どすこい!どすこい!
大相撲の話しを4回に分けてしてきたが、本日、最終回。
これまでの振り返り↓
初めて、大相撲観戦をしてから、18年。
10年ひと昔というけど、もう20年近くなので、ふた昔になる。
この約20年、世の中も大きく大きく変化した。
その当時(2007年)、大相撲人気がちょっと落ちていた。
しかし、これは、噂だけ?と思うほど、この日も満員御礼で、若い人もかなりいた。
そして、この相撲人気を支えているのは、外国人だった。
実にさまざまな国の人が観戦しに来ていた。
土俵をみれば、モンゴルやロシアをはじめ、韓国、中国の力士もおり、こちらも国際色豊か。
グローバル化はここまで押し寄せてきていた。(Mutsi(ムッツィー)の世界探検隊【大相撲を学ぶ!その2】初観戦レポート やっぱり生観戦は、素晴らしき!!より)
さて、時は経ち、2025年5月場所5日目。
今回は、仕事が入っていたので、会場入りしたのは、15時過ぎ。
チケットは、もちろん売り切れで当日売りもなし。
久しぶりの、両国国技館。
場内は、力士がハートマーク作って、ガラスに笑顔でシールとなって貼られていて、一緒に写真を撮れたり、ガチャガチャや相撲クレーンゲーム、そして、相撲グッズがあちこちに売っていた。
私は、まず、パンフレットを購入。

十両の取り組み表の力士の出身国をチェックしてみた。
内訳は、
日本人:57名
モンゴルは、6名。
ウクライナ2名、
カザフスタン、ロシア1名、中国(内モンゴル自治区)1名ずつ。
相撲部屋稽古を見に行った時の、力士は、幕下だったので、もう取り組みが終わっていた。
推しの彼らを応援できず、残念だった。
座席は、2階椅子席、東2列。
既に、オーストラリアから来ていた、40名ほどのうちの会社のお客さんが観戦を楽しんでいた。
ちなみに、外国人の相撲観戦の時間帯は、私が見たい時間帯と全然違う。
ツアーの内容によるのだが、多くのお客さんは、17時くらいまで、数時間見て、退散する人が結構いる。
私は、中入りの15時40分の力士紹介を経て、18時までの、取り組みを見るのが、相撲観戦の一番の楽しみだと思っていた。
やっぱり横綱、大関級の力士を見なければ、相撲を見たとはいえない!!
16時に、退散するなんて、一番いいものをみれずに、もったいなさ過ぎる。
最初に、依頼が来た時点で、お客さんにそれを説明するのだが、どうも、その意図がうまく、伝わらず、夕食の時間の方が大事みたいだ。
確かに、外国人で相撲の知識がなければ、それくらいでもいいのかなー。

まあ、私のチケットじゃないし、いいか!
そして、話しは戻って、その日のオーストラリアからのお客さん。
皆様、既に楽しんでいるようだった。
そして予定通り、16時過ぎに団体で去っていた。
国技館は盛り上がっていたので、このタイミングでどかんと40名去るのは、やっぱり残念。
2階の前、3列を陣取っていたので、そこががら空きになった。
この日は、「満員御礼」の旗が出ていた。
力士が戦う土俵からは、きっとこの空き席、目立っちゃうだろうなーって思った。
テレビで中継を見ていて、満員御礼なのに、空き席が目立った日がよくあって、不思議だったのだが、ここで合点がいった。
大量に空いてる席は、インバウンドのお客さんである可能性がかなり高い。

そんなわけで、残った私達は、2列目から、一番前の席へ。
1列前に出ただけだが、見晴らしが全然違う。
幕内、横綱の土俵入りは、やっぱり華がある。
化粧廻しでぐるっと土俵を回り、柏手を揃って打つのはかっこいい。

人気力士への拍手は、一段と大きかった。
竜電、遠藤、飛猿、宇良、若隆景、そして、両大関の琴桜、大の里には、ひときわ大きな声援が飛んでいた。
知らない力士がいっぱいなので、取り組み前に、パンフレットで写真と出身地、と一言メモをざっとみて、反射的にどちらを応援するか決めて、観戦した。
優勝すれば、横綱昇進と期待されていた、大の里は、モンゴル人の玉鷲と対戦。
ものすごい応援だった。勝って大拍手。
横綱は、この場所は、豊昇龍1人。
朝青龍の甥っ子だけあって、顔が似ている!!
2007年に初めて、相撲観戦した時の横綱は、朝青龍だった。
そしてやはり圧巻は、横綱朝青龍。
懸賞金は30本にもなり、のれんを持った係りの人達が土俵をぐるぐる3周していた。
さすが横綱、体がとても綺麗。
あの鼻っぱしが強そうな顔で、琴奨菊に駄目押しの一撃をくらわせ、勝った。(Mutsi(ムッツィー)の世界探検隊【大相撲を学ぶ!その2】初観戦レポート やっぱり生観戦は、素晴らしき!!より)
あれから、18年。甥っ子がこうして横綱になって、活躍していることに、なんか、感動した。
この日の最後の取り組みで、豪ノ山と対戦したが、強かった。
こうして、あっという間の相撲観戦だったが、とっても楽しかった!
この場所は、最終的に、大の里が千秋楽を待たずに優勝を決めていた。横綱昇進も決まっていた。
千秋楽の対戦は、朝青龍甥っ子の横綱、豊昇龍だったが、横綱の意地を見せて、大の里を倒した。
さすがに、全勝優勝はさせない!という横綱の意地があったのだろう。
叔父さんを思い起させる、鼻っぱしの強い、気合の入って入る表情をしていた。
これから、大の里と豊昇龍の二大横綱時代がやってくる。
ガイドでも相撲の朝稽古見学の仕事も入ったので、しばらく、大相撲をしっかり注視していて行こうと思っている。
私の推しは、新横綱の大の里と、佐田の海。


佐田の海は、38歳ながら、前頭で頑張っている。
2025年5月場所は、10勝5敗の成績を収め、敢闘賞を受賞した。
朝稽古で見た推しの2人も十両に上がるように応援しなくちゃ!
というわけで、また楽しみが出来て、色々忙しい!
ごっつぁんです!
相撲シリーズ、これにて第1幕おしまいです!
<思い出ブログ>
あー、あのウズベキスタンの旅から1年経ちました。