【誕生日トリップ】鳥取砂丘、城崎温泉と天橋立 その2 城崎にて!

日本の旅

今年の誕生日は、鳥取砂丘からスタート!

鳥取砂丘を見て、道の駅で鳥取の美味しいものを食べて、鳥取滞在おしまいというのが前回のお話し!

これで、46都道府県に足を踏み入れました!

さて、ここから内陸ののんびりした、田舎風景を見ながら、城崎温泉へ。

城崎温泉は、兵庫県。

私の城崎温泉のイメージは、中学時代にテストで出てきた、志賀直哉の「城の崎にて」という小説。

ただ、テストに出てきたのは、「作品と作家をマッチさせなさい」みたいな問題で、実際、読んだことはなかった。

そんなわけで、旅行前にちゃんと読んでみた!

山の手に住んでいる主人公が、怪我をした。養生のために、城崎に行き、長期療養を旅館に泊まりながらする中での日常をつぶやいている。

蜂が死にゆく姿を見て、人間も最後は、こういう風に死んでいくんだなーって冷静に分析しているのがシュールで面白いなって思った。

数ページの小説だったので、あっという間に読めた。

こういうシュールな作品を、中学の時に読んで、自分は、何を感じるのかなって思ってしまった。

そんな城崎温泉。

なんだか、若い人にも外国人にもうけそうな、おしゃれな雰囲気!

誕生日お祝いの滞在先は、創業350年の山本屋という旅館!

城崎温泉 山本屋|城崎温泉街の中心にあり、外湯めぐりに最適な老舗宿です。
城崎温泉『老舗旅館 山本屋』。但馬牛、かに料理等、地元の食材をふんだんに生かした料理と城崎地ビールでおもてなし。内風呂の貸切露天風呂や外湯めぐりをお楽しみいただけるお宿です。

1泊という短い滞在の場合は、まず、ロケーションの良さを選んでいる。

そうすれば、夜も朝も、町を満喫できるからだ。

そして、今回の大きな決め手は、この山本屋さんの直営工房で、地ビールを作っているそうで、それを楽しみたい!ということだった。

私は、長らくのワイン好きだったのだが、一度、過労で急性胃腸炎になって、救急車に運ばれてから、ビール派になった。(その時の記事↓)

日本もここ数年、クラフトビール屋さんが、物凄く増えていて、とても嬉しい!

宿で地ビールの生ビールが飲めるなんて最高!

旅館の中は、和の建物なのに、洋の香りをうまく取り込んでいて、とっても素敵。

お部屋も柳通が見渡せる最高の景色。

城崎温泉は、7つの外湯めぐりが有名。

ちなみに、旅館の中にあるお風呂のことを「内湯」、外にある共同浴場のことを「外湯」と言う。

城崎温泉の歴史は古く、なんと1300年。

内湯だけでいいと思っていたのだが、旅館にチェックインしたら外湯巡りのパスをもらったので、おや?これは、1つは、試しておいた方がいいかも!と予定を変更していくことにした。

外を見ると、若い人たちが、雨の中、かわいい浴衣を着て、からんころんと下駄の音を鳴らしながら、外湯に向かっている。

しかし、この日に更に1歳、年老いた私は、可愛い浴衣で、寒い中、足を濡らすという選択肢は、全くなく、ばっちり防寒、防水対策を取って町に繰り出した。

中心の柳通り、また駅の方をぶらぶらしても1-2時間あれば、じっくり見れる。

だんだん暗くなっていい感じだ。

夕食時間の18時に合わせて、となりにある、外湯、「一の湯」に行って、温泉に浸かる!

一の湯は、外観から、迫力がある。

温泉は、岩盤を掘った、「洞窟風呂」が魅力。

大きな、岩の洞窟のドームのようなものに包まれるような感じで、味がある!

体もぽかぽかして、隣の山本屋に戻る。

さあ、お待ちかねの食事時間。

私の誕生日のお祝いにと、ビールを1杯、宿からのサービスでご馳走になりました。

こういう心遣いが大変ありがたい。

飲み比べセットを楽しんだのが、喉が鳴る美味しさだった!

4種類。

左から、ピルスナー、スタウト(黒ビール)、ヴァイツェン(白ビール)、そしてカニビール!

カニビールは、蟹が入っているのではなく、蟹料理に合うビールを開発したそうだ。

アルコール度数も6%とちょっと高めなので、体も温まる!

私は、通常、ヴァイツェン(白ビール)ファンで、ここの地ビールのフルーティな口当たりは、高得点だった。

しかーし!!それを上回る、美味しさの、このカニビールは、ぐっとくる美味しさ!

飲み比べの他に、3杯飲んでしまった!

どうしてそこまで飲めたかって、ベテラン料理長の作る、心のこもった、こだわりの夕食が美味しかったからだ!

旬の前菜や、茹でカニ、新鮮なお造り、茶碗蒸し、カニしゃぶ、海老、野菜の天ぷら、また、但馬たじま牛を生まれて初めて食べたが、ステーキがとても柔らかかった。

朝食もお粥や、焼き魚、そして分厚い、卵焼きがとっても美味しかった。

こういういいおもてなしの旅館に滞在するのっていいなって改めて思った。

たっぷり寝て、翌朝、チェックイン前に、もう1回、外湯に行ってみようと、7つの外湯の中で、一番古い「鴻の湯」に行った。

ここは、約1400年前、コウノトリが傷を癒していたことから源泉が発見されたという逸話があり、旅館の前で、コウノトリがお迎えしてくれた。

露天風呂は、庭園の中にあり、「しあわせを招く湯」として親しまれているそうだ。

今度は、春や、秋の気候の時に来て、残りの5つの湯に、浴衣を着て、入ってみたいものだ。

そんなわけで、城崎温泉を後にして、京丹後へと旅は続きますー!!

<思い出ブログ> 悲しい事にロシアのウクライナ侵攻から、もう1年が経とうとしています。極寒の中、苦しんでいる人々を思うと、とても胸が痛みます。

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