こんにちは!
今日のタスマニアの旅は、多くのチャリダーがお勧めしている、東海岸だ。
(過去2回の記事は最後に)
ところで、オーストラリアでは、首都のキャンベラで自転車を借りたのが、初めてのチャリの旅だった。
この国は、自転車と言えば、マウンテンバイク。
ギアがついて、舗装されてない道を走るタイプの自転車ばかりだ。
逆に、オージーの友達が日本に来た時に、ママチャリに感動していた。
カゴがついた、私達が当たり前のように乗っている自転車をみて、「かわいい」を連呼していた。
オーストラリアでは、チャンスがあれば、自転車をあちこちで借りた。
パース、カナーボン、ブルームなどの西の地域のサイクリングは、とても楽しかった。
何よりも平地だったので、どこまでも漕げた。
タスマニアは、坂との闘いだ。東海岸は、坂が「そんなに」ないと人々がいうので期待した。
まず場所の確認。
セントへレンズから、南下して、ホバートが私の自転車の旅のゴールだ。
直線距離は、177kmだが、途中で私のタスマニアで一番見たい、ワイングラスベイやマリア島にも寄った。
8日間かけてのサイクリングとなる。
まずは、足慣らしに、セントヘレンの町からセントヘレンポートという海の見える町がお勧めというので行ってみた。
ところが、道に迷って同じところを何度も行ったりきたりして大変だった。
3/12に自転車をこぎはじめて1週間。
ゴールのホバートまでは、まだまだ先だ。
お尻の痛さは、相変わらず。これは慣れない。座るお尻の位置を少ーーーーしずつ変えていく。
そして、太ももがだんだん太くなってくるのを感じた。
競輪選手やラグビー選手みたいになってきた。
私は、陸上部だったのだが、タスマニアのチャリダーをやる際に、中学時代に着ていた、ウインドブレーカーを母から送ってもらった。寒さ対策の為だ。
中学の陸上部は、女子リレーが県大会に出るくらい強くて、私もすごい練習をさせられた。
これを着るとあの時の思い出がよみがえって、なんか気持ちが強くなった!
あんなに漕いでいるのに、人生で1番太った!みよ、このたくましきMutsiの姿を!
寒さもあったので、恐らく体が脂肪を蓄えようとしていたのだろう。
とにかく食べないと力がでないので、おにぎりばっかり食べていた。お米はやっぱりおいしい!
おにぎりの具は、必要ない。とにかく塩おにぎりで十分。
オーストラリア米は、日本米に負けないくらい美味しかった。
3月20日。この日は、セントへレンズからビシェノ。
今までの最高距離80KMを走った。東京ー小田原の距離だ!
朝8時に出て、15時に着いた。7時間!
この日は盛りだくさんだったので、あっという間に感じた。
まず、ここで絶対食べておけというパイ屋さんに行った。
この辺りは、イセエビが名物だ。
そのイセエビも売っている、魚屋さんのパイが絶品という。ライダーからの情報だ!
おにぎり以外の昼食なんて久しぶり。
そこを目指して、4時間漕ぐ。
途中、東海岸沿いの景色もすばらしい。
坂は相変わらず多い。全然、話しと違う!!
坂を思い切り下っている時は楽で楽しいが、それは、同時に上り坂がまたくる合図だ。
朝はパワーがあるから、上り坂も頑張れるが、だんだん、諦めが早くなり、早々に自転車を降りて、歩いて坂を上ることにした。
無駄な力は使わない。なにせ、今日は、最高記録の80kmの旅だからだ。
でもパイの事を考えると頑張れる。
そして、Chain of lagoonnという村のパイ屋さんに着いた!
早速、伊勢えびを見せてもらった。すごい!!
ここは、イセエビの他に、アワビ、ホタテ、シマアジなどの水揚げ量が多く、漁港として栄えていることを知った。
そしてそのイセエビが入った、クリームパイをいただいた。
私が自転車でやってきた話しをして、今日は、このために頑張った話しをおじさんにしたら、
This is for you! とごちそうしてくれた。
うわーーーーー!涙が出そう!!
ありがたくいただき!
パイはサックサクで、グラタンのようなソースにイセエビがたっぷり入っていて、ものすごーーーーーく美味しかった。5つ星レストランだ!!
タスマニアにきてから、なかなか人と会わない。
だから、こうやって人の温かみに触れるととてもじーんと来る。
今日のゴールのビシェノまではもう一歩。天気もよく快調だ。
続きはまた明日、お楽しみーー。
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