アッサローム!!(ウズベキスタン語でこんにちは!)
2024年6月末から7月にかけて、2週間、ウズベキスタンを旅してきた。
こちら、ハイライト
旅の醍醐味というのは、現地の人々と触れあうことができることだ。
ウズベキスタンの旅行の一番の思い出は、カラカルパクスタン人と言われる、地元民の家族の集いの晩餐に偶然、参加できたことだった。
3回シリーズのお話しはこちら ↓
もう1つ、その前日におきた、工房のおばちゃんたちと出会った、楽しい出来事を紹介したい!
出会った場所は、ヒヴァ。地図でご紹介↓ ちなみにタシケントが首都です。

ヒヴァは、ウズベキスタン語で書くとXiva ,英語では、Khivaとなり、Kが入る。
ここは、人口約9万人の小さな町だ。
年間、300日が晴天という。
以前、フランスに1年滞在した、モンペリエという場所も年間、300日が晴天だったことを思い出した。
晴れている事が多い場所は、人も明るい人が多い。
ヒヴァも振り返ってみると、明るい人が多かった。
この地は、シルクロードを通る人々のオアシスの都市として、1世紀から栄えているというから、すごいことだ。
町の中心が、「イチャンカラ」と呼ばれる内城壁で囲まれている。
その周りを今度は、「デシャンカラ」という外城壁が囲んでいる構造だ。

ヒヴァでは、スザニ工房に立ち寄った。
「スザニ」は、17世紀から中央アジアの遊牧民が作ってきた刺繍布のことだ。
女の子が生まれると、一族一同、女性が縫い、嫁入り道具になるそうだ。
スザニの柄は、各地方によって違い、柄を見て、どこのものかすぐわかるようになっているという。
この工房の奥に入ったら、おばちゃん2人が、織物をしていた。
壁いっぱいに、織り機が垂直に立っている状態で織り上げていく。
専門のデザイナーがデザインをした図面を元にミリ単位で正確に織っていく。
数人で織る場合は、各自の担当のゾーンが決まっているそうだ。

「アッサローム!(こんにちは)」と挨拶してその様子を遠くから見ていた。
そうしたら、おばちゃんの1人が、私がしている真珠のネックレスを指さして、興味津々。
「これは、本物の真珠か?」と聞いてきた。
そして、にやりと「私、天然の高級そうな、そのネックレスがほしいなー」って、面白おかしく、子供が物をほしがるように、わざと甘えて、そのネックレスをすりすり触ってきて、爆笑!
ウズベキスタンは世界に2カ国しかない「二重内陸国」の1つ。
これは、国境を最低2回越えなければ海に達することができないのである。ちなみにもう一カ国は、
リヒテンシュタイン。
つまり、彼らの海に対する憧れは、半端ない。

当然そういうものは、私が思うほど以上に、ずっと高級品のようだ。
このネックレスががきっかけで、ジェスチャー会話が始まった。
彼女達も当然、子だくさんで、孫もいると言っていた。
そして日本といえば、「おしん」!
これは東南アジアで大人気。
ウズベキスタンでも放映されていたそうだ。
大国日本にも苦しい時代があったということに、共感と希望を呼ぶらしい。
彼女達も、おしん、素晴らしい!と言っていた。
ちなみに、ベトナムで、私達は、おしんと呼ばれたことがある。(その時のお話し) ↓
そんな、ヒヴァのふくよかな彼女達が、私達、日本人の身体の細さにびっくりしている。
おばちゃんたちは、若いうちから、子供を多く生んでいるので、腰のくびれがないらしい。
なので、私達の胸から腰のくびれを触り、すごい、すごいと盛り上がっている。
そして、豊満の胸をお持ちの皆さまは、私達の胸の小ささが新鮮なようだ!
これまた、がっつり、触られて、おーオーと奇声をあげるので爆笑!!
そして、この会話の中で一番、おばちゃん達が驚いたのが私達の年齢。
私は50歳。(その当時)
何歳だ?とどうやらいわれているようだったので、指で5と0とした。

彼女達は、何度も何度も聞き返した。
それは、私が年齢を答えていると思っていなかったからだ。
すったもんだのあと、「パスポートを見せて!」となったので、見せてみた。
それはそれはびっくり仰天している様子。
パスポートの生年月日と私の姿を見ながら、ウズベキスタン語で、すごい勢いの会話が始まり、そして、パスポートの数字と私達の姿を見比べてて、目が何往復もしてびっくりしていた。
おばちゃん達は、私よりも年下だった。
今度は私が驚く番になった。

そんなこんなで盛り上がっていたら、スザニ工房で働いている、若い女性がやってきて、写真を撮ってあげるよと声をかけてくれた。
おばちゃん(とはいっても年下だが)達が私の膝の上に座りなさいと私を抱えて、また、私の腰のくびれを触って興奮していた!!
この24時間後に私達は、もっと強烈なカラカルパクスタン族に会うとはその時点では、思ってなかった。
やっぱり、こういう地元民の交流が旅行では、一番楽しい。
写真を撮ってくれた若い女の子は30歳。3人の子持ちだった。
自分で洋服のデザインをしているとのことで、デザイン画を見せてくれた。
そんなガールズトークで盛り上がった私達。楽しい出会いだった。
ウズベキスタンのお話し、まだまだあるので、また小出しにしていきます。
というわけで本日はおしまし。
<思い出ブログ>
今年最後の大相撲九州場所が始まった。
ロンドン公演は大盛り上がりだったよう。
私の推し、宇良は、大人気だった!やっぱりこの笑顔と相撲は、国境を越えて魅了されるようです!







