【海外生活】世界の歯医者事情 オーストラリア&フランス

客室乗務員

日本では、6月4日から10日は、歯と口の健康週間だそうだ。

本日は、歯にまつわるエピソードをご紹介!

海外は、一般に歯医者の値段が高いところが多い。

海外滞在が、3ヶ月以上になる場合、歯科治療補償をつけられる海外旅行保険は非常に限られている。

ニュージーランドで見かけた、歯医者の大きな看板。

なので、渡航前に、診察してもらっていた。

そんなわけで、21歳から、虫歯がなくても、歯医者に行く習慣ができた。

今は、3か月毎の検診に行って予防に努めている。

私が21歳の時に、歯科技工士の友達に言われた言葉が忘れられない。

「Mutsiちゃん、年を取ったら、睡眠欲も性欲も薄れる。一番薄れないのが、食欲だよ。だから、歯は大事ね。」と。

なるほどー。

キャビンクルーをオーストラリアでしていた時のある日、歯の詰め物がぽろっと取れた。

オーストラリアでは、10分の問診で、25,000円、詰め物入れたら、50,000円になり、更に虫歯なんか見つかったら、10万円覚悟した方がいいという。

ひえー-、やばい。。

ただ、私は、仕事で日本に飛ぶことができる。

オーストラリアに引っ越した当初、日本の国民保険に加入していなかった。

それでも、10万円の支払いは、虫歯ではさすがにないと思い、急遽、日本のフライトをリクエストして、歯医者に行った。

関空近くにある歯医者さんで、爽やかイケメンの先生が診察してくれた。

どうやら、私は歯ぎしりがすごいということがわかった。

クルーになってから、不規則な生活になり、寝れる時は、私はひたすら眠る。

疲れていると12時間、ぶっ通しで寝ることもできる。

睡眠時間が増えたことで、歯ぎしりも増え、どんどんすり減っているようだ。

奥歯が、スケートリンク並みにツルツルになっていると、すごいことを言われた。

なので、寝る時に、マウスピースをしたほうがいいという。

保険の範囲で作れるらしい。

まさか、自分がラグビー選手のものだと思っていた、マウスピースをつける日が来るなんて思ってもみなかった。

とにもかくにも、歯の詰め物の入れ直しで、保険に入ってないのに、3000円で済んだ。

こんな経験をしたので、結局、住民票を戻して、国民健康保険を払うことにした。

ちなみに、虫歯になって、飛行機に乗ると、気圧の関係で痛みが激しくなるので、パイロットやクルーにとって、虫歯は、天敵だ。

さて、フランスでも歯医者に行ったことがある

私が1年、モンペリエに滞在していた2003年の話しである。

ある日、なんとなく、前から気になっていた、歯の痛みが進行した気がした。

ネットで調べるとドンドン怖くなってきた。これは、虫歯と確信した。

歯が対象になる保険には入ってなかった。

こんなことで、日本に一時帰国は、したくない。

どうしようと、心配になりながら、ホームステイしている家に帰った。

パパのクロウドに「私、虫歯かも。」と言ったら、「ウララーー!!それは大変だ!

なんていうので、ドキドキしてきた。

時は、金曜日の夕方。

私としては、週明けに覚悟をして歯医者に行くしかないと、この週末は、心の準備をしようと思っていた。

そうしていたら、ママのクリスティーンが帰ってきた。

事情を話したら、「早く電話をしなくちゃ」といきなり電話をかけ始めた。

「ボンジュール。うちに来ている、ジャポネーゼの生徒が、虫歯の痛みで転げまわっています

大変、急で申し訳ないのですが、このまま、週末を過ごすのは、不可能なので、今日中に診てもらえますでしょうか?」と。。

えー--!!それは嘘です!と思ったが、フランスはここまでしないとだめらしい。

1時間後、私は歯医者にいた。

治療費に怯えた私は、ひとまず、診てもらって、それによって、一時帰国をするか決めようと思った。

クリスティーンは、

「Mutsi、いい?痛がるのよ。そうじゃないと、私の嘘がばれちゃうから。」

としきりに言ってきた。

こうして、フランスにて歯医者初体験。

とてもきれいな内装で、雑誌ELLEなんて置いてある、華やかなサロンのような歯医者さん。

ドクターがやってきて、「ボンジュール!」とまずは握手。

それから診察台へ。

クリスティーンも隣に座る。

「どうしましたか?」と聞かれたので、打ち合わせ通り、「歯が痛くて眠れません。」と話す。

診察が始まった。

しかし、「マダム、虫歯はないようです。」とあっさり言われた。

「じゃあ、この黒い点と痛みはなんでしょう?」と聞くと、

「黒い点は心配ないですが、痛いとなると、もしかして何かあるかもしれないので、レントゲンを撮りましょう。」と言った。

あー!!レントゲンー?いくらー-?怖い怖い!!と思ったが、さっさと写真を撮られた。

しかし、、、結果、何も異常はなかった。

クリスティーンが、

先生、では、この痛みは何でしょう?この子は、大変痛がっています。」

とウインクを私にして演技に熱が入ってきた!

先生は、真剣な顔で、

歯の痛みは、内臓や、その他、色々な原因で現れることがあるので、きっとそのせいでしょう。

と。

かくして、虫歯疑惑は晴れた!

ドキドキしてお会計したら、意外や意外、70ユーロ(その当時で8400円ほど)だった。

フランスは、良心的なお値段だったようで、びっくり、ほっとした。

まあ、そんなわけで、私の歯のエピソード、こんなところでおしまい!!

改めて、日本の健康保険ってすごい!と痛感。

皆様も、歯は大事にねー--

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