【あまちゃんのロケ地へGO!】みちのく1人旅 その1 岩手県大槌へ

日本の旅

ちょっと最近旅づいている。

九州に飛んだ2日後に今度は、新幹線で東北に行ってきた。(九州旅行はこちら↓)

NHKの朝ドラ「あまちゃん」が10年ぶりに再放送されている。

あまちゃんは、宮藤官九郎がオリジナルで描いた、人間喜劇。

最北端の海で、海女さんを目指すヒロインが、挫折、奮闘の後に地元のアイドルになる物語だ。

2013年に、ものすごくはまったが、10年ぶりの今、改めて見て、めちゃくちゃ面白くて、毎日夢中。

毎回、くすっと笑えるネタがあって、15分があっという間。

いつか、この地に行ってみたいと思っていたが、再放送を見始めたら、その気持ちが大きくなった

思い立ったら吉日!

目的地の岩手県久慈くじの行き方を調べたのだが、いやはや、なかなかの遠さ

今回は、東日本大震災で大きな被害を受けた、大槌おおつちに入り、1泊。

そこから、あまちゃんの拠点となる久慈くじにて2泊の宿を押さえた。

上野から新幹線で新花巻まで2時間半。

そこから釜石線、そして、あまちゃんの三陸鉄道を乗り継いで大槌まで2時間半。

自宅を出てから6時間半後に到着した。

岩手は、本州では面積が一番大きい県で、日本だと北海道に次いで2番目の大きさなんですって!

大槌おおつちに行ったのは、弟がお世話になったご家族がいたので、お礼も兼ねて、そして東日本大震災の時に日本にいなかった私は、やはり、日本人としてきちんと現地に行っておかないといけないと思ったからだった。

震災当日の2011年3月11日、私は南米チリにいた。

前日のチリのワイナリーに行った際に、「テレモト(スペイン語で地震)」という飲み物があると聞いた。

ワインにアイスクリームやシロップを加えた、頭がくらくらする極甘カクテル。

1960年に大きな「チリ地震」があったそうで、その際、東北にも津波があったと、チリ人に教えてもらった。(詳細はこちら↓)

その翌日に、日本に大きなテレモト(地震)があったとチリ人に教えてもらった。

私は、オーストラリアで客室乗務員の仕事をしていたので、ホリデーが終わってオーストラリアに戻った。

仕事に戻ったら、日本線に乗務する予定だった、多くのオージー(オーストラリア人)がこの地震と福島の原発事故が怖いという理由で、乗務拒否をした。

その為、私達日本人クルーが飛ぶことになり、私も成田ばかり飛んでいた

震災から、数週間経ってから、訪れた日本。

ホテルも節電で、暗く、テレビのニュースも震災一色で、やっぱり日本に来て、震災が現実味をおびた。

それでも、オーストラリアに戻れば、また遠い国の話しのような感じだった。

あれから12年。いつか、実際に訪れるべき場所と思い続けて、今回、実現できた。

新花巻から釜石までの内陸をJR釜石線で2時間ほどの道のり。

岩手を代表する作家宮澤賢治の童話「銀河鉄道の夜」の舞台が、この釜石線の前身路線の「岩手軽便鉄道」とのこと。

これにちなみ、各駅には通常の駅名とは別に、宮沢賢治が愛用したとされる「エスペラント語」で命名された愛称が記載されている。

また、柳田国男の「遠野物語」の遠野も通過する。

遠野は、河童かっぱが登場する民話が伝わった場所で、あちこちの駅で河童が迎えてくれた。

まんがにっぽん昔話に出てきそうな風景だ。

田植えが終わり、瑞々しい緑の田園風景が車窓から見える。

おばあちゃんが農作業をしていた。

こういう懐かしい風景の場所は、おばあちゃんが似合う!

2時間ほどローカル列車に揺られ、釜石までやってきた。

ここで、あまちゃんに出てくる、三陸鉄道が停まっていた!

頭の中で、ドラマの始まりの音楽が流れる ♫

私は地図を見るのが大好き。

旅行をする際、地図を見て、沿岸を行く際は、それに合わせて、乗り物の座席を右側にするか左側にするか決めている。

釜石からは、沿岸沿いを走るようだ。進行方向右側に座れば、海が見えそう。

電車も平日だったので空いていて、ゆったりしていい!

目的地の大槌まで、17分の三陸鉄道の旅は最高!

これから2日間、この列車の旅を楽しむぞ!

大槌おおつちに着き、弟がお世話になったトモコさんが迎えに来てくれた。

町は、とても綺麗だった。

言うまでもない。津波で全部無くなり、建て直しをしたからだ。

ここは、ひょっこりひょうたん島のモデルといわれる蓬莱島ほうらいじまがあることで観光客が来るそうだ。

天気がよかったので、とっても海が綺麗だった。

今回のこの三陸地方の旅の間、ずっとそうだったのだが、まず、海の綺麗さに「わー!」って心が躍る感動に至る。

その直後、「いや、そんな呑気なことを言ってはいけない。ここで、多くの人が寒い中、命を落としたんだ。」と気持ちがキリっと引き締まり、手を重ねて祈るという繰り返しだった。

トモコさんは、海が怖いと言っていた。

それでも、「せっかく来てくれたから」と海辺を案内して下さった。

津波が町のこんなところまで襲ってきたんだと、ニュースなどを見て、頭ではわかっていたつもりだった。

しかし、実際に目にして、現場に立ってみて、本当にここまで、津波が襲ったのか?とその距離があまりにも大きく、広範囲で、身が引き締まる思いになった。

トモコさんのご家族にもお会いした。

震災の事を質問することは、難しい。

それでも、私の質問に皆さま、きちんと答えて下さった。

ここに来てよかった。

この日は、大槌市の民宿に泊まった。

大槌町波板海岸に位置するタカマス民宿のホームページです
タカマス民宿の料金プラン、お部屋などの設備、アクセス方法のご案内をいたします。

トモコさんにおいしいランチをご馳走になったお店のすぐ目の前だった!

お食事処・民宿 さんずろ家 | さんりく旅しるべ 〜いわて三陸観光ガイド〜
雄大な海景色を臨めるビューポイント。新鮮ないか料理、磯ラーメン、海鮮丼のほか、各種定食も充実した豊富なメニューが特徴のお店。

おススメの磯ラーメンとお刺身を頂いたのだが、もうびっくりする量と美味しさだった!!

夕方一人で、海岸を歩いた。

津波到達の碑もあった。

海水もとても透明だった。

足をつけたら、冷たかった。

一人でぼーーっと海を見てたら、ビキニの白人のお姉さんと、旦那さんらしき人、そして男の子がやってきた。

海に飛び込んで、冷たくて、叫んでいた!

宿に戻ったら、さっき、海水浴を楽しんでいた、親子達も泊まっていることがわかった。

フランス人だった。

夕食の際、一緒だったので、話してみた。

3週間の日本の旅行で、東京、京都の「The 観光地!」に行くので、5日間だけ、観光地じゃないところに来たいと、ここを選んだそうだ。

民宿の食事がとても珍しかったようで、tres bon!トレボン!って言って美味しそうに食べていた。

彼らから、「なんでこんなに綺麗な海なのに、誰も泳いでないの?」って聞かれた。

宿のおかみさんが、「日本は、海開きというのがあって、まだ海開きじゃないから、泳いでもいいけど、監視官がいないから、何かあっても、責任取れないので、気を付けてね」って言うのを伝えた。

でも、そもそも、個人主義のおフランスなので、どうもうまくこのニュアンスが伝わらなかった

そんなわけで、みちのく一人旅Day1が終了。

本日も感謝でおしまい。

しばらくこの旅、続きますよ!

次回まで!(更新しました↓)

<思い出ブログ>

梅を干し始めました。もうすぐ美味しい梅干し食べれるかなー!

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