通訳ガイドMutsi(ムッツィー)の日本探検隊!!準備いっぱいしたんだけどーー!!

通訳ガイド

先日のガイドツアーは、ちょっと来る前の宿題が多くて、準備に時間を要した。

下見が何よりも大事なガイドの仕事。

結果、こんなことに!!

宿題1:微妙な年のお客さん、どうやって関係性を探るべきか?

アメリカから、おじいちゃん、おばあちゃんと孫の旅行とのこと。しかし、年齢をみると、

テリーさん 81歳

リンジーさん47歳

ローワンくん13歳

となっている。

これは、親子3代の旅行ではないかと、現地エージェントに確認したが、「祖父母と孫の旅行」という

うむ。

これは、おばあちゃんと言われる、リンジーさんは、47歳だから、再婚か何かだろう。

朝、最初に会ったら、「あなた達は、祖父母とお孫さんの旅行ですよね?」なんて確認していいのだろうか?

47歳というと私より年下。

どうしよう、これは、出方を間違えたら、大問題になるとドキドキしていた。

しかーし!!

当日、3人ロビーに現れた瞬間、これは、間違いなく、祖父母と孫の旅行と確信した。

リンジーは、絶ーーーーー対、47歳じゃない。

結果ー>74歳で、47歳と書いてしまった、ただのタイプミスだった!!!!

宿題2:アキバを極めろ!!

孫のローワン君が、秋葉原が大好きとのこと。

本当は、パチンコに行きたかったらしいが、未成年なので行けないことがわかり、その代わりに、ゲームセンターに行きたいと言っているらしい。

秋葉原は、個人的に苦手意識がある。

ただ、4月になってから、会社のオフィスが、引っ越した関係で、通勤の際に、乗り換えで、秋葉原を通ることになった。

週2回の通勤で通っているうちに、だんだん親しみが湧いてきた。

いい感じになり、ゲーセンを覗いてみた。色々なゲームがある。

これは、実際に、触ってみないとだめだなと思った。

まず、10歳の甥っ子を連れて、「太鼓の達人」の練習をしに行った。

私のチェックポイントして、まず、英語の説明があるのかという点。

しかし、英語は、なかった。

と言うことは、セッティングを私がしなくてはならない。

そんなわけで、1つ1つ、動作確認をしたいのだが、太鼓を叩きたい、甥っ子がどんどん、曲を決めて、すぐに、プレーに持っていくーーーー

待て―――!!!

と何度も静止したが、この子の太鼓欲が上回り、結局、セットアップした状態で、太鼓を叩いて、盛り上がって終わってしまった。

いかんいかん!!

今度は、聞き分けがいい、ローワン君と同い年の姪っ子を別の日に連れ出して、出直した。

うん、さすが2回目なので、今度は、私もスムーズに操作できた。

これで、ゲーセンでの、私のツアーの計画が立った。

しかしー!!蓋を開けてみたら!!

結果ー>まず、ローワン君は、秋葉原にも、パチンコにもそもそも興味がなかった。

ゲーセンに連れて行ったが、爆音に圧倒されて、一同、フリーズしてしまった!!!

事前のお孫さんからというリクエストは、おじいちゃんのテリーの希望だったらしい。

1つもゲームをせずに終了ーーーーー。あんなに、準備したのにー!!もう笑えてきた!!

宿題3:動物の形の昔ながらの日本の紙風船探せ!!

こういうリクエストをもらったのだが、これってどこでも買えそうだけど、いざ、どこで売っているのかと思うと、すぐに答えられない!

まず、事前に、浅草の観光局に行って聞いてみたのだが、彼らも確信が持てないという前提で、いくつか、お店を紹介してくれた。

しかし、行ったお店は、どこも売ってなかった。

次に、浅草にある、大河ドラマ館にのお土産をみたら、金魚や魚の紙風船を見つけた。

ただ、動物は、猫しかなかった。

色々調べたら、銀座の新潟情報館に、出雲崎手作り紙風船が売っているとのこと。

出雲崎手作り紙風船 | 【公式】銀座・新潟情報館 THE NIIGATA
おもちゃやインテリアとして、日本はもとより海外へも輸出されている、新潟産の紙風船。気密性のある薄い国産の紙を用い、ひとつひとつ職人の繊細な手仕事によって生み出されています。驚くほど軽くてコンパクトながら、息を吹き込めば大

また姪っ子を連れて行ってみた。

確かにあったが、やっぱり、金魚しかその日はなかった。

animal つまり、動物の形の紙風船が欲しいと言っているので、魚でいいのかな?と考える。

気に入らないと言わたら、あとは、オンラインで注文するのを手伝ってあげるしかないかなと準備はこれにて終了。

結果ー>彼らが想像していたものは、クリスマスツリーに飾れそうな、オーナメントのようなものだった。

結局、購入することはなかった!

そんなわけで、最初の47歳という記載間違えから、全てずれていた感じなのだが、2日間、予想した感じとは違ったものの、楽しく終わってよかった。

この下見で私がゲームにはまってしまい、最近、通勤の度に秋葉原を通ると、太鼓の達人がやりたくてうずうずしている!

ガイドはどんなに準備しても、全然違う方向に行くことは多い。

秋葉原に抵抗がなくなったは、この先のガイド人生で、結構大きなステップアップになったので、改めて人生無駄な事はない!という母親の言葉が頭をよぎり、励みになった!

そんなわけで本日もMutsi (ムッツィー)ツアーに参加していただき、ありがとうございましたー。

<思い出ブログ>

暑いので、フランスでプール作りをしたお話し!

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