通訳ガイドMutsi(ムッツィー)の日本探検隊!!かっぱ橋編

通訳ガイド

本日もMutsi(ムッツィー)ツアーにご参加いただき、ありがとうございます!

さて、前回、アメリカ人8人を連れて、はちゃめちゃな飴細工体験をしてきた。

このツアーの元々の行程は、飴細工体験をした後、近くのかわいい招き猫がいる、今戸神社と待乳山聖天まつちやましょうでんに寄る予定になっていた。

しかし、彼らは、まず朝、ホテルのロビーで私を見た瞬間に、「我々は、神社も寺もさんざん見たので、もう見なくていい!、今日の予定を変更して!」と言った。

私が担当するツアーは、団体旅行ではなく個人旅行なので、予算内、時間内であれば、自由にお客さんの希望によって変更していいことになっている。

そんなわけで、「それでは、どこに行きたいか?」と聞いたら、飴細工で大きなお花を作っていた娘さんが、「コバヤシ(英語独特発音アクセント!)」という。

コバヤシ??どこだ?誰だ?と思ったのだが、キッチン用品、特に包丁が欲しいというので、これ、「かっぱ橋」のことを言ってるんだと思った。

発音が良すぎて、コバヤシに聞こえたのである。

ちょうど浅草だから、問題なし!

そんなわけで、かっぱ橋までお連れすることになる。

皆、作った飴細工の飴をぺろぺろ舐めながら、浅草寺を突き抜けて、かっぱ橋へ。

途中、浅草寺の屋台の前を歩いた。

またここで8人、バラバラになり、勝手に食べたいものを手に入れて、むしゃむしゃ美味しそうに食べていた。

カニ焼きだったり、抹茶モンブランだったり、それを待てずにどんどん歩いて行っちゃう人もいる。

浅草は、いつ行っても、人混みがすごいので、ここで迷子になったりすると面倒になる。

私は、彼らの真ん中の位置に陣取って、バランスを取る。

すると、1人、いつのまにか、さっきまで被ってなかった、スーパーマリオの帽子を被っていた。

ちょうど今晩、マリオカーに乗るツアーに申し込んでいるらしく、これを被って運転したい!と張り切っていた。

一瞬目を離した隙に、こんな買い物をしていたので、びっくりした。

蛍光黄色の帽子を買ったのだが、これがまた、人ごみの中でとても目立つので、ガイドとしては、ありがたい!

そうそう、ドン・キホーテの前を歩いたら、皆、「ドンキドンキ♫」って歌い始めた!!

ドンキは、外国人観光客の行くべきリストに結構入っているのだが、彼らも、もれなく既に渋谷のドンキに行ったらしく、「ドンキ大好き!」って言っていた。

子供達のお土産など色々購入したそうだ。

そんなわけで、ワイワイガヤガヤ歩いて、ようやくかっぱ橋に着いた。

包丁を買いたいと言っていた、娘さんが行きたいお店が、寛光じっこう刃物というところだった。

東京合羽橋店 | 堺包丁通販 明治33年創業の實光刃物 (じっこう)
東京の合羽橋で今までなかった堺包丁メーカーの専門店。1階は包丁ギャラリーがあり2階は販売スペースで一度に100種類上の高級包丁を見る事が出来ます。東京の浅草、かっぱ橋にお越しの際はぜひ立ち寄ってみて下さい。

何度か通り過ぎた事があるが、他のかっぱ橋通りにある、お店と違ってなんか敷居が高そうだったので、お店には立ち寄ったことはなかった。

さすが、お金持ち一家。

そこで、コバヤシ(かっぱ橋)に行きたいと言っていた、娘さんが、6本ほど購入していた。

義理の母親などのプレゼントも入っていた。

そんな中、ドクタージェイは、あまり包丁に興味がなかったようだった。

そして、包丁を娘さんが見ている間、ずーーっと黙り込んでいた、ドクタージェイが急に

「Mutsi(ムッツィー)さん!」

と言ってきた。

はい!なんでしょうか!

と聞くと、「お腹が空いたからラーメンが食べたい」という。

近くに1件、ラーメン屋さんあるのだが、8人1度には入れない。

そもそも、観光客だらけの週末の浅草に8人一緒に入れるレストランなんて、予約をしない限り正直不可能だ。

そんなわけで、包丁に興味がない、待ちくたびれていた、残りの家族メンバーでランチをどうするか?という会議が始まった。

私のガイドの仕事は、もう間もなく終了時間になる。(ウシシ!)

彼らが、かっぱ橋の他にもう1つ行きたいところが、築地と銀座だった。

13時半も過ぎていたので、この時間帯であれば、8人一緒にラーメンを食べられる可能性も高くなる。

彼らは、「ウーバータクシー」というサイトを使って、タクシーを既に呼んでいた。

決断力がいつも早い!

海外では、私も「ウーバータクシー」にお世話になってたが、日本でもあるなんて、知らなかった。

これ、やっぱり便利!

アプリに今いる場所から行きたい場所を入力すると、来れるタクシーの車番が出てくる。

日本語が話せない観光客は、安心だ。

先日も別の外国人のお客さんが、流しのタクシーに乗って、行き先をスマホを見せながらお願いしたけど、ものすごいコミュニケーションが大変だったと言っていた。

ちょうど、タクシーの移動中にその話しをしていた。

その時のタクシーの運転手さんが、研修中とのことで、その話しをしたら、「私も英語が苦手でして、話せたら、いいなと思っているんですよ」

とのこと。

タクシーの運転手さん曰く、外国人のお客さんは、優しくて、日本人のお客さんと違うので、ここで英語が話せたらもっと楽しいだろうなと思うんですとのことだった。

とにもかくにも、彼らは、勝手にタクシーを手配していたので、私は、タクシーに乗せて、この日の仕事が終了!

ドクタージェイも、ご満悦のようだったのでよかった。

皆、2週間の旅行を終えて、今日が最後の日本。

旅の終わり独特の「家がそろそろ恋しい」っていう気持ちと「旅が終わるの寂しいな」モードになっていたので、どの顔もハッピーそうだったのでよかった。

というわけで、なんだか、半日ツアーとは思えないほどの、濃いグループの飴細工体験とかっぱ橋ツアーが無事に終了しました!

これも一期一会!

本日もツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました!

<思い出ブログ>

タクシーのお話しが出たので、こちら!

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