【海外のクリスマス体験】世界のクリスマス

客室乗務員

コロナ渦で、去年のクリスマスは、ほとんどの人がいつものように過ごせなかった。

今年も、直前にオランダがロックダウンになってしまった。

去年の今頃、まさか、次のクリスマスもまだ、コロナによってここまで締め付けられているとは思わなかった。

だから、今は、「来年のクリスマスも最悪、こんな感じかも」とちょっと期待値を低くしようと思っている。

本来なら、イスラム教色がめちゃくちゃ強い国以外は、クリスマスムードでどこも一杯だ。

フィリピンのモール内。
オーストラリア、シドニー

スーパーでは、チキン、ターキー丸ごとや、ハムが大々的に売られる。

チョコレートやクッキーの種類もクリスマス仕様のものが増え、臨時カウンターが設けられる。

お店に入れば、サンタクロースが「メリークリスマス!」とチョコレートを差し出してくれる。

アイスクリームや、ケーキの試食も毎日にようにある。

ある日のニュージーランドでは、スーパーの駐車場近くの広場でソーセージを焼いている一角があった。

私は、その時、ものすごくお腹がすいていて、今、まさに食べたいと思っていたのが、ソーセージだった。

だから、吸い込まれるように、その一角に引き込まれた。

パンに挟んだ、そのソーセージを買おうとしたら、「どうぞ!メリークリスマス!」と渡された。

どうやら試食だったようだ。

それにしても豪華!

クリスマスマジックだななんて思った。

オーストラリアのスーパーの一角。
ハワイ。ホテル全体の色を活かしたデコレーションは、見事!

お店で働く人は、皆、サンタの帽子や、トナカイのカチューシャをつけている。

なんとなく皆、浮き足だって、嬉しそう。

ショッピングモールでは、サンタさんと写真を撮れるブースがあって、毎年、小さなお子さん連れの家族が列に並んで、記念写真を撮っている。

赤ちゃんは、サンタさんが怖いのか、泣いている子もいる。

サンタさんは、HO HO HOとよくいうのだが、これが、サンタさんの笑い声らしい。

サンタパレードというものもある。

ニュージーランドでのサンタパレード。
オーストラリア、メルボルン。町全体がクリスマスツリーみたい。

お店のショーウィンドウもテレビのCMもクリスマス一色。

ニュージーランドで働いていた会社では、クリスマスパーティーがあった。

土曜日のランチの時間ににドレスアップして、レストラン貸し切り。

家族や、パートナーを同伴することが多く、同僚の違う顔が見れて面白い。

お店の中は、クリスマス風の風船やバナーで賑やかになる。

食べて飲んで、ゲームをしてと楽しかった。

ハワイ ホノルル
この時期のホノルルもどこもかしこも、クリスマス仕様できらびやか。

また、オーストラリアでは、この時期、あちこちでBBQ(バーベキュー)の匂いがしてくる。

夏のホリデーシーズン。

公園や、家のお庭から、煙がモクモクしていて、いい匂い。

クリスマスも、公園でBBQしながらピクニックっていう人もいる。

ちなみにオーストラリアでは、公共の場所、屋外での飲酒が原則的に禁止されている。

BBQといえば、やっぱりビール。しかし、公園で飲んだら、罰金だ!

そんなわけで、クリスマスになると、やはりバーベキューをしても家のお庭でということが多い。

なので、日本人が「桜の下でビールをの飲みながらお花見」というのをうらやましがれれる。

ゴールドコースト
フィリピン、マニラのモール

クリスマス当日は、オーストラリア、NZ,フランス、どこもかしこも、もうそれは、まあゴーストタウンだった。

コロナになり、ロックダウンというのをそれぞれの国が経験して、誰もいない町の風景を見る機会があったが、その前までそんな光景を見たことがなかったので、びっくりした。

ニュージーランドのオークランドでは、ゴーストタウンなのに、なぜか、バスがクリスマスだけ無料で乗り放題だった。

ドライバーさんもサンタさんの帽子をかぶり、「メリークリスマス」と挨拶してくれる。

NZのある人のお家。サンタクロースが酔っぱらって、外で寝ているという飾りつけで、夜になると、ライトアップして、近所の人が見に来る。
このお宅も夜になるとライトアップ。

逆にそんなクリスマスの国で働いたのは、オーストラリア時代での客室乗務員時代だ。

何度かクリスマスに飛んだが、サンタさんの帽子、トナカイのカチューシャ、キラキラ光るバッチ、エプロンをちょっとクリスマス風にしたこともあった。

その日のパーサーや、他のクルーメンバーが用意してくれたりで、メンバーにもよるが、やっぱりちょっとそういうコスプレみたいなことをすると気分が上がる。

乗客にも「メリークリスマス!」なんて言われたり言ったり。

メリークリスマスってなんだかハッピーになれる言葉だ。

キャプテンも操縦席からの挨拶で、「メリークリスマス!」と言うと、乗客から、大きな声で、「メリークリスマス」と返ってきて、ほほえましい。

そして、クリスマスが終わると、どこも大セールだ。

クリスマスの時に定価で奮発して、必死に皆、プレゼントして買ったものが、半額以下になってたりする。

クリスマスの飾りは、1月中旬くらいまで、ある。

日本は、クリスマスの翌日に、一気に元旦モードになるので、余韻に浸る暇がないが、

海外では、すぐに片づけるのが惜しいようで、しばらく残っている。

クリスマス翌日のセール in ゴールドコースト。人でごった返している。
デコレーションがかわいい。

我が家にも大きなツリーがある。

明かりが、ぽわー---っとつく感じがとってもやさしくて、母が気に入って買ったものだ。

私もすぐに片づけるのがなんか寂しいので、毎年、1月中旬くらいまで、飾っている。

今年のクリスマスは、週末。

色々な国で、それぞれのクリスマスが賑やかに繰り広げられるんだろうなー。

皆さんも素敵なクリスマスを!Merry Christmas!

私の海外クリスマス体験の3つのお話し!

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