レンガの家に住んだことはあるだろうか?
グリム童話に出てきそうなイメージで憧れがあったのだが、いざオーストラリアで住んでみたら、寒くてびっくりした。
シドニーでトニーとシェアハウスをしていた家がそうだった。
シドニーの冬の7,8月は、寒い。
雪は降らないが、気温も5~7度くらいまで下がる。
乾燥しているので、風が冷たく感じる。
なんか、しんしんと冷え込むのだ。
家で厚着をして、外に出たら、意外に外の方が暖かったっていうこともたびたびあった。
体が冷えると寝つきも悪いので、冬は、寝る前に熱いシャワーを浴びて、温かい体のままベットに飛び込む。
日本のお風呂が恋しくて仕方がない季節だ。
NZの家もレンガだった。一戸建てって日本でも経験があるが、寒い。
隙間風が入りやすい気がする。
暖房は、オイルヒーターやハロゲンを使っていたのだが、部屋全体が温まらない。
暖房器具も日本のような高性能ではない。
エアコンをつけると、「ゴーーッ」という爆音とともに、ドライヤーの熱か!と髪が乾かせそうな熱い風が吹くのだが、不思議なことに部屋全体が温まらないのである。
オーストラリアもNZの住人もどちらも欧米人だったので、体温の差がある。
私一人が寒がっていた。(最後に過去記事あり。)
フランス、モンペリエの家には、なんと暖炉があった。
暖炉のある家に憧れていたので、嬉しかった。
暖炉の火の管理は、パパのクロウドが担当だ。
薪木に火がうつって、芯がしっかり燃えるまで、数時間かかるが、それまでのゆっくりした時間が好きだ。
モンペリエは、南仏とはいえ、札幌くらいの緯度なので、冬の日の入りは、17時過ぎ、日の出は、朝8時と夜が長い。
冬は、家で過ごす時間が長くなるので、暖炉で栗を焼いて、焼き栗にしたり、暖炉を囲んで、テレビを見たり、お茶をして団らんすることが多い。
冬時間の暖炉は、身も心もほっこりさせてくれる。
また、私は、屋根裏部屋に住んでいた。
ここは、夏は暑いのだが、冬は暖かくて、寒がり屋な私は、とても助かった。
ヨーロッパは、総じて、冬が長いので、寒さ対策は、どこも素晴らしい。
セントラルヒーティングがばっちりなので、家の中では、半そででもいいくらいだ。
これまでの人生で一番暑かったのが、49度のセビリアなのだが、寒かったのは、長野の車山のスキー場のバイトをしていた時に経験した、マイナス16度だ。
晴れていて、寒さで空気がキーーーーーンとして、寒いというより痛かった。
氷の結晶みたいのが、キラキラ空気中に舞っていてきれいだった。
一緒に働いていたKiwiのセーラとカレンと一緒に寮から、勤務先のホテルまで15分の道のりを寒さをしのぐために、腕を組んで寄り添って、小走りに駆け抜けた。
冬のカナダには行ったことがないが、カナダのガイドさんが、冬の寒さについて話してくれたことがあった。
ナイアガラの近くの、トロントでは、冬の平均気温が0度ほど。
マイナス30度の日もあるらしく、冬は外に出なくてもいいようにと、地下にあるお店がとても発達していた。
マイナス30度にもなれば、あの、ナイアガラの滝も凍る。
夏のナイアガラの滝の水の量は半端ない。1分間に東京都民が1か月使う水量が流れているとガイドさんが解説していたが、凍った滝の写真を見てびっくりした。
カナダは、夏ばかり、お客さんを連れて行ったのだが、冬のカナダもまた見ごたえがあるんだろうなーなんて思う。
カナダの国技はアイスホッケー。冬にもし行ったら、本場で試合を見る!!
とにもかくにも、手足がすぐ冷える私は、今年の冬は、どうしようかと、あたたかグッズを探し求めたのだが、結局、湯たんぽが1番との決断に至った。
去年まで1つだったのだが、今年は、もう1つ買った。
足先に1つ、あとは、お尻や太ももを温める為に2つあれば心強い。
足元がほかほかすると、体全体が温まる。
この湯たんぽのおかげで、自家製こたつの出来上がり。
こたつってやっぱりいいなー。
暖房は乾燥してあまり好きではないので、湯たんぽ2つに、「毛布のような靴下」という題名がついた靴下に、ユニクロの冬用ルームシューズで、寒さ対策は、ばっちり。
部屋でじーっとすると寒くなるので、ある程度、体を家の中でも動かして、自分自身を燃焼させて自家発電でもしようと思っている。
皆さんも風邪など召しませんように!
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