊川稲荷。ここは知らなった。
稲荷神社は、商売繁盛、芸能上達の神様が祀られている。
お稲荷さんと呼ばれ、キツネがいるイメージ。
この記事がわかりやすいかも。

この日は、ばっちり七五三。
かわいらしいお子さん連れの家族を見かけた。
大鳥居をくぐると、和傘が上空に広がる。

そこから、右も左も、菊のデコレーション。
手水舎も菊の花で埋め尽くされていて、綺麗。
こんなの初めて見た!

菊は、仏花でいつもお供えする、あのタイプのイメージしかなかったのだが、様々なタイプがあることを知った。
おしゃれなかつらのような形、ひがんばなのようなスパイキーな形。
ダリアやマーガレットのような形。大きなものから小さなものまで様々。

そして色も豊富。
黄色、赤、ピンク、紫、白、オレンジ。
「かさま歴史交流館 井筒屋」という場所でも、正面入り口からどかーんと菊で彩られて、お見事。
中も、美しい庭園のようになっていた。
菊の花でこんなに感動したのは初めてだった。

知らずに来たけど、こんないいものが見れてラッキーだった。
次のミッションは、モンブラン!栗の生産量日本一の茨城県。
中でも笠間市は、日本有数の栗産地とのこと。
観光局で、「もんぶらん旅マップ」「笠間てくてく栗図鑑」を手に入れた。
私達は、もんぶらん旅マップの1番、かさまカフェの限定20食の「かさま焼き栗モンブラン」を頂いた!
**希少な「かさま焼き栗」と「かさまの熟成栗」の渋皮煮を贅沢に使用。唯一無双の芳醇な香りと味をお楽しみください。**
という紹介文の通り!!
このお店は、お団子屋さん。
お団子を買う人達をかき分けて、昭和の黒電話やオロナミンCの看板がある、学校の教室を思い起こさせる、座席に着いて、モンブランを注文!
アイスをのせたスポンジの上にふーんわりの栗のペーストがかかって出てきた。

とっても大きかった!
そして美味しいーー。焼き栗の香ばしさとバニラアイスの混ざり具合とくちどけに感動!
これで1000円。
栗って剥くの大変だし、手もかかるのをよく知っているので、ありがたくいただく。
いやー、またいつか食べたい!
こうして、ミッション2 コンプリート!
最後は、佐白山麓公園ハイキング。
ここは、鎌倉時代にあった笠間城の下屋敷を公園にしたところ。
時計代わりだった、時鐘楼や、忠臣蔵の大石内蔵助の像もある。
ここの紅葉とイチョウの色鮮やかなコンビネーションが眩しかった。

ちょっと歩きたくなって、そのまま、笠間城跡に向かって、15分ほど、上ってみた。
誰ーーもいなくて、鳥の鳴き声と、紅葉と竹林があって、今週の色々なごちゃごちゃしたものが吹っ飛んだ!
佐白山麓公園までまた降りて、今度は、反対側の笠間つつじ公園に上がってみた。
標高143mのつつじ山。
展望台から、観音様も見ていて、私も合掌。
この瞬間に感謝。

見事な紅葉狩りとなった。
15時近くになり、モンブランしか食べてなかったので、遅めのランチへ。
たまたま見つけたこのお蕎麦屋さん、最高でした。
ちょうど新そばとのこと。十割蕎麦、鴨南蛮を頂いた。
お蕎麦の香りがよかった。
文句なしのおいしさでした。
というわけで、色々なモヤモヤが一気に吹き飛び、心も身体もリフレッシュできた、気持ちのよい秋の日曜日でした。
笠間は、陶器も有名。そのあたりも含め、是非お勧めですよ!
またね!
<思い出ブログ>
栗剝いた話し。


